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きんえんSwitter

医者の心の目で日々を綴ります

厳選

2024年04月01日 | ヘルスリテラシー
片づけ上手の友人に助けてもらって、家の中の不用品をあれこれと処分しました。

今住んでいる部屋に引っ越してきた時、部屋が広くなったので、ひとまわり大きいサイズのテレビを買ったのですが、それまで使っていたほうは壊れたわけではなかったので、ベッドルームのセカンドテレビとしてそのまま持っていました。

ですが、結局寝室ではテレビは見ず、ずっと電源を抜いて置いてあるだけだったので、リユースショップに持っていってみました。

ところが、液晶テレビでも10年以上たっているものは買い取りしないと断られ、結局、電気店に持ち込んで、7千円以上の処分費用を支払うことになってしまいました。

電化製品は、買い替えの際に古いものを引き取ってもらうのが最も賢い方法だということですね・・・
もっと早く処分すればよかった・・・

そのほか片づけたものは、学生の頃から買い溜めていた音楽CDや本、そして趣味の着物や帯。

文庫本の類は、読み終わったら勤務先病院の書棚に寄付しているので、あまり手元にはないはずだったのですが、改めて見直してみたら、今回20冊ほど処分することになりました。

手放した着物や帯は、着物友達に譲ったものも含め、かなりの数になりました。
今後も趣味で着物は着るつもりでいますが、「毎日着物生活」をしない限り、着きれないくらいたくさんあるので、本当に気に入ったものだけを残すように整理することにしました。
実際にそうしてみると、これまで以上に着ることを楽しめる気がしてきました。
ちょっと新しい感覚です。

ほかにも、友人のアドバイスで、不要な家電をいくつか清掃センターに持ち込みました。

これまでよりも空間が増えてスッキリした戸棚やクローゼットの中を眺めると、気持ちがスッキリします。
もっともっと身軽になろうと思います。
自分の体重も一緒に減ってくれると申し分ないんですけどねえ。







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老化防止の秘訣

2024年03月13日 | ヘルスリテラシー
バレンタインデーに20本の赤いバラの花束をいただきました。

もう1か月たちますが、まだ2本だけ元気に咲いてくれています。

お花屋さんが花束を届けてくださった際に、切り花長持ち剤も一緒にいただいたので、最初はそれを使いましたが、その後は水だけです。

切り花を長持ちさせるためには、いくつかポイントがあります。

基本の1は、花瓶の中の水を清潔に保つこと。

そのためには、水につかる余分な葉を切り落とします。
花瓶の内側のぬめりを洗いつつ、水をこまめに交換します。
水の量は多すぎず、少なすぎず。

細菌の繁殖を防ぐために、ハイターや中性洗剤をごく少量混ぜる方法もあるようですが、やってみたことはありません。

十円玉(水中の有機物を吸着させるらしい)や浄化作用のある石(備前焼のかけら等)を一緒に入れておく方法もありますが、まめに水替えをするのが一番確実な気がします。

基本の2は、花が水を吸い上げやすくすること。

そのために、生ける時に、かならず水切り(水の中で茎をよく切れるハサミで斜めに切って、水を吸い上げさせる)をします。
水を換える際に、切り口が黒ずんできているようだったら、切りなおしをしています。

市販の長持ち剤には、糖分が入っているものがあります。
切り花は根からの栄養供給がされなくなってしまっている状態にあるので、花が元気にすごすためのエネルギー成分として加えられているわけですね。
食べられなくなった時に使用する点滴剤にも、ブドウ糖が含まれています。


ですが、花の老化防止の一番の要因は、なんといっても愛情でしょう!!




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春の揺らぎ

2024年03月04日 | ヘルスリテラシー
3月に入りました。
まだ気温は低いですが、陽光は明らかに変化してきています。
春の兆しが、そこかしこに見られるようになりましたね。

この時期は、なんとなく心がザワザワして、落ち着かない気分になることが多いです。

年度末で、学校や職場では人の出入りが激しくなるからかもしれません。

世の中の生き物が放つエネルギーの影響を受けているのかもしれません。

デパートなどで、自分好みではない、モヤっとしたパステルカラーの服が一気に増えるせいもあるかもなあ・・・

暖かくなってくると薄着になり、冬のあいだ、衣服で隠していた部分がさらけ出されるようになるのも、心がざわつく原因かもしれません。

毎年この時期になると、洋服売り場の試着室の中で、ムダな皮下脂肪を憎々しげに自分の指でつまみながらため息をつくのが常です。


週末にデパートをぶらついていて、ちょっと目に留まったスカートがありました。
声をかけてきた若い女性店員さんが、そのスカートを、ピカピカに光った美しい素足にハイヒールを履いて、カッコよく着こなしているのを見て、試着してみる気持ちが失せました。

若い時の肌は水分が多くて、ピチピチしています。
とはいっても・・・

オイルをたっぷりと塗りたくったら、私の脚もピカピカになるかしらん?!

彼女は、ネイルも最強に美しかったです。


春は色々な変化に心が追い付かず、不安になることもあるかもしれません。

春を楽しみながら、マイペースで、ポジティブに過ごしましょう。





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早起きは三文の徳

2024年02月05日 | ヘルスリテラシー
今日は午後から明日にかけて雪が降るというので、車をやめて、バスで出勤しました。

温暖化の影響で、ほとんど雪が降ることがなくなったので、冬用タイヤに履き替えるのを今年からやめたのです。

通勤日はバスに切り替えればよいのですが、遠出の予定があるときに、雪情報があると困りますね。

今朝は見事な朝焼けをみることができました。
刻々と劇的な変化を見せる美しい空模様は、映画を観ているようで、お弁当を作りながらも目が離せず、ついカメラのシャッターを押しにベランダへ。

「早起きは三文の徳」を実感した朝でした。




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オキシトシン

2024年01月19日 | ヘルスリテラシー
みなさん、毎晩よく眠れていらっしゃいますか?

質の良い睡眠は、健康の基本。
ぐっすりと眠れた朝は、からだも心もすっきりとして、気持ちがいいですね。

私はここ数年、あまりよく眠れていません。
ホルモンバランスの影響が大きいと考えています。

カフェインを含むお茶は午前中だけと心がけ、日中はからだを適度に動かす、寝る前はなるべくスマホを見ない、夜更かしをしない、朝日をしっかりと浴びる等、良い睡眠を得るための日常生活の工夫をしています。

年末年始の休暇中は、とてもよく眠れました。
仕事から完全に離れ、ストレスがなかったからだと思います。

今思うと、もうひとつ、犬と一緒に過ごしたことも重要な要因だったのではないかなという気もしています。

犬がこちらを信頼してくれて、リラックスした様子で寄り添ってくると、すごく幸せに感じました。

彼を撫でていると(お互いに)、幸せホルモンの一種であるオキシトシンが分泌されて、ストレスが緩和されるのです。

愛情を伴ったスキンシップは、心の安寧をもたらすものであることを改めて実感しました。


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2024 辰年

2024年01月16日 | ヘルスリテラシー
年末年始はどのようにおすごしでしたでしょうか?

今年は辰年。
年末年始は、立つことや歩くこと、自分の足について考える機会が多かったです。

私は月一回、ネイルサロンに通っています。
股関節に持病があるので、足の爪を自分で切りづらいからです。

爪のお手入れをかねて、毎回ペディキュアもしてもらっています。
ペディキュア後すぐには靴を履けないので、素足に下駄を履いて帰るのですが、冬場は厚いレッグウォーマーでなるべく足を冷やさないようにしながら、急いで帰宅します。

ネイルサロンといえども、人前に足をさらすので、日頃から足を清潔に保ち、保湿クリームを塗るようにして、恥ずかしくないような状態を保つように心がけています。

足指の美しさを意識することは、とても重要なんです。
水虫などの病気の予防になりますし、なんと、ロコモ予防にもつながります。
何才になっても、自分の足で立って歩きたいですね。


本年もどうぞよろしくお願いいたします。









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大麻入りグミ

2023年12月03日 | ヘルスリテラシー
数年来通っているフランス語会話教室でのこと。

その日は教科書を使わずに、テーマを決めて、クラスメイトたちと自由に会話をするという週でした。

テーマは「相談したい困り事」。

ある人の相談は、「最近だるくて、やる気が起こらない」というものでした。

朝起きるのがつらくて、休日もどこにも出かけず、家の中でごろごろして過ごしているのだとか。

この相談に対して、まず、あるクラスメイトが提案したアドバイスは、「サプリメントを試したら?」でした。

いやいや、それってマズイでしょ。
私はすぐに反論しました。

この場合、ファーストチョイスのアドバイスとしては、適当ではないと、私は思ったからです。


たとえば····

疲れたから、元気になるサプリメントを飲む···

やる気が起こらないから、パワーを溢れさせてくれるサプリメントを試す···

眠くて仕事や勉強に集中できないから、眠気を打破してくれる飴を食べる···

気分をリラックスさせてくれるグミを食べる····


こういった感覚で気軽にサプリメントを摂取していると、いつか、大麻や覚醒剤入りの飴やグミを勧められるまま、口にしてしまうことがあるかもしれません。


ちなみに、彼女のはなしをよーく聞いてみると、夜遅くまでひとりでスマホ動画を見ていて、明らかに睡眠不足になっていました。
首や肩も凝って、頭痛がすることがあるとか。

根本原因は何なのかを考えずに、安易なアドバイスをしてはいけません。


さて、彼女が毎晩、スマホで映画を観ているとき、夫君はいったい何をしているのでしょうか?!

お互い昼間は働いているのですから、夜は愛する夫君と二人でゆっくりすごせる時間のはずなのでは?!

私はそのことも気になったので、尋ねてみました。

彼女の答えは「彼は別室ですでに寝ている」というものでした。

根本原因はもっと他にもありそうです。











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数字だけ見て悶々とする日々

2023年11月24日 | ヘルスリテラシー
私は呼吸器内科を専門とする医師ですが、現在職場では、検査科の管理職という立場で働いています。
ですから、自分の専門外の、色々な患者さんの検査数値を眺めることが多くなりました。

急激な数値の変化や、かなり正常値から逸脱した数値が見られた場合、それを「パニック値」といって、検査担当の技師から口頭で必ず主治医に報告することが義務付けられています。

以前はそれだけで終わっていましたが、私が検査科管理職に就いてからは、パニック値が検出された時点で直ちに私にも報告してもらうように変更しました。

パニック値報告があると、私は患者さんの電子カルテを開き、なぜそのような数値になったのかを、病態から考察しています。

場合によっては、原因を明らかにするために、追加の検査が必要と思われれば、臨床側に情報提供することもあります。
また、すぐに対応しないと命にかかわるような電解質異常などは、念のため担当看護師たちにも情報提供して、医師に速やかに対応するよう促すことを助言したりもします。

毎日こういう作業をするようになって、私は患者さんを実際に診ているわけではありませんが、色々な患者さんの病状を数字から思い描けるようになってきました。

時には、カルテを眺めながら、悶々とした気持ちになることがあります。

輸液をしたほうがいいのでは?
痛み止めをモルヒネに変更したほうがいいのでは?
血糖コントロールのために、もっと助言できることがあるのでは?
等々

けれども、実際に患者さんを診ないことには、適切な判断はできないので、治療に関して口を出すことはしません。

私がすべきことは、患者さんの状況を検査技師さんたちに説明し、検査データから病態を理解する力を育てる手助けをすることです。
そのとき、私の悶々とした気持ちも同時に共有してもらっています。


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かかとのガサガサ

2023年11月23日 | ヘルスリテラシー
寒くなってくると、肌の乾燥が気になるという方、多いのではないでしょうか。

実は、季節に関係なく、年齢を重ねるほど、肌は乾燥してきます。
始まりは、かかとやひじから。

私は30歳をすぎたころ、かかとがカサカサし始めました。

それまで、虫刺されや擦り傷、切り傷、思春期のニキビなど、様々な肌のトラブルを経験してきていましたが、カサカサするのは初めての経験でした。

とても不思議に思ったので、ある日、祖母に訊ねてみたのです。
コタツにあたってくつろいでいる時と記憶しているので、おそらく季節は冬だったのでしょう。

「なんだか最近、かかとがカサカサするんだよね。どうしてかな?」

「ははは(笑)、それはね、年を取ってきたということよ」

祖母の答えは明瞭、かつ衝撃的でした。

今思えば、あの頃すでに私は医者になっていましたが、カサカサが皮膚の乾燥によるものだということも知らなかったのでした。
いえ、たとえ知識はあっても、まさか、自分のかかとがカサカサしてくるなんて、想像すらしていなかったのでしょう。
それくらい、若く、かつ未熟者だったのです。

肌の保湿は、入念にしましょう。
乾燥は外敵からのバリア機能の低下に直結するからです。
近年では、アレルギー反応を引き起こす原因ともいわれるようになりました。

ひどい乾燥には、ワセリンが一番効果的。
ワセリンを塗った後、しっかりと靴下や手袋を着用してカバーすると、保湿効果がアップします。

ちなみに、履くだけでかかとがツルツルになるという靴下には、かかと部分にラップのようなシートが縫い込まれていて、肌からの水分蒸発を抑えているのです。

ピュアなワセリンだとベタベタしすぎるという場合は、成分表示を確かめて、ワセリン成分が含まれている保湿剤を選ぶといいかもしれません。

尿素クリームはかゆみを伴う乾燥に良いと広告されています。
尿素には角質をとかす働きがありますので、場合によってはピリピリすることがあります。
かゆみはそもそも、乾燥が原因なので、ワセリン系でしっかりと保湿することが第一の基本と覚えておきましょう。

肌用オイルもいろいろな種類があります。
肌なじみ感や保湿効果はそれぞれなので、店頭で実際に試してから決めるといいと思います。

私はなるべくピュアなオイルを選ぶようにしています。
場合によっては、好きな香りの精油を混ぜて使うと、香りによる心への効果も期待できて、一石二鳥ですね。








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試してみる気になった?

2023年11月21日 | ヘルスリテラシー
寒くなってきたので、朝起きた時はまず足と腰のストレッチをしています。

昨日、いつものようにジムに行ったら、「今のお仕事をやめたら、何のお仕事したいんですか?」と、トレーナーさんたちに笑顔で尋ねられました。

同じスポーツジムに通っている同僚に、「今の仕事を引退したら、ジムのトレーナーになろうかな・・・」と冗談半分に言ったのが、さっそく伝わっていたのでした。

「ここのトレーナー(笑)」と答えたら、みなさんにとても喜んでいただき、楽しく筋トレができました。

人生100年時代とあちこちで言われるようになって、ますます健康志向が高まっている気がします。

特に、寝たきりを予防するためには、日々の運動がとても大切なことが様々な研究でわかってきました。

でもこの世の中、運動が好きな人ばかりではないですよね。
私も学校のクラブ活動はずっと文化系でしたから、自ら運動する習慣はまったくありませんでした。

けれども必要に迫られて運動をしてみると、精神的にも良い影響があることが実感されて、いまではジム通いがすっかり習慣になりました。

スポーツウェアに着替え、シューズも履き替えて、いざ運動・・・となると面倒に感じるというのもわかります。
仕事帰りにちょこっと運動できるジムが巷で流行り始めているのは、そういうわずらわしさがないからなのかもしれません。

それでも、ジムに出かけるのが億劫という人のために、耳寄りな研究結果が発表されています。
筋トレの効果は、最低でも、1日3秒、週3日行えば得られるというのです。

研究では、ダンベルを持った腕をゆっくりおろすといった動作を1日3秒行うのを、週2日群と週3日群で比較したところ、4週間後の調査では、週3日行った群で、腕の筋力変化に有意差があったというのです。
日数を増やせば、より効果が得られやすいことも示されています。

ただし、研究対象は大学生でしたので、若い人と年配の人とでは効果に差があるかもしれません。

でも、その程度なら歯を磨きながらや、朝のメールチェック時などでも、できそうだな、という気持ちになりますね。

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/sms.14138

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