今回はRHD2-U500のHDDの交換作業報告になります。
交換用に購入したHDDはこちらです。 Sofmapにて9,780円で購入しました。当然2個購入しています。WDのHDDには現在、回転数や消費電力の違いなどでいくつかのシリーズがありますが、こちらは消費電力が最も低いものです。
内蔵されていたHDDはSeagate製のものですが、1プラッタあたりの容量が大きく、多分1プラッタしか搭載されていないため、WDに比べると厚さがかなり薄くなっています。交換はカートリッジを空けてHDDを入れてネジを締めるだけですので、1個当たり2~3分の作業でした。
次にカートリッジを本体に入れてファンクションボタンでモードをミラーリングにするだけで設定は終わりです。あとは無事にPCで認識するかですが、USBケーブルをつなぎコンピュータの管理の中のディスクの管理を見ると初期化されていない状態のディスクが現れました。あとはフォーマットするだけですので、完了後の表示では931.46GBとなっていました。
前回はカートリッジの構造の単純さに不満を述べましたが、HDDの交換作業に関して言えば、PCの内臓HDDの交換よりもむしろ簡単です。そのため、万が一HDDが故障しても、高価なカートリッジを購入しなくてもバルクのHDDで対応出来るので、外付けのRAID対応のHDDケースとしての使い勝手は良いと思います。ただし、全てのHDDが動作するとは保証できません。また、より容量の大きいHDDが認識するかはわかりません。
こうなるとやはり、空のカートリッジを安価に提供してくれるなら、このシリーズの商品が自作派にも人気が出ると思うのですが。I・Oさん是非お願いします。
ここで、ふと疑問に思ったのですが、自作派の人が余ったHDDを外付けのケースで有効利用するのはわかるのですが、この製品のように本来割高なものを購入するのはどういった層の人たちなのでしょうか。確かに内臓HDDを増設することが出来ない人あるいは出来ない機種を持っている人には外付けのHDDは便利ですが、そういう人たちがRAIDを求めるとは思えません。どちらかと言うと初心者向けの外付けHDDにどちらかというと上級者向けのRAID機能を持たせることでターゲットをどうしたいのかわかりにくくなっているように思いました。