こっちの新聞から拾った写真ですが、檻の中に入っている人は犯罪者では無く普通の乞食の人達です。神社か寺か分からんけど、門前の出店に何十万人か集まるらしく、買物客の邪魔にならないように乞食の人達は沿道の檻の中に入れられているようです。
意外と中は悲壮感も何も無く普通の感じです。寧ろ和気あいあいとしています。檻の長さは５０ｍくらいです！
左側の写真の上の白い看板には臨時救護所と書いてありますが、映っている人達は救護されている人ではありません。何十万人もお客さんが来るならここ入ってでもお金を貰う方が得なんでしょうな。実際北京の我が家の近所にもプロ乞食の方が沢山いらっしゃいます。この辺では一番の繁華街なので人通りは多いです。地下鉄駅前とうちのマンションの外等のこの町内の一等地には定位置で常時一人が蹲っていますが、実際は同じような衣服を着た人が交代で蹲るようです。さらに、その一等地から500m程離れた所にあるバス停に彼らがバスで出勤してくる様子を私は何度も見ています。事情を知らない人達は上の写真および記事を読んで、人権無視とか思うかもしれませんが、檻の中の人達は恐らく何とも思っていない筈です。この国では基本的に本当の意味での最低の生活は乞食をしないでもやっていけます。日本の生活保護受給者も、、とか書くと五月蠅いからやめときます。でも、例えば日本の受給者が例えば生活保護受給者には普通の現金を支給せずに全て商品券にして、ビールとかスマホとかそういうものを買えないようにする政策は必要なのではないだろうか？ちょっとナメてますね。今の政権が続くとまだまだ増えるだろうな。
そういや中国に来て早9ヶ月が過ぎましたが、そろそろ国に戻ることを検討しはじめました。日本人だと言うだけで、色々とやり辛い状態は長引きそうです。言葉だけは少しは覚えたけど、中国語は日本に帰ったら結構早く忘れてしまう自信はある。日本に帰ってまで勉強する気にならない言語です。この9カ月ちょっとを例えば米国にでも行ってたら英語も上達して日本でも勤め易かったんだろうな。といっても言葉を勉強しに来た訳じゃないし、あの女の家族のことも仕事のしくみも分かったし、何より困ったことが有ったら誰に泣きつくのがいいのかを少し理解できたのが収穫だった。尤も何の役に立つのか分からない知識が増えた。とにかく、もう少し居ると思います。最長年末位まではこっちでやりかけたことを片付けないといけない。
今日は大使館からも自粛するように言われている日本人のタクシー一人乗りをやった。ちょっとむしゃくしゃしていて夕方から汚い食堂で白酒を結構飲んで酔ってたせいか、運転手からも何も意地悪はされなかった。タクシーの中でも豆をこぼしながら、小瓶の白酒をちびちびと飲んでた。下のメールにあるように大使館というか21世紀飯店あたりは交通規制みたいになって警官が結構いたな。今から、下のメールの注意点をもう一つ守れないな。夜間の一人歩き。といっても、マンション内の日本料理屋で一杯やるだけです。日本にいるあの女と久しぶりに大ゲンカです。今月一時帰国しても関東には行かないかも？今月初めに僕が少しシンセンを離れて、マカオからシンセンに戻った頃から少しムカムカしていました。とにかく久々に酸欠になる位怒った（怒ってる）。
【夕方5時半のメール】
中国国内における抗議デモに関する注意喚起（９月２１日）
平成24年9月21日
在中国日本国大使館
１９日以降、在中国日本国大使館前での大規模な抗議デモは行われておりませんが、一部交通規制が行われており、当館にアクセスしにくい状況が続いています。
また、今週末（２２日及び２３日）、抗議デモが発生する可能性は排除されませんので、中国に滞在中の皆様におかれましては、引き続き当館及び各総領事館より出される注意喚起を確認するとともに、以下の点に注意し、慎重な行動をお願い致します。
○不要不急の用務で当館（或いは各総領事館）に近づかない。
○外出する際には周囲の状況に格別の注意を払い、広場など大勢の人が集まるような場所では特に注意する。実際に集会やデモ行進が行われている現場には近寄らない。
○一人での夜間外出は控える。
○昼間であっても、周囲に注意し、日本語で大声で話をする等は控える。
○できる限り一人でタクシーに乗車しない。
