
◆ウクライナ 0―4 スペイン
【ス】シャビ・アロンソ(13)、ビジャ(17,48=PK)、トーレス(81)
※立ち上がりから再三チャンスをつくったスペインは,13分にシャビCKをシャビ=アロンソがヘッドで決め先制。4分後にはペルニアが得たFKをビジャがキック,これがDFに当たってゴール。
ウクライナはシェフチェンコを先発させたが,怪我の影響もあってか,精彩を欠いた。後半に攻撃陣を2人入れ替えたが,トーレスをエリア内で倒したDFヴァシチュク■。PKをビジャが決め加点。81分,プジョルがパスカット,突破すると,パスを受けたトーレスが豪快に蹴り込みダメ押し!アラゴネス監督就任後23戦無敗のスペインが最高のスタートを切った。
《スペイン》
・2GOALのビジャ
「ゴールを決められたのも嬉しいけれど,スペインが勝てたのが最高だね。これがスペインの素晴らしいW杯の幕開けになることを祈るよ。今日はみんなが全力でプレーしたし,ファンも喜んでくれた。これからも続けたいね」
《ウクライナ》
・ブロヒン監督
「負けたのももちろんだが,戦うこともできなかったのが残念だね。暑さにやられてしまった。選手たちは,実力を発揮できなかった。練習で見せてきたようなプレーがまったくできなかった。それに,退場者を出してからは,強敵相手に,この暑さで,ますます難しくなったよ。これからは先を見ないといけない。まだ2試合ある。大事なのはチュニジアとサウジアラビア戦までにチームを立て直すことだ。まだ終わったわけじゃない。先は長いんだ」
◆チュニジア 2―2 サウジアラビア
【チ】ジャジリ(23)、ジャイディ(93)【サ】アル・カフタニ(57)、アル・ジャバー(84)
※スペインが頭1つ抜け出ているH組で三つ巴になると予想される2位争いを占う意味で重要な一戦。序盤は互いにチャンスを作れず進んだが,23分,右サイドで得たFKから,こぼれ球をジャジリがジャンピングボレーで決め先制!1-0のまま後半突入。
サウジが猛攻を仕掛け,57分,裏へ飛び出したノールの折り返しをカフタニが決め同点。その後もサウジペースで試合が進み,84分には4大会連続出場のアルジャバーが1人抜け出し,GKとの1対1を冷静に決め逆転!しかし4分間のロスタイム,パワープレーで1点を取りにいくチュニジアが,左からのクロスをジャイディが頭で合わせ同点。試合はこのまま終了。前回大会では初戦ドイツ戦で0-8と屈辱的な大敗を喫したサウジは勝利を目前に勝点3を逃した。チュニジアは,今大会のアフリカ勢で初めての勝点獲得。
◆順位
チーム│勝点│勝│分│負│得│失│差
1:SPA│03│1│0│0│4│0│+4
2:TUN│01│0│1│0│2│2│0
2:SAU│01│0│1│0│2│2│0
4:UKR│00│0│0│1│0│4│-4