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冷水点て 葉蓋

2019-06-15 15:30:08 | Weblog

 

夏の暑さを忘れる冷たい水だけでの、薄茶のもてなしのお点前です。


①点前畳の常の位置正面から左(畳幅の三分の一位の位置)に冷水を満たした水差しに、蓋の代わりに水差しの口を覆えるしっかりした葉(毒性や匂いのないもの)をかぶせて、用意する。水には氷も浮かべて十分に冷やしておく。
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②茶道口で総礼の後、仕組んだ茶碗と茶入れを持ち込み、正面より右に(畳幅の三分の一を両器の中心にして)置き据える。
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③こぼしに茶巾台を入れ、柄杓を架けて持ち込み、左太ももの脇に置く。
④居ずまいを正してこぼしを膝頭近くへ上げる。
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⑤茶碗を右手前、左中央、右中央の順に三手で取って正面に据える。
⑥茶入れを右手で茶碗の手前に据える。  
⑦袱紗を捌いて茶入れを清め左手で茶碗の在った位置へ据える。
⑧袱紗をたたみ直して、茶杓を清め茶入れの上に置き、茶筅を茶碗から取り上げて茶入れの在った位置へ置く。
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⑨茶碗を手前に引いて、葉蓋を水差しから取り上げ左脇に置く。
⑩柄杓をこぼしの上から取り上げて構え、茶巾台を右手で取ってこぼしの先、水差しとの間(蓋置を常に置く三々の位置よりはずっと膝近く)に置く。
⑩茶碗から茶巾(千鳥にたたんだもの)を取り出し茶巾台の上に置く。
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⑪柄杓で水を汲んで、茶碗にあけ茶筅通しを行い、水はこぼしにあける。
⑬茶巾を取って茶碗の中を湯の字に拭いて、茶碗内の茶巾を半分ひろげながら茶碗の向こう縁に架け、茶碗の縁を三度に分けて拭き、茶碗を置いて、茶巾を茶巾台に戻す。
⑭ここで、正客に預けてあった菓子を皆さんんで食するよう勧める。
⑮茶杓と茶入を取り上げ、茶を二さじすくって茶碗にあけ、茶杓を茶碗に打って茶入茶杓を元の位置に戻す。
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⑯水指の水を茶碗に注ぎ、茶筅で攪拌し、茶筅は元の位置に戻して茶碗正面を客に向けて常の位置に置いて勧める。
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⑰客が茶を頂く時に会釈を返し、一口の挨拶に手をついて挨拶を受け、そののち茶巾台の茶巾をこぼしの上で絞ってひろげ、常のようにたたみ直して茶巾台に置く。
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⑰末座の客まで、茶を飲み終えたところで、帰った茶碗を水ですすぎ終えると、お仕舞いくださいの挨拶を受けてから、茶碗に水を汲み、茶筅通しを行う。
⑱茶碗の水をこぼしにあけ、茶巾を仕舞い茶筅をその上に仕舞い、茶杓を清めて茶碗にかける。
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⑲茶入れを動かし、茶碗を戻し、茶巾台をこぼしのすぐ先まで戻し、柄杓をこぼしにかけ、葉蓋を閉じる。
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⑳柄杓を構え蓋置を持たせ、こぼしを左にさげて回って茶道口より水屋へ戻る。
㉑茶入と茶碗を、両手に構えて持ち茶道口へ戻る。
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㉒茶入れと茶碗を前に置いて総礼で席を終える。
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※注
①柄杓の扱いは全て結び柄杓とする。
②水指、茶入れ、茶碗など器は涼しげな夏の風物などを配した物とする。ガラス器でも良い。
③席を開く前に運ぶ菓子も夏らしい水菓子などが良い。
④茶巾を千鳥にたたむには、別に掲載してあるので練習し、当日は新たな茶巾を使用すると千鳥の羽や足が綺麗にたためるので、できるだけ新しい茶巾を用いる。
⑤葉蓋はその席だけのものとし、折りたたんでこぼしに押込んで持ち帰ることも多い。
⑥正客の一口の挨拶の後は、話題も自由、茶器等の拝見は殆ど行わない。


お点前のポイント
・蓋置を使用しないので、柄杓を蓋置に引くことも無く、茶碗・茶入れを正面に据えて、茶入れ・茶杓を清めるのを最初にすることがお点前をスムーズに運ぶコツです。

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