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捨てられたアイデアが最先端!温室効果ガスから“肉”を作り出す!?

捨てられたアイデアが最先端。
温室効果ガスを有効活用したら“肉”を作り出すことが可能に!?
二酸化炭素使用だからカーボンマイナス!
アメリカのスタートアップ[Air Protein]が成功したそうよ。




最近は大豆などの代替え肉も増えてきた。
けれど人はやっぱりお肉大好き(≧∀≦)
実際には世界で肉の消費量は増加する一方。
2050年には、世界人口が100億人に達すると予想されている為、肉に代わるタンパク質を見つける必要がある。
うちの地元の大学もコオロギ食をガンガン作っている。


そんな状況で、物理学者のリサ・ダイソンと材料工学者のジョン・リードの2人が注目したのは、米国宇宙局(NASA)のある研究だった。
1697年に書かれた研究資料の中の一つに、宇宙飛行士が吐き出す二酸化炭素と微生物を結びつけて食料を作り出すというアイデアがあったんだって。
ダイソンとリードは、このコンセプトに触発され実装することにし、2008年にスタートアップである[Kiverdi]を設立した。
Kiverdiは、リサイクルされた二酸化炭素をパーム油や柑橘系の油の代替品に変える、微生物ベースの食品を製造する会社だそうだ。
それから、空気から肉を作り出すことを目的としたスタートアップ企業として、2019年に設立したのが[Air Protein]だ。


……(゜-゜)……空気から肉……?
肉汁ほとばしるステーキ?
…二酸化炭素から…?
いまいち内容がピンとこない。
なんでもヨーグルトを作る時と同じ手法が用いられているんだとか。


水素が栄養微生物を発酵タンク内で培養
→二酸化炭素、酸素、ミネラル、水、窒素を混ぜて与える
→肉のタンパク質と同じアミノ酸組成を持つ、タンパク質が豊富な粉末生成


……(-- )
やっぱりよく分からないけれど、タンパク質の製造に二酸化炭素を使用することで、カーボンマイナスのメリットがある。
牛の飼育に必要な150万分の1の規模の土地ですむし、水も15000分の1に減らせるそうだ。
この技術があれば、農家や酪農家でなくても肉作りができるのだろうか?
めざとい企業が食いついているようだ。


もともとは1967年に書かれた研究資料にあったアイデア。
55年も前に、空気からお肉を作っちゃれ、と考えた人がいることに驚く。
宇宙開発が火星まで到達することがなかったことから、ほぼ捨てられたようなアイデアに時代が追いついたのかな?
NASAに限らず、様々な分野の会社でいろんな研究はされていただろうから、残っている資料を改めて見直してみるのも良いかもしれない。
会社の資料室が宝の山だったりしてね。
凄い最先端の発想が見つかるかもしれない。

参考:WIRED(2022/03/15)
ご訪問ありがとうございましたm(_ _)m

コメント一覧

tataraworks-lynx50
@eiyou-km eiyou-km様、コメントありがとうございます。
研究自体は何年も前から進んでいるので、飼料やら水やら二酸化炭素量やらは計算済みです。
今は、私たち一般人が当たり前に代替え食を食べる時代に入ったところですかね。
ヨーグルトからプリン、パスタ、カルピスに至るまで大豆で作った製品が身の回りに増えてますし、無印良品でも昆虫食は販売されています。
中小企業ならともかく、大企業はSDGsへの取り組み姿勢を見せないと企業価値に繋がりませんので、商品は増える一方だと思います。
eiyou-km
お早うございます!
牛肉1㎏作るのに飼料のトウモロコシ換算で何キログラム必要だとか。
今後、昆虫食、大豆食の研究・開発が進むのでしょうか。KM
tataraworks-lynx50
@29qlove ラムネちゃんとキーちゃんのママん様、コメントありがとうございます。
ほんとほんと、私もこの記事を読んだ時、「嘘やん」って思いました(笑´∀`)
空気から肉が作れたら、何でも作れそうですよね。
今、世界中で食糧不足、価格上昇で困っているニュースが流れていますが、こういうスタートアップ企業にめざとい会社が権利をガッツリ握って儲けるんでしょうね。
日本もいろんなスタートアップ企業が増えて欲しいです。
特に田舎。
作れる条件はあるけれど、挑戦する勇者がいないんですよね、田舎は。
今がチャンスなのになぁ。
29qlove
いゃもうドラえもんもビックリな世の中に。
( °_° )!
人間は増えると自然の法則(?)必然的に戦争が起こり、数を減らす方向にあるという歴史の中でまたしても紛争が起こりつつある悲しい生き物ですが……
こうして食に関する進歩や科学力も、人間という類人猿をまたしても増やしてしまう方向へ…?と考えたらちょっと考えものですね…でも食べ物に困る人が世の中にいる限り、何とかしようという発明者の心意気や知恵が素晴らしいですね。
知恵や技術が悪い方へ使われませんようにと願うばかりです。

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