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総監に難あり!『マル暴総監』(今野敏著)あらすじ・ネタバレ感想

今野敏著『マル暴総監』あらすじ、ネタバレ感想。
『マル暴甘糟』のシリーズ第2弾!
総監の秘密を知ってしまった最弱マル暴刑事・甘糟の奮闘ぶりがたまらない。


今野敏著
『マル暴総監』
発行:株式会社実業之日本社
カバーデザイン・舘山一大/カバーイラスト:龍神貴之
今野敏著『マル暴総監』 tataraworks

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◆『マル暴甘糟』関連記事

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『マル暴総監』のあらすじ 

半グレと半ゲソがにらみ合っていると通報を受け、一応現場に赴いた甘糟。
見物人の中に多嘉原連合の唐津晃がいた。
どうやら一方が多嘉原の半ゲソのようだ。
そろそろ決まり文句を吐いて引こうって時に割って入ったKYオヤジ1名。
白いスーツで身を包んだ姿はどう見てもマル暴にしか見えない。
甘糟は面倒くさいと思いながら止めに入る。


その後、半グレ1名が殺害される。
その捜査本部に呼ばれた甘糟は、その場に現われた警視総監を見て絶句する。
あの時の白いスーツの男がそこに居た。


捜査会議は白いスーツ姿の謎の男を重要参考人として追う方向へ進む。
当然自分に捜査の手が及ぶことを避けたい総監は、自分の正体を知ってしまった甘糟に無理な指示を出すのだが……

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『マル暴総監』ネタバレ感想 

時代がかった台詞と衣装の警視総監が、裏では世直しと称して公用車に乗ってフラフラしている。
そんな総監の裏の顔を偶然見てしまった甘糟は、持っているのかいないのか。
元々先輩の群原にいいように使われていたのだけど、その上に総監にも使われるようになる。
当然群原には相談できないのが辛い。
秘密をばらせない甘糟は、困り事がどんどん増えていくのだ。
甘糟が板挟みで右往左往するのが可愛い。


わざわざ捜査会議に毎回出席してはどうにか自分(白いスーツの男)への疑いをそらそうとする警視総監なのだがうまくいかない。
頭が堅い課長たちはあくまで白いスーツの男にこだわる。
公用車を使っているもんだから防犯カメラに車が映っていて、もうちょっとで正体がバレるって所までいってしまう。
どうするんだろう、バレちゃうよ、と思っていたら、意外な方法で回避。


阿岐本組の日村も登場!
日村が主人公の『任侠』シリーズとは違ってこちらの日村はヤクザっぽい。
でも、ちょろっとしか出てこないので物足りないや。
もう少し日村に関わって欲しかったな。
でも、今回も登場人物が複雑に絡んでいて面白かった~。
満足!

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ご訪問ありがとうございました(人´∀`*)

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