11月23日②はこちら
さて、8月にコマ劇場で千秋楽の舞台を見て以来のWWRYです。
今回は2階席上手寄り最前列の席です。
客席入り口のおねえさんにチケットをもぎってもらい、座席に着きました。
やれやれ、と背もたれにもたれると
「あれ?」
なんと、背もたれにもたれてしまうと、前の手すりで舞台が全く見えないということがわかりました!!
うっそーん(涙)
舞台を全部見ようとすると、かなり浅く席に腰掛けて手すりに寄りかからなければならないことが判明しました。
「最前列!」と張り切ってきた分、落胆が隠せない私。
しかも、劇場内がかなり寒い。
途中でトイレに立つ羽目にならないよう、一旦脱いだコートを着込むことに。
初めてWWRYを見たのは昨年(’04年)7月で、その時はそれほど劇場の広さについてなんとも思わなかったのですが、コマ劇場で4回の日本公演を見た後では、なんだかドミニオンが狭く感じます。ドミニオンは約2000席、コマ劇場は2088席だそうです。うーん微妙。単なる感じ方だけなのかなぁ?
これを書くので調べたら、コマの開業は1956年でドミニオンは1929年の開業だそうです。
なるほどドミニオンの方が(ちょっと)歴史がありますね。
劇場の佇まいとか、ロビーとかトイレとか、
「ああ、ヨーロッパの劇場だわ~!」といった感じです。
ただね、客席内はかなり薄暗いんです。
そのうす暗がりで目を凝らして周囲を見てみると、設備の老朽加減に驚きました。
だから寒いのか…(?)
緞帳もけっこう擦り切れている感じ。(いや、目の悪い私のことなので、もっと近くで見れば違うのかもしれないですけどね。)
そんなのも逆に風情があっていいなぁとも思いましたけども。
開演近くになると、舞台付近から鉄パイプをきしませているような音が聞こえてきました。
何だろうと視線を向けると、スタッフらしき人が舞台両サイドの鉄塔に登っている様子。
今から大道具の調整かよ?と思って見つめていると、天辺に上りきった所でシートでもあるのかどっこいしょとばかり腰を落ち着けているじゃありませんか。
そのお二人は、照明係さんだったのでした…。
確かに、2階に奥行きがあまり無い劇場なので、スポットライトなどはそこに設置するしかない雰囲気です。
開演間近なのに、2階サークル席はガラガラ状態。
水曜の夜だからしょうがないのかもなぁ、と寂しさを噛み締めていると、すぐ後ろの席から、同年代(より若いはず)の女性二人連れの会話が聞こえてきました。
明らかに、日本語です!
このタイミングで女性二人ときたら、とうとうQファンとの邂逅かと興奮するじゃないですか!もう、いつ振返ろうかと身構えて、Qの話題が今出るか、今出るかとかなり耳を大きくしていたんですが…。
「なんか、キムタクのドラマで話題になってるらしいよ。」
…はい、さよ~なら。
どうも現地在住の日本人だったようです。
ネットの普及で、海外でも結構リアルタイムで情報が伝わると思いきや、数ヶ月のタイムラグは依然と存在するのね、ってことで…。くすん。
1階ストール席はかなり埋まっている様子。
楽しそうだなぁ、1階は。
いよいよ開演しました。
お馴染みのイニュエンドゥが劇場内に響き渡ります。
スクリーンにQUEENの文字が出ると、ついつい拍手!
ストール席から歓声が上がってきます。
日本で見たオーストラリア版とは当然演出も違いますが、舞台装置も違っています。ボヘミアンの隠れ家「ハートブレイクホテル」は日本版では廃屋のセットでしたが、こちらは廃墟と化した地下鉄の駅のセットでした。
その駅というのは、ここドミニオン劇場がある Tottenham Court Road 駅です。
だから日本では違うセットだったのね。日本じゃ駅名見たって何の意味があるのかわからないもんね。あと違う所で印象的だったのは、No-one But Youで夭逝したアーチストの写真が使われなかった事ですかね。
WWRY日本版で一番のお気に入りになったのは、アンコールでのI Was Born To Love You。
オリジナルの人には本当にに申し訳ないんだけど、カショーギの想いがキラークイーンに通じるところが良かったんだもん!当然ロンドン・オリジナルではそんなシーンはありませんが。(涙)
で、次に好きなシーンはキラークイーンとカショーギのデュエット A Kind Of Magicなんです~。もうハーモニーにしびれる。そして、せり上がってクルクル回るあの舞台装置もナイス(笑)
オリジナルに無いものと言えば、Now I’m Hereはやっぱり無くて Play The Gameでした。オリジナルもカッコイイし(最後でKiller Queenが挿入される所なんか特に)好き。日本版は曲の勢いで盛り上がるところが好き。でもどちらも最後の見栄を切る所は凄い迫力です。キラークイーン素敵よぅっ!
そして、2幕目開演直後のOne Visionはしっかりオリジナル曲のタイミングと同じでした。日本公演を4回見たけど、サビのタイミングのずれだけは我慢できなかったんですよね。誰も言及してないけど、私の気のせいだったのかなぁ…?
ガラガラで冷えた2階席、前のめりになった不自然な体勢、5回目なのに字幕が無いとやっぱり厳しい自分の英語能力の無さに加え、12時間のフライト後に休むことなく街に繰り出すなんて無謀な行為のお陰で、劇の終盤は拍手をするのもだんだん辛くなってきました。
寝たまま運ばれてるようなものなのに結構疲れるものなのね、と今更ながらに気付く私。
次回は同じ舞台が見えないなら、盛り上がるストール席にするぞ!と心に誓い劇場を後にしました。外はかな~り寒くなっていましたが、劇場出口から数歩で地下鉄入り口なので大助かり。22時は軽く超えてましたが、危険なことも無く無事ホテルに到着しました。
前回泊まった時にホテルで頼んで美味しかったLODON PRIDEというビールがルームサービスメニューから消えていたので、仕方なく「冷えていない冷蔵庫」からバス・ペールエールを二本取り出したのでした。(ビールは冷えてない方が好きなので助かった。(笑))
明日はQFCだ!元気があったら午前中にお墓があるという町にも行ってみよう。

さて、8月にコマ劇場で千秋楽の舞台を見て以来のWWRYです。
今回は2階席上手寄り最前列の席です。
客席入り口のおねえさんにチケットをもぎってもらい、座席に着きました。
やれやれ、と背もたれにもたれると
「あれ?」
なんと、背もたれにもたれてしまうと、前の手すりで舞台が全く見えないということがわかりました!!
うっそーん(涙)
舞台を全部見ようとすると、かなり浅く席に腰掛けて手すりに寄りかからなければならないことが判明しました。
「最前列!」と張り切ってきた分、落胆が隠せない私。
しかも、劇場内がかなり寒い。
途中でトイレに立つ羽目にならないよう、一旦脱いだコートを着込むことに。
初めてWWRYを見たのは昨年(’04年)7月で、その時はそれほど劇場の広さについてなんとも思わなかったのですが、コマ劇場で4回の日本公演を見た後では、なんだかドミニオンが狭く感じます。ドミニオンは約2000席、コマ劇場は2088席だそうです。うーん微妙。単なる感じ方だけなのかなぁ?
これを書くので調べたら、コマの開業は1956年でドミニオンは1929年の開業だそうです。
なるほどドミニオンの方が(ちょっと)歴史がありますね。
劇場の佇まいとか、ロビーとかトイレとか、
「ああ、ヨーロッパの劇場だわ~!」といった感じです。
ただね、客席内はかなり薄暗いんです。
そのうす暗がりで目を凝らして周囲を見てみると、設備の老朽加減に驚きました。
だから寒いのか…(?)
緞帳もけっこう擦り切れている感じ。(いや、目の悪い私のことなので、もっと近くで見れば違うのかもしれないですけどね。)
そんなのも逆に風情があっていいなぁとも思いましたけども。
開演近くになると、舞台付近から鉄パイプをきしませているような音が聞こえてきました。
何だろうと視線を向けると、スタッフらしき人が舞台両サイドの鉄塔に登っている様子。
今から大道具の調整かよ?と思って見つめていると、天辺に上りきった所でシートでもあるのかどっこいしょとばかり腰を落ち着けているじゃありませんか。
そのお二人は、照明係さんだったのでした…。
確かに、2階に奥行きがあまり無い劇場なので、スポットライトなどはそこに設置するしかない雰囲気です。
開演間近なのに、2階サークル席はガラガラ状態。
水曜の夜だからしょうがないのかもなぁ、と寂しさを噛み締めていると、すぐ後ろの席から、同年代(より若いはず)の女性二人連れの会話が聞こえてきました。
明らかに、日本語です!
このタイミングで女性二人ときたら、とうとうQファンとの邂逅かと興奮するじゃないですか!もう、いつ振返ろうかと身構えて、Qの話題が今出るか、今出るかとかなり耳を大きくしていたんですが…。
「なんか、キムタクのドラマで話題になってるらしいよ。」
…はい、さよ~なら。
どうも現地在住の日本人だったようです。
ネットの普及で、海外でも結構リアルタイムで情報が伝わると思いきや、数ヶ月のタイムラグは依然と存在するのね、ってことで…。くすん。
1階ストール席はかなり埋まっている様子。
楽しそうだなぁ、1階は。
いよいよ開演しました。
お馴染みのイニュエンドゥが劇場内に響き渡ります。
スクリーンにQUEENの文字が出ると、ついつい拍手!
ストール席から歓声が上がってきます。
日本で見たオーストラリア版とは当然演出も違いますが、舞台装置も違っています。ボヘミアンの隠れ家「ハートブレイクホテル」は日本版では廃屋のセットでしたが、こちらは廃墟と化した地下鉄の駅のセットでした。
その駅というのは、ここドミニオン劇場がある Tottenham Court Road 駅です。
だから日本では違うセットだったのね。日本じゃ駅名見たって何の意味があるのかわからないもんね。あと違う所で印象的だったのは、No-one But Youで夭逝したアーチストの写真が使われなかった事ですかね。
WWRY日本版で一番のお気に入りになったのは、アンコールでのI Was Born To Love You。
オリジナルの人には本当にに申し訳ないんだけど、カショーギの想いがキラークイーンに通じるところが良かったんだもん!当然ロンドン・オリジナルではそんなシーンはありませんが。(涙)
で、次に好きなシーンはキラークイーンとカショーギのデュエット A Kind Of Magicなんです~。もうハーモニーにしびれる。そして、せり上がってクルクル回るあの舞台装置もナイス(笑)
オリジナルに無いものと言えば、Now I’m Hereはやっぱり無くて Play The Gameでした。オリジナルもカッコイイし(最後でKiller Queenが挿入される所なんか特に)好き。日本版は曲の勢いで盛り上がるところが好き。でもどちらも最後の見栄を切る所は凄い迫力です。キラークイーン素敵よぅっ!
そして、2幕目開演直後のOne Visionはしっかりオリジナル曲のタイミングと同じでした。日本公演を4回見たけど、サビのタイミングのずれだけは我慢できなかったんですよね。誰も言及してないけど、私の気のせいだったのかなぁ…?
ガラガラで冷えた2階席、前のめりになった不自然な体勢、5回目なのに字幕が無いとやっぱり厳しい自分の英語能力の無さに加え、12時間のフライト後に休むことなく街に繰り出すなんて無謀な行為のお陰で、劇の終盤は拍手をするのもだんだん辛くなってきました。
寝たまま運ばれてるようなものなのに結構疲れるものなのね、と今更ながらに気付く私。
次回は同じ舞台が見えないなら、盛り上がるストール席にするぞ!と心に誓い劇場を後にしました。外はかな~り寒くなっていましたが、劇場出口から数歩で地下鉄入り口なので大助かり。22時は軽く超えてましたが、危険なことも無く無事ホテルに到着しました。
前回泊まった時にホテルで頼んで美味しかったLODON PRIDEというビールがルームサービスメニューから消えていたので、仕方なく「冷えていない冷蔵庫」からバス・ペールエールを二本取り出したのでした。(ビールは冷えてない方が好きなので助かった。(笑))
明日はQFCだ!元気があったら午前中にお墓があるという町にも行ってみよう。

お元気でお戻り何よりです。
新連載、毎回拝見しては「なるほど」の連続で。
いよいよ劇的なQファンとの遭遇か!?
「はい、さよ~なら」…ウケました(笑)
因みに私もカショーギのファンなので、
日本版アンコール“お花ポン”がお気に入り。
WWRY、色々と違いがわかり面白いです~。
そんな訳で、次なる展開から目が離せません。
楽しみにしてますので、のんびり書き進めて下さいね。
お墓の結末は如何に?私としては、あの庭の桜の木の下、
が詩的でいいなと思っていますが…興味津々です。
>日本版アンコール“お花ポン”がお気に入り。
あれ、いいですよね~。微笑ましくて。
Q+Pライブのアンコールで、横浜2日目だっか"I Was Born To Love You"の時、イントロを弾くブライアンの横で片膝膝を付いていたロジャー(の背中)を見て、カショーギの真似をしているものだとばかり思って一人喜んでおりました。が、他のサイトによると、それはアイスホッケーの構えらしく、ネタ元はWWRYではなく「プライド」のようでした。(苦笑)
ちょっとがっかり。
続きはのんびり書いていきますので、暇なときに覘きにきて頂けたら幸いです。
できたら次回の旅行までには書き上げたいなぁ、と。
オリジナルと日本版の違い、面白いですね。
No One But Youのあの演出には泣かされましたが、ロンドンでは映像無しですか...。
Brianのギターソロは何日間でしたか?(笑)
ドミニオンには一度も行った事がありませんが、ロンドンのシアターって雰囲気は素晴らしいけど確かに老朽化してますよね。
冷えていない冷蔵庫も懐かし~(笑)。
私は夏の3ヶ月間をロンドンで過ごしたことがありますが、よく冷えた飲み物にありつける確率はとても低かったです...。
まぁ、古くて不便が多くても、飲み物がぬるくても、ロンドン大好きですけどね
続きを楽しみにしておりまする~
>Brianのギターソロは何日間でしたか?(笑)
わー、そこ聞き逃した!!
一体何をしにいってたんでしょうか、私は!(涙)
>私は夏の3ヶ月間をロンドンで過ごしたことがありますが、よく冷えた飲み物にありつける確率はとても低かったです...。
羨ましい!私も長逗留したいです。
そして下痢症の私には、ぬるーい飲み物は大歓迎なのです(笑)
味の濃い英国ビールは冷やしすぎると、本来の味わいを損ねますしね~。