アイラモルトの代名詞的存在、ラフロイグをいただきます。
シングルモルトファンならば知らない人はいない、アイラモルトの代名詞。
伝統的なフロアモルティングを行っている数少ない蒸留所でもあり、
自社保有のピートバンクから切り出したピート、さらにアイラ島を流れる
ピートが溶け込んだ水から、その代名詞である焦げ臭さは生まれます。
燻されたモルトは通常蒸気乾燥か、バーナーによる直火乾燥が主流である中、
自然乾燥にてじっくり乾かされます。
さらに蒸留されたモルトを熟成するのに使う樽は一部シェリー樽を除いては
全てがファーストフィルのバーボン樽。
強烈な個性に負けない、力強く熟成されたモルトはこうして生み出されます。
ボトルを開けた時、さらにグラスに注ぐとさらに際立つヨード香!!
ピート香、磯の香りと相まって、これぞラフロイグというしかない香りを放ちます。
口に含むと、ピートの印象が強く出てきます。
これだけ強烈な個性を持ちながら、後口はどちらかというとドライ。
喉を抜け、息をつく頃にまた焦げ臭さ、ピート、海苔、微かに甘やかさ。
飲んでも当分残るので、この後に軽い銘柄に移るのは難しそうですね…笑
ストレートやロックでも素晴らしい銘柄ですが、強烈な個性は
ハイボールにしても崩されることはなく、爽やかさと相まってとても面白いです。
レモンピールを軽く絞って、風味を喧嘩させても楽しいですね。
「Love or hate」とよく言われるラフロイグですが、
いきなり行くのではなく、ピートの軽い銘柄から深めていけば、
思いの外、多くの人が楽しめるのではないでしょうか。
全てのウイスキーファンが一度は通る銘柄ですね。
香りB+ 風味B+ 厚みB 余韻B+ C/P C+ 総合B+
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