今回は持て余している銘柄を美味しく飲む方法を検討します。
Ruud宅には、私の「もったいない病」も相まって、家に20本程度の飲みかけボトルがあります。
どれももう二踏張りくらいすれば空きそうなボトルですが、単体で飲むのも味気ない…
特に安めのブレンデッドはハイボールなんかにしたいところですが、
爽やかにハイボールって時期でもないですし、消化が難しい季節。
というわけで、色々混ぜながら面白い味を探求するのが最近の楽しみになっています。
今日はその一部をご紹介。
1. ブラックニッカ プレミアムブレンド
~レシピ~
BN8年 25cc
BNディープ 25cc
竹鶴17年 10cc
推定原価:2300円(700ml換算)
華やかで程良い熟成感の8年と、やや粗くも力強いディープをブレンド。
さらに竹鶴17年を少量使い、熟成度とモルト、ボディ感を大幅強化。
竹鶴17年のおかげで深みのあるブレンデッドに変身します。復刻版のスーパーに近いかな?
使った全ての銘柄の個性は感じられながらも、どれでもない。
まさに狙い通りで、この企画を立ち上げるきっかけになった1杯。
個人的評価:B+
2. ラフ・ニッカ
~レシピ~
ハイニッカ 30ml
BNディープ 15ml
ラフロイグ 15ml
推定原価:1800円(700ml換算)
ソフトで癖のないハイニッカに、問答無用のラフロイグを合わせ、
ディープブレンドに間を持たせ、バランスを与えた1杯。
結論から言うと、非常に狙い通り!
1/4でも十分すぎるほどラフロイグが効いています。
ハイニッカの柔らかさ、ディープブレンドのウッディ感も顔を見せており、
価格以上の満足感を得られます。
ラフロイグを買ったものの、きつすぎた、あるいは少しずつ楽しみたい方に。
個人的評価:B+
3. 角瓶 モノクローム・ブレンド
~レシピ~
白角 30ml
角瓶〈黒43°〉 30ml
想定原価:1100円
香りは良いが後味の厭味が難点の白角と、力強さは良いが香りがイマイチな黒角をブレンド。
どちらも特別甘さの強い銘柄というイメージはなかったが、
ブレンドしたものをストレートで飲むと、驚くほど甘い。
高級感のある味わいではないが、多少の複雑さ、奥行きも付加され、
少なくとも角瓶よりは厭味のない、まとまりの良い味になる。
代償として、それぞれの個性もスポイルされてしまうが…。
個人的評価:C+
見切り発車で色々試していますが、今回は主に上手くいったブレンドをご紹介しました。
他にも色々と試していますので、続編もお楽しみに。
ウイスキー ブログランキングへ
なかなか他のウイスキーブログでも、ある銘柄をブレンドするのってないんですよねー
続編もあるなら、楽しみにしてます。
コメントありがとうございます。
ずっとやってみたかったんですよね、こういうの。
試してみると、安くて美味しいブレンド、高くてもイマイチなブレンド、意外な発見があって面白いです。
当分は色々楽しめそうなので、不定期にシリーズ化できればと思ってます。