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20代にしてウイスキーにハマってしまった筆者によるブログ。
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【更新版】ブラックニッカ クリア

2017-08-11 23:14:22 | NIKKA

ブラックニッカ、そしてニッカのボトムエンドを支え続けている銘柄。それが「ブラックニッカ クリア」です。

ブラックニッカブランドの末っ子として、1997年「ブラックニッカクリアブレンド」という名称にて発売されました。
2011年のリニューアル時に現在の「クリア」へ名称変更がされています。

従来のニッカウイスキーがピートによって焙煎されたモルトを使用していたのに対し、
クリアは熱風乾燥したノンピートモルトを初めて使用。発売前は社内でも賛否両論あったとか。
手頃な値段も手伝い、現在ではニッカウイスキーで最も売れている1本へと成長しました。
ラベルにはお馴染みのローリー卿が描かれていますね。





香りはバニラのような熟成香がそこそこ。ウッディな香りやりんごのような爽やかな香りも。

口に含むと、37°にしては強めなアルコールの刺激が襲う。
これは加水することによってグッと和らぎ、代わりに微かな甘みとナッツっぽい深み。
ノンピートモルト使用にも関わらず、意外なことにスモーク感。
飲み干した後は独特の渋みと、やはりアルコールの匂いが抜ける。
【更新】同じ価格帯のトリスクラシックやスピリッツ混ざりの銘柄と
比べればまだウイスキーしていますが、
飲み慣れた今となってはストレートやロックでは厳しいです。笑
熟成感が薄く、平坦さを感じてしまいますね。

1:3.5程度のハイボールにすると、アルコールの嫌味が薄れ(レモンを搾るとなお良し)、
スモーキーフレーバーとボディ感が残り、なかなか侮れない飲み応えです。
個人的には割るとアルコールの風味が先行してしまう角瓶、トリスよりも好み。

香り、風味共に総量は多くなく、「クリア」というのも頷ける。
故にハイボールとしての人気が高い銘柄です(安いし)。
もっとも、値段からすれば決して悪い1本ではなく、ハイボール以外のウイスキーらしい飲み方をしても
なんとか耐えられるだけの引き出し、深みは持っています。

過度な期待は禁物ですが、ニッカの底力を感じられる1本ですね。
【更新】好んで飲みはしないものの、居酒屋でハイボールとして
気楽に飲む分には許容範囲ですかね。
ニッカでも家飲みなら倍出してスペシャル、もしくはハイニッカを
飲む方がはるかに幸せになれます。
ウイスキーの好きな方にはデイリーでもちょっと厳しい。

香りC- 風味D 厚みD+ 余韻D+ C/P B 総合C-


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