ニュースは踊る

ニュース、その他に関する個人的感想です。「正しいこと」、など書きません。私は名は「三太郎」。

北朝鮮問題、何かおかしくないか。

2006-10-16 | Weblog

①今回北朝鮮に核の廃棄を迫った国のほとんどは核兵器を持っている。日本海周辺の米原子力潜水艦には核兵器が搭載されているから、日本も間接的に核を持っている。どうして北朝鮮はもってはいけないのか?単純に公平という面からすれば、ひどくおかしな論理である。

まあ、それは現在の先進国中心の世界秩序を崩すからである。現在の世界秩序は根源的に不公平である。そのことへの不満を先進国は軍事力と核と経済支配によって押さえ込んでいる。

別に北朝鮮が悪でもないし、善でもない。安保理も善ではない。どっちかというと常任理事国は「悪」であろう。とんでもない世界の格差があり、多くの人が飢えている。この社会構造を必死に「維持」しようとしているのだから「悪」である。アメリカは当然だが、日本も中国もロシアもむろん「悪」である。

こんな当たり前のことをマスコミがぜんぜん言わないのは何故?

②「拉致問題の解決と被害者の救出に向けた動きが加速することを期待します」

と、TVのキャスターは口をそろえて言う。

これって全体主義的報道、大本営じゃなかろうか。

9割以上の確率で被害者は生存していない。大衆はともかく、キャスターが「生きている」と考えているわけはない。なのに「しらじらしいこと」を言って平然としている。

ほとんど生存の見込みはないでしょうが、家族の心情を考えた時、「生きているという前提」にたって行動するのは仕方ないでしょうね。

と本当のことを言うべきだ。

でもどうやらそれを言うのはタブーらしい。タブーは皇室関係のことだけでよい。

③北朝鮮ではとんでもない数の人間が栄養失調や災害によって死んでいるらしい。いつもは「うるさい」ぐらいの人道団体とかが、「北朝鮮の人民を救おう」と言い出さないのは何故?

とにかく北朝鮮問題は欺瞞ばかりである。「おかしくないか」と思っているのは僕だけなのだろうか?

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