前十字靭帯断裂、半月板損傷からスポーツ復帰

試合中に左前十字靭帯断裂、半月板損傷。半月板部分切除、靱帯8ミリの緩みで温存、リハビリ後テニスに復帰し頑張ってます

2007.6.6 半月板手術後2週間 前十字靭帯断裂

2007-06-06 | ~術後2週間
今日オペ後初めての診察で、関節鏡で覗いた膝の中の写真をみせてもらった。

半月板内側はさけるチーズみたいに切れてヒラヒラしている状態で、小さい破片のようなものが骨の間に挟まっていた。外側も横に切れていてこちらも切除したそうだ。
前十字靭帯は伸びて細くなっているが切れてないと言われていたので、こちらは筋力アップすればいいのかなと思っていたら違った。実際どんな状態かというと、途中から細くなっている靭帯の上部付け根は3分の2くらい千切れていて、かろうじてくっついているというお粗末なものだった。

靭帯の機能は果たしていないからテニスを続けたいならオペするしかないとT先生。
一応オペをする方向で膝の回復を待つ事になった。


それにしても伸びただけならこのままでいいや位の気持ちでいたが、実際この目で損傷具合を見てしまうと痛々しくて、よくこの靭帯で試合にも出ていたなと感心してしまった。知らないって怖い…。

もし最初にJ大学病院に行っていて、そこにしか行っていなかったらどうだっただろう。J大学病院で撮ったMRIでは靭帯の白い筋が緩やかにつながっていて、伸びているが切れていないし膝緩みの左右差は殆どないから筋トレして筋力をつければ大丈夫でしょう、で終わっていたところだ。でも関節鏡で中をみてみたら千切れかかっていて、縄が切れる寸前の状態。MRI画像では繋がって見えても実際の損傷具合まではまったく解らないので、伸びたと診断された人の膝はそれで終わりにするのは怖いなと思った。

しかし世の中には関節鏡検査なしにMRIの画像だけで伸びたと診断され運動復帰している人は沢山いるんじゃないだろうか?そういう人たちの復帰後のパフォーマンスレベルはどんなものなんだろう。もちろん靭帯が伸びて細くなっただけの人もいれば私のように千切れかかっている人もいるだろう。筋力にも個人差があるからあくまでも参考でしかないのだがとても興味がある。
私はというとオペ前に膝のぐらつきはなかったし、ジャンプ・走るもできていた。捻った時の痛みの原因の半月板は処置したのでこのままリハビリトレして復帰できる、そのつもりでいた。画像を見るまでは…。
今はやっぱりオペするしかないか、という思いが強いが、オペ後の膝が回復してある程度動けるようになってきたらまたどうしようか悩むんだろうな。複雑。

捻ると痛むのがオペ前に一番気になっていた事なのだが、これは完全にはなくならないとT先生は言っていた。今のところ怖くて思いっきり捻るとどうなるか試していないのだが、少し捻るくらいでは痛みは感じないのでオペ前よりはいいようだ。
靭帯をオペしても捻った時の痛みが改善されないのなら、このほぼ断裂状態の靭帯でも結構動けていたし、気をつけて運動すればなんとかなりそうな気もする。問題はこの靭帯で動いて更に半月板を痛め、部分どころか全部取り除かないといけないことになりやしないかということだ。

内側半月板損傷の状態でテニスをしたから外側半月板を傷めたのだろうか。靭帯が伸びていたから横に捻った時に捻りすぎて外側を痛めたのだろうか。いづれにしろこのほぼ断裂状態の靭帯で運動したら多分またどこか痛めるだろうな。でも今回は筋力が戻らないうちに動いたからかもしれないし、筋力アップしてからなら大丈夫かな…などと頭の中で色んな考えがグルグル駆け巡る。

とりあえず膝回復までの2ヶ月間、左右差がなくなるくらいしっかり筋トレしよう。それで膝がどんな状態かを見て、その時にオペするか決めよう。


余談だが私は金属アレルギーが酷い為、チタンボルトを体に埋め込むと拒否反応が出る可能性があり、パッチテストをすることになった。今日からチタンリングを腕に貼り付けて様子を見ている。これでかぶれがひどいようなら、別の素材を取り寄せるらしい。ただ別の素材はオペ中にそれにつなぐ糸が何度も切れるらしく、執刀医がものすごく神経を使い疲れるからなるべくなら避けたいと言われてしまった。しかもT先生は金属アレルギーの患者にあたったことがないそうで、チタン以外の素材でオペをしたことがないらしい。
執刀していただく先生によけいな神経を使わせたくないから、オペをするなら無事チタンボルトで出来るといいな。


2007.6.5 半月板手術後13日目

2007-06-05 | ~術後2週間
今日も1日ストレッチと自宅でエクササイズ。
・腿裏側メインに念入りにストレッチ
・皿トレ
・ストレッチボード
・ボールつぶし(壁と膝の間に挟んで)
・ヒップリフト(両膝・片膝立てそれぞれ)
・股関節外転、外旋
・チェアースクワット(膝の調子が良かったのでやってみた)
・アイシング

これを3セットくらいやった。昨日よりかなり膝の感覚が自分のものになっているので嬉しい。でも膝はすぐ硬くなって伸びなくなるのでまだまだ。

2007.6.3 半月板手術後11日目

2007-06-03 | ~術後2週間
昨日からこまめに左膝の皿を両手で動かすようにしているお陰か、だいぶ膝の動きが楽になった。朝いちでも膝が伸びるようになったので歩き易いし、膝の中の突張った感じがなくなってきて、自分の膝っていう感覚が少しだけ出てきた。でも右足に比べると滑らかさはまだまだ。

それにしても今までは軽くトレーニングして筋温が高くなってきたところでストレッチを散々やり、スピリットをし、ようやく左膝が伸びてきたなという具合だったのが、皿を動かすだけでそれと同じくらい膝が伸びるので、皿周りをほぐしておく事はとても大切な事なんだなと思った。必ず運動前には皿運動をするようにしよう。

後は左下腿裏側のハムからふくらはぎにかけての外側の縦のラインと、左膝内側の縦のラインが硬くなっているので、ここをほぐそう。

出先で知合いに会うと「すっかり大丈夫そうじゃない!もうテニスできるんじゃないの?」と驚かれる。歩くのも自転車もOK、ちょっだけなら小走りもできるし階段も手摺要らずだが、膝の中の感覚は完全に自分のものじゃないから、いつ膝に裏切られるんじゃないかと恐々。復帰はまだまだ。コツコツ筋トレして焦らずいこう。


【皿トレ】←健常者には効果をあまり感じられないかも?
床に座り両足を前に投げ出す。膝の下に手の平を滑らせるように入れると手がすかすか通る。膝をリラックスしてしばらく皿をゆっくり縦横斜に動かすと膝が伸びてきて手が通らなくなる。
しばらく歩いたり立ったりしていると脚が硬くなってまた膝が浮いてくるので、こまめに皿トレをやる。これを繰り返し腿裏のストレッチとあわせてやると膝の感覚が少し戻ってくる。

2007.6.2. 半月板手術後10日目

2007-06-02 | ~術後2週間
F整形外科にリハビリに行った。
T(PT)先生に膝の具合を聞かれたので
・犬の散歩や買物などで出歩くせいか脚の疲労が取りきれず張っている。長い時間ストレッチしても追いつかない。朝起きた時は一番張っていて歩き出しがきつく、膝の中がぎぎぎ…という感じで伸ばしづらい。少し動いて筋温があがってくると体が開いてくるが、それまでは動き難い
・今日は一日よく出歩いたなと思う日に夕方散歩に行くと、筋肉が疲労して脚を支えきれなくなるのか膝皿周り、特に9時方向がズキっと痛くなることがある。たいして出歩かない日はまったく痛みなし
・見た目は普通に歩いているし階段昇降もできているが、膝の中の感覚は自分の物になっていない。バキッて音がしそうでしないような何とも言えない感じがある。
・まだオペ前の膝くらいには戻っていない
など、気になっている事を伝えた。

疲労で筋肉が萎縮していることと、皿まわりが硬くなっていることを指摘され、皿を動かすよう言われた。12-6時、9-3時、1:30-7:30、10:30-4:30の方向を両手で皿を挟んで揉むようにほぐす、これをよくやるようにと。半月板をオペするとどうしても皿の動きが悪くなって周辺が痛くなるらしい。
確かにここのところ皿が膝にくっ付いている感じがしていて、無理に膝を動かそうとするとバキッて鳴りそうな気がして恐かった。皿周辺の固さのせいだったのか。
膝の伸びも悪くなっていて-5度だったが、皿を手で動かして滑らかになってくると左右差なく伸びてくる。
皿が滑らかに動くことの大切さを初めて知った。今まで皿を意識したことがなかったから驚いた。

T先生も両膝半月板をオペしているそうで、痛みが取れるのに2ヶ月、膝の感覚が段々戻ってくるのに3ヶ月くらいかかったらしい。今はオペ前より状態が下がっているが、2-3ヶ月もすれば前より良くなってくるから心配しなくていいと。体をよく理解している経験者からいわれると説得力がある。



【リハビリ】
・アイスパッド&スライディングボード
・手で皿の動きを出す
・セッティング(タオルつぶし)
・レッグレイズ(仰向けに寝て右膝を立てて)
・ヒップリフト(両膝を立てて)
・ヒップリフト(仰向けに寝て左膝を立てて)
・股関節外旋
・股関節外転
・クロスエクステンション(膝はつかない)
・バランスボード

内容をあまり変えずにホールド時間を長くしレップスを増やすことで強度を上げた。セット数や強度はその時の調子で私が勝手に決める事に。膝を曲げた状態で負荷をかけるトレーニングはまだやらないようにと釘をさされた。

帰宅して早速皿を動かしてみた。右膝の皿はくりくり滑らかによく動くが、左膝の皿は動きが悪い。歩いていてズキッてした3時方向の動きが特に悪いが、オペの傷がある3時9時方向は動きが悪いだけでなく動かす時に痛い。
また6-12時方向で動かしていてパキッて3回も音がしてちょっと恐くなった。音だけで痛みは全く無かったが大丈夫なのかな…。


2007.6.1 半月板手術後9日目

2007-06-01 | ~術後2週間
膝の腫れはますます引いた。皿下側全体が腫れてはいるが見た目にはほとんどわからない。ただ歩くと滑らかさが無いというか、膝の中にズニュズニュっていうなんとも言えない感じがある。膝の中にまだ水が溜まっているからだろうか?

半月板はオペをしても痛みが全くなくなるわけではないとか、よくならないとか聞く。身近にはオペしなければよかったという人もいる。確かに本来あるべきものを切り取るわけだから、以前と寸分違わずというわけにはいかないだろう。

膝のクッションを部分的に切り取ったのだから、なるべく残した半月板に負担が掛からないよう余計な体脂肪を落としたり、左足の筋力をつけ左右差のないよう上体を含めてバランストレーニングをしたり、細かいところから気をつけてリハビリしていかないとダメだろうな。
私は左半身に腰痛だの肉離れだの怪我をする事が多く、左下腿も固い。利き脚は痛めていない右足なので、体全体のバランスをよくするトレーニングをストレッチと並行してやっていかないとまた同じような怪我をすると思う。今回の怪我で以前より体を意識して使えるようになれば怪我の功名かも、と前向きに考えて頑張るしかない。

2007.5.30 半月板手術後7日目 抜糸

2007-05-30 | ~術後2週間
今日は抜糸だ。これで膝を動かしやすくなるかと思うと嬉しい。
昨日久しぶりに長い時間出歩いたためふくらはぎが張っていてだるい。F整形外科への道すがら、段差をみつけてはストレッチをした。

雨のなか駅から病院までの20分位のアップダウンは疲れたふくらはぎにはキツイと思い、行きはタクシーを使った(660円)。

受付を済ませるとすぐに診察室に呼ばれ抜糸と消毒。今日までは入浴しないようにとのこと。がっかりしたが、明日からは患部をゴシゴシしないよう気をつけて入浴していいそうなのでよかった。

リハビリ室へいき、T(PT)先生に軽く膝の調子を見てもらう。だいぶ腫れも引き可動域があると驚かれた。駅の乗換えで階段を使ったが、手すり不要で見た目普通に昇降できたことや、昨日犬の散歩で2時間歩いたことも報告。「えっ!膝使いすぎですよ~」と苦笑いされたが、(どんどん動かしてくださいって言ったのに~)と内心思った。

【今日のメニュー】トレーナーがひとつひとつ指示してくれた
・アイスパッド&スライディングボード…10分間
・セッティング(タオルつぶし)…5秒×10回
・ヒップリフト…ゆっくり10回×2
・股関節外旋…ゆっくり10回×2
・股関節外転…ゆっくり10回×2
・クロスエクステンション(いつもやってる右手左足、左手右足の上げ下げ。膝を着くと傷口がすれて痛いので膝はつかずにやりました)…交互にゆっくり5回×2
・外側面に高周波を当てた

最後に診察台に横になり、T(PT)先生が膝の調子をじっくり見てくれたが、抜糸をしたお陰でかなり曲がる。先生も驚いていたが私も驚き。もう少しで正座もできるかも。でも筋力が戻らないうちはむやみに膝を曲げた状態で負荷をかけるのは怖いので、リハビリトレーニング頑張ろう。
次回はリハビリ内容を何段階かレベルアップするとの事。楽しみ。

診察の後もマットで脚のストレッチ。かなりほぐしたのでふくらはぎが軽くなった。雨も止んでいたので駅まで歩くことに。道中のアップダウンはかなり傾斜がきついし、念のため持参したアイスパッドをサポーターで膝に固定したまま歩いた。腫れが完全になくなるまで暫く保冷バックに入れてアイスパッドを持ち歩こう。


2007.5.29 半月板手術後6日目

2007-05-29 | ~術後2週間
かなり腫れがひいたので1日中アイシングするのをやめ、朝と夜することに。
昨日は近くのショピングセンターに歩いて買い物に出かけたが、今日は自転車に乗ってぐるっと近所をまわった。またジムにも出かけた。
ジムではトレーニングはせず、インターネットカフェ(ジムにある無料のサービス)でブログのアップとマッサージ機(こちらも無料)にかかった。
結構長い時間PCの前に座っていたが、膝は腫れることも無く、明日の抜糸は大丈夫そう。
ジムから帰宅して犬の散歩に2時間くらい出かけた。本屋で2時間立ち読みもした。脚を酷使した後は腫れないよう必ずアイシング。気持ちいい。

伸ばし左右差なし、曲げは150度くらい?抜糸したらもっといけるかも。

2007.5.26 半月板手術後3日目

2007-05-26 | ~術後2週間
アイシングのお陰で膝の腫れが少し引いた。しかし長い時間座っていると腫れてくるので、今日もなるべく横になってアイシングしていた。

腫れが引いた分伸ばしは左右差無し、曲げは130度くらいまでOK。見た目普通に歩けてます。

昨日よりトレーニング回数を増やし、食事の以外にトイレに立ち上がった時にも椅子に座り左足を前後に振った。またタオル潰しの代わりにゴムボールを左膝と壁の間に挟み、左の踵を上下しながら膝を伸ばすよう意識して、ボ-ルを潰すトレーニングをした。私はタオル潰しよりこのほうが腿に意識が行きやすい。


2007.5.25 半月板手術後2日目

2007-05-25 | ~術後2週間
膝の腫れは相変わらずで、皿が埋もれて見えないくらい腫れている。それでも左右の脚に体重をかけ、脚を引きずることなく交互にゆっくり歩ける。
腫れているとはいえ膝そのものに痛みは無く、膝の中で水や血がパンパンに溜まって突っ張っている感じ。薬が切れると傷口が少しだけズキズキする。
起きていると腫れてくるので、食事、トイレ以外はアイシングしながらひたすら横になっていた。

食事の時はアイシングをしながら左足をブラブラ前後に揺らし可動域を広げる練習。布団の中ではタオル潰し。
膝頭の腫れが邪魔して伸ばしは170度くらい、曲げは90度くらい。