前十字靭帯断裂、半月板損傷からスポーツ復帰

試合中に左前十字靭帯断裂、半月板損傷。半月板部分切除、靱帯8ミリの緩みで温存、リハビリ後テニスに復帰し頑張ってます

2007.7.23 半月板手術後2ヶ月 久しぶりのテニス

2007-07-23 | ~術後2か月
今日は約3ヵ月ぶりにテニス(2時間コートを取って2人でカゴ練)をした。
クロス半面でミニラリー、スマッシュ、中ロブを後ろに下がりながらバックハイでの処理、バックハイボレーの打ち込みなど、久しぶりだったがあまりブランクがあるような感じはしなかった。
球出しだから、最初から来るコースが分かっているので動くのに怖いと言う事は無いが、左(患)足を軸に打つ場面ではうっかり体重をかけて体の向きを変えてしまい、たまにズキッと痛かった。その痛みがしばらく持続するわけではないが、半月板を傷つけたかな、大丈夫かなと都度思い、常に膝に意識がいってしまう。もしゲームなら集中できないだろうな。

今までバックのハイボレーをスマッシュのように打ち込むのが得意ショットだったが、これはよほどボールに追いつけて余裕があるとき意外は封印しないと。伸び上がって強引に打ち込もうとすると軸になる左足に負担が大きいからだ。また、苦しい時はなるべく自分のペアにボールが返ってくるよう、球運びやプレイスタイルを変えていかないといけないと思った。

でも何よりも先にしなければいけないのは、左足に体重をかけながら方向をかえる動作をしないよう、場面場面を想定しながら、左膝に負担がかからないステップを反復練習して会得する事。できなければすぐまた手術が必要な怪我をするだろう。

今回は夜膝が腫れるとか熱を持つと言う事も無く、膝は大丈夫そうなのでホッとした。

F整形外科では(どこの病院でもそうなのかな?)装具は手術をする人にしか作ってくれないので、以前あるHPで購入したリーバンドコンビステーブルというサポーターを着用してテニスした。4月にテニスで装着した時はブカブカだったが、リハトレのお陰で筋力がついたのかピッタリになっていたので安心して付けていられた。装具はオペしない足には意味がないとT先生には言われたが、付けて安心感があるってのは大きい。でも横方向の回旋に制限があるサポーターではないので、自分で意識しないと怪我をするだろう。当分球出しレベルのテニスしかできない。

もしオペをしたとしても再建靭帯の熟成には約2年かかるので、1年くらいで復帰しても無理な動きをすれば靭帯は伸びるし切れる。どのみち同じように動きに気をつけながらの復帰になるのだから、いまから意識しておこう。


2007.7.21 半月板手術後59日目

2007-07-21 | ~術後2か月
オペ後約2ヶ月が経った。膝は良かったりちょっとぎこちなかったりの繰り返しだが、確実に良くなってきている。靭帯が切れているので無理な体勢をとれば膝は不安定になるが、受傷前までとはいかないにしても半月板オペ前より痛みも無く調子がいい。
ここのところ主人の体調不良や太良(チワワ)の去勢などでジムに行く時間が取れなかったので、約1週間ぶりのリハトレだった。
体を休められた事が良かったようで、少し前の腰痛がなくなり太腿裏側ハムの張りが取れ、膝皿回りの痛みもなくなり体が軽かった。

【トレメニュー】
・皿トレ&ストレッチ
・空気椅子(1分)、左足(患)椅子立ち座り(30回)、左足スクワット(30回)、シーテットレッグカール両足で(18K×20回)…これをセットで2セット
・ステップ練習…右から左へ移動して止まり、左から右へ移動する時に左足を軸に体の向き変える癖があるので、一旦右足に体重を乗せて左足を軽く浮かせてから体の向きを変える練習
・クロスエクステンション(動作あり)…左右各10回
・バランスボード
・バランスディスク
・ストレッチ&皿トレ

これまでリハトレ時は装具を着けていない。持っていないからだ。でも靭帯が切れているためにハム内側付け根に負担がかかっていたのだとすると、ハムの緊張を軽くした方がいいかと思い、すべてのメニューをサポーター(リーバンドコンビステーブル)着用で行った。
サポーターをしていると安心感が増すので、このままオペしないで行けるんじゃないかと言う錯覚に陥る。より意識して爪先と膝の向きを同じにするよう気を付けよう。

2007.7.13 膝と体調と…

2007-07-13 | ~術後2か月
がそく炎という言葉と症状を知ってから、自分の膝皿周りの1-2時方向の痛みはがそく炎なんだなと思うようになった。

受傷で患足の四頭筋が落ちてしまった負担がここに来ているのだろう、とこれまで診て貰った先生方には言われていた。またF整形外科の医師T先生からは、オペ後の診察で膝の調子を聞かれた時に皿周りの1-2時あたりが痛いままだと伝えたところ、半月板を損傷してしまうとオペをしても多少痛みが残るのは仕方ないと言われた。
だから筋力不足と半月板損傷のせいでその負担が痛みとして出ていて、オペ後もこれは治らないのだと思っていた。
それにこの痛みは動くのに支障を来すような耐えられない痛みではなく、オペのお陰か時間の経過のお陰かわからないが、受傷時はかなり痛かったが今現在はと言うと触ってみて痛いなぁくらいのものなので、オペ後痛みが依然あってもたいして大事に考えていなかった。

これまでがそく炎という言葉は誰からも話が出なかったし、私自身その言葉を知らなかった。でもがそく炎の記事が記載されているHPを読んでからは、どうもこの痛みはがそく炎のように思えてきて、見逃せなくなってきた。というのも、太腿裏側の内側ハムの付け根の硬さがここのところとても気になるからだ。例えばトレのスクワットなど膝を曲げる動作の時に左膝が内側に入っているわけではないが、屈曲時に左膝が入りやすいので気をつけながらやっている。四頭が弱いなら内側に入らないようにこらえてどこかに負担がいっているはずで、それがハム付け根にきているんじゃないだろうか。皿周り1-2時の痛みがガソク炎なら納得がいく。

両足のハムストリング(大腿二頭)に力をいれると右足(健足)は2本筋が盛り上がってくるが、左足(患足)は外側は盛り上がるが内側は盛り上がってこない。私はこれを筋肉が落ちたのだと思っていた。伸びが悪いのも筋肉が落ちて硬くなってしまったのかと思っていた。
受傷してから太腿の筋肉が落ちたのは見た目からも明らかで、四頭の筋力不足なら拮抗筋のハムに負担が掛かっているはず。盛り上がらないのはハムの筋力が落ちたからではなく、四頭をカバーして常にこの部分が緊張し張っているから盛り上がらないんじゃないだろうか。

デッドリフトのやり方をアレンジしてハムのストレッチ重視でやるようになってからレッグカールがやりやすくなった。それまではハムが硬くゴリゴリして伸縮していなかったから重量を扱えなかったが、トレメニューの最初に負荷をかけたストレッチ重視のハムトレを持ってきたお陰でカール時のゴリゴリ感が減り、多少重い負荷を扱えるようになっていた。でもそれはハムの筋力がついてきたのではなく、硬くなっていたハムをその場凌ぎでほぐして刺激していただけで、ますますハムを疲労させていただけだった。
事実ハムストリング内側はいつも硬く伸びが悪い。ジムのマットで時間をかけて伸ばしていると徐々にほぐれてきてスピリットももできるようになってくるが、その辺をぐるっとひと歩きするだけですぐ硬くなってしまう。こんな状態で負荷をかけても鍛えられているはずがない。それにここ2-3日は長い時間椅子に座っているとハム内側の付け根くらいがピリピリ痛く、指でそこを指圧するとズウンと痛気持ちいい。重量をあげてからハムの疲労が更に増したのだろう。

これに関連してだと思うが最近また腰が痛い。トレメニューの重量をあげたせいもあるのだろうが、重さを扱おうと多分無意識に力を逃がしていて、肝心の部位に100%乗せられていないから腰痛になっているのだろう。普段腰がつまってくると自分でポキポキ鳴らして‘つまり’を取るのだが、ほぐそうとすると返って体が縮まるような感じで伸びてこない。自分で置鍼してもほぐれず、このところ頑固な腰痛にてこずっている。専門知識が無いので自分の勝手なこじ付けかもしれないが、左足(患足)の筋肉を色んな方向からまん弁なく使えていない負担が腰にきている感じ。昔やった左の臀筋の肉離れも関係しているかも。

膝の腫れが引いてきたので筋力をつけようと少し扱う重量をあげてトレしてきたが、効果がマイナスに出ているので、軽い重量に戻しレップスを増やしてみよう。
またストレッチは内側のハムストリングと内側広筋あたりをほぐす事を第一にし、それによって外側広筋と腰の緊張も取れてくればありがたい。

自分の考えが合っているかどうかは別として、痛み・ストレッチ・トレーニングを関連付けてあれこれ考えるのは面白いし楽しい。

体調はともかくとして前十字靭帯は断裂したままだがオペ後の膝は間違いなく回復している。おっかなびっくりだが正座はできるようになったし、片足(患足)のつま先のみで立って膝を曲げ、そのままかかとを着いて膝を伸ばす、またその逆の動作も何度も繰り返し安定してできるようになり、体重移動がスムーズになった。
膝が安定してきたお陰で体のバランスも取り易くなってきた。例えばクロスエクステンションは、膝をつかない腕立ての姿勢での動作ありバージョンになると3回しかできなかったのだが、今は左右とも各10回は続けてこなせる。バランスボード上でのスクワットも何とかできるし、バランスボールの上にも立膝で立てるようになった。まだボールの上に2本足で立つ事はできないけど私としては上出来!

怪我が治ったわけではないので手放しで喜べるわけではないが、できなかったことができるようになってくるのはとても嬉しい。
テニスできなくて気の毒に思ってくれている人が多い中、当の本人は意外とできるようになったことを新たに発見して毎日楽しんでいる。

2007.7.10 膝裏と大腿骨の摩擦について

2007-07-10 | ~術後2か月
気になる記事が掲載されているHPを見つけた。
そこには船橋整形外科のT先生が、BTB法でオペすると膝裏と大腿骨がぶつかってゴリゴリし、皿裏がザラザラになって軟骨を傷つける可能性があるって話していたが、その内容に類似している症状の事について書かれていた。

【以下抜粋】
お皿下側の痛み…膝蓋靭帯は太腿四頭筋、膝蓋骨とともに膝が屈伸する時のストレスを吸収しています。炎症が起こる原因としては太腿四頭筋の使いすぎで、膝のアライメントが正しくても太腿四頭筋が疲れて弱くなっていれば、この靭帯へのストレスが増してしまうのです。太腿四頭筋が大きく柔らかければ、ストレスはよく吸収され分散もうまく行われますが、疲労し硬くなってしまうと分散が上手く行われず、この筋肉と連動している膝蓋靭帯に過剰負担がかかるために起こってしまうのです

膝蓋軟骨軟化症…膝のお皿の裏側にある軟骨が太腿骨と擦れ合って関節面が傷つくと言うものです。

膝内側の痛み…がそく炎だと考えられます。がそくとは太腿後面の筋肉の腱の付着部のことで~その炎症は膝が内側に入り過度な足の回内を起こしている人に現れやすい障害です。~膝内側太腿後部のストレッチを良くやってください

ランナー膝…膝蓋軟骨軟化症と同様、お皿の下の面を覆っている軟骨の障害と軟骨が粗くなっている事を言います。この障害が起きると膝皿裏側の軟骨が太腿骨と擦れ合って関節面が傷つくと言うものです。~症状としては膝の上や裏側に鈍痛から激痛が起こります。膝を曲げて座っている間、ひざまずく、しゃがむ時、階段の昇り降りなどの時に痛みがあったり腫れる、または太腿四頭筋の筋力低下などを見られます。関節を動かす際に摩擦音・断裂音が聞こえる場合もあるようです。


オペで太腿四頭の筋量は落ちるし、膝蓋靭帯は1cm幅骨付きで採取するので残りの膝蓋靭帯にかかる負担は大きくなる。、リハビリで膝の屈曲トレをすることはクッションとなる膝蓋靭帯に負担がかかるので、上記のような症状に似たことが自分の膝にも起こるのかもしれない。
テニスは膝を曲げて踏ん張る動作が多いから相当負担がかかりそうだな…。

2007.7.8 半月板手術後46日目

2007-07-08 | ~術後2か月
天気に多少左右されるようだが、だいぶ膝は回復した。気のせいか水泳を始めてからまた良くなってきた気がする。

オペ前は正座ができず拳1個分くらい隙間があったのに、どかっと正座はできないにしても踵とお尻はつくようになった。またその場で立って右回り左回りに自分を軸にぐるっと回ると膝内側が痛かったのが、まったく痛くなくなった。朝起き抜けの膝の重痛さは天気が悪い日は多少あるが殆ど無くなり、階段も不安感なく駈け下りている。高負荷でリハトレした翌日も膝は腫れることがなくオペ前より調子が良い。

膝が曲がるようになったので腿前を以前よりよく伸ばしているせいか、自転車を漕いだ時の膝裏の引っかかりというか突張感やパキパキ鳴る事もなくなった。
あとは皿の動きが微妙に悪いようなのでこれをほぐさないと。皿の動きが悪いのは普段自分では分からない。でも四頭のトレをすると皿下や皿上部分が筋肉痛とは違う痛みがあるので、筋力不足もさることながら皿の動きの悪さからきているのだと思う。

オペを受けるか受けないかは今も揺れている。それも1日ごとに考えが変わる。

前十字靭帯断裂・損傷は、膝内部の他の部分の炎症が引くと日常生活レベルの動きは問題ないし軽い運動はできるので、スポーツ復帰しても大丈夫なんじゃないかと錯覚してしまうので厄介だ。
私の場合、脚の筋肉に力を入れているときは左右差やぐらつきはあまりなくジョギングやそこそこのジャンプはできていた。でも少し体が伸び上がった状態で(腿の力が入りにくい状態で)横に動いたとたん半月板を更に損傷した。
試合中はポイントやゲームの流れを気にしながら膝の動きに注意して動かねばならず、相手に不意を突かれたりラインで滑ることもあり、常に腿を筋力でサポートできる体勢でいられるわけではないので、前十字靭帯断裂のまま動いていれば再び半月板損傷を引き起こす可能性がある事を忘れてはならない。

しかし膝蓋腱を使うとなるとオペ後のリハトレは難しいんじゃないかと思えてしまう。太腿の筋力アップを計るトレとなると膝の屈曲運動は必要不可欠だと思うし、となると移植した靭帯そのものの強度は高くても、採取した膝蓋腱まわりの痛みでトレははかどらないんじゃないだろうか。皿部分の腱だけに皿周りの癒着は半月板オペの時よりも出るだろうし、オペ後の膝の屈曲は痛いだろうな。膝蓋腱を部分採取するということは膝蓋腱の部分断裂と同じ事だから、その症状やリハビリについてももっとよく調べないと。

なかなか思い切りがつかない。



2007.7.5 半月板手術後43日目

2007-07-05 | ~術後2か月
一昨日ハムトレではいい感じに筋肉痛が出て、昨日一日痛かった。
重さに慣れてきていたせいかここのところ筋肉痛が甘かったので重量をあげたのだが、膝は痛くなかったしトレ後の膝の伸びも良かったので、今日の腿前トレも重量をあげた。

今は右足との左右差を無くすのが目的で、自分の筋力で扱える重量以下でトレーニングしても筋力アップは望めないだろうから、オペ後日にちも経つ事だし膝の様子をみつつ負荷をあげていこう。


【トレメニュー】
・ストレッチ&皿トレ
・空気椅子(左に乗せるよう意識して2分)、左(患)足スクワット(30回)、左(患)足椅子立座り(30回)、レッグプレス(左に乗せるよう意識して66K×20回)…これをセットで3セット
・上体一通り
・クロスエクステンション+バランスディスク(動作あり)…左右各10回
・クロスエクステンション10秒キープ…左右各8回
・クロスエクステンション(動作あり)…左右各3回(膝はつかない)
・水泳

今日はプレスを最後に持ってきた。もっと重い負荷を扱えると思うのだが、筋肉の前に関節が潰れそうな気がしたので、事前に四頭を疲労させてからプレスすることに。この方が軽い負荷で腿に効くので。
トレが終わった後の皿トレは痛かった。おそらく皿の動きが悪いところに今までより重い負荷をかけたので負担がきたのかもしれない。しかしその後泳いだらこの痛みはなくなり、足も軽くなったのでバタ足はいいかも。水泳はしばらく続けよう。

2007.7.3 半月板手術後41日目

2007-07-05 | ~術後2か月
今日は腿の伸びが良く膝が軽い。

【トレメニュー】
・ストレッチ&皿トレ
・デッドリフト(20Kバー×20回)、シーテッドレッグカール(18K×3回+15.6K×15回+4.5K×できなくなるまで)、ヒップリフト左膝立(20回)…これをセットで3セット
・クロスエクステンション+スリムディスク(動作あり)…左右各10回
・クロスエクステンション10秒キープ…左右各5回
・水泳(左足を伸ばすよう意識してゆっくり腿の付け根からしなるようにバタ足をした)

水泳後は患足の膝の伸びがいいようだ。なんでもよさそうなものはやってみよう。

2007.7.2 半月板手術後40日目

2007-07-02 | ~術後2か月
今日も天気が悪いせいか、膝が重痛い。
脚立で天袋に荷物をしまい降りようとしたとき上体がふらついて、着地の際に体重をかけて少し膝を捻ってしまったら痛かった…。オペ前と同じ皿の1-2時方向がズキッ!軽く捻るくらいなら痛みが無かったので喜んでいたのにガッカリ。T先生には痛みは完全にはひかない、強く捻れば多少痛みはでると言われたけれど、痛みがなくなって欲しいという希望虚しくやっぱり治らない?ような気がしてきた(涙)…。

ハードにフットサルやスノボを楽しんでいる半月板手術をしたある男性ブロガーさんの話では半年経っても痛くなる動作はやっぱり痛いままで、冬の朝イチや長時間滑った後は痛むとの事。ただ痛いといっても膝周りのようなので筋力不足や皿の動きの悪さからくるものかなとも思うけど、私自身皿の動きが悪いままなので前十字靭帯をオペしてもこの半月板あたりの痛みはこのまま残るのかもしれないな。

この前T(PT)先生にレッグエクステンションは前十字靭帯を伸ばしてしまう動作なので、負荷を重くしてやらない方がいいと言われた。
私の場合ほぼ断裂しているから伸びる伸びないも関係ないし、これまでオペする気持ちの方が大きかったので、万が一何かあってもどうせ膝の中をまた診るしいいかなと思ってやっていたのだが、もし温存する事になれば機能を果たしていないとはいえわずかにくっ付いている部分が切れてしまうよりは今の状態のままのほうがいいように思えてきたのでエクステンションは控える事にした。

でも膝周りはエクステンションが一番鍛えられる種目だから、それをやめてしまうのは複雑。
今扱っているプレスマシンは足を置く板に傾斜がありつま先が少し伸びる形(足首が鈍角)になるので、腿の上部には効くけど膝周りに負荷がかかりにくい。かといって膝を伸ばしきった時につま先を上に持ち上げて(足首を鋭角)四頭をギュッと収縮させるのは、受傷時膝が後ろに曲がった怖さがあり、つま先をあげた拍子に膝が後ろに反ってしまったら大変!その状態で負荷をかけてしまったら…とちょっとためらう。
悩んだ末エクステンションの代わりにプレスの回数や負荷を増やすのではなく、空気椅子を種目に加えることにした。なるべく踵に体重をかけて足を置き、内側に負荷が掛かるよう意識してやることに。どうしても左右の足をつくと筋力のある右足に無意識に頼ってしまうようなので、右足を気持ち床から少し浮かせて左足により体重をかけるよう意識した。

【リハメニュー】今日は時間が無くて自宅でやった
・ストレッチ&皿トレ
・空気椅子(2分)、チェアスクワット(30回)、左足スクワット(20回)、片足椅立座り(20回)…これをセットで3セット
・クロスエクステンション+バランスディスク(動作あり)…左右各10回
・クロスエクステンション10秒キープ…左右各5回
・ストレッチ&皿トレ



2007.6.29 半月板手術後37日目

2007-06-29 | ~術後2か月
BTB法でオペをした女性ブロガーさんが何人かいて、競技復帰した方もいたのでメールしたところ話を聞くことができた。確かに膝蓋腱を切開した部分は立膝の体勢をとると痛むらしいが、軟骨が当たってゴリゴリということはないそうだ。その問題点は立膝をつくことを控えれば済むことだろうし、角度を変えて痛まない方向に逃がしながら膝をつけば大丈夫らしい。ほっとした。
私の勝手な想像だが、痛い角度を逃がしながらって事に気付かず我慢し続けていた人は皿裏に軟骨が当たってザラザラになり、痛みが酷くなるのかも。そうでないにしても軟骨があたるという最悪のケースは運が悪ければそうなると諦めるしかないかな。医師も100%完璧なわけではないのだから…。

膝蓋腱は強度が高いのでSTG法より一般的に復帰は早いというメリットがある。私の場合は同じBTB法でもチタンスクリューではなく体内で溶ける素材のスクリューを使うため強度が落ちるらしく、リハビリはゆっくりしたペースに。BTB法のメリットは私には関係ないものなのでガッカリ。

BTB法はオペ痕の疼痛がでる問題点があったため現在はSTG法が主流になっているそうで、そう聞いてしまうと抵抗もある。オペ後1週間くらいはベットから起き上がろうとすると体液がグググッと下にさがっていくような何とも言えない痛みが続き、起き上がるのもためらうほどだそうだ。また腱を切り取ったところがとにかく痛むらしい。STG法では腱を採取した部分の痛みは殆ど無く翌日から松葉杖で歩けるそうだが、BTB法では痛みで考えられないとの事。これは腹をくくってとにかく耐えるしかないな。

また執刀してくれるT先生はBTB法は他の部位に腱を使って無いとか、腱が細くて採取できないなどの例外は別として、ほとんどの患者にSTG法でオペしており、BTB法は昨年は3件くらいしかやらなかったとの事。しかも体内で溶ける素材でのオペは今までやったことがないそうだ。靭帯のスペシャリストとは言えちょっと不安。
そうは言っても自分の体の都合なので仕方が無いか…。

傷痕が大きくなるのはまったく問題なし。今も子供の頃の怪我が同じ左膝の皿横に4cmくらいある。ケロイド体質のため擦り傷でさえ痕が盛り上がってしまうので、この子供の頃の傷痕も今回の半月板の4mmほどの傷痕もケロイド状だ。でもスカートはまず履かないし、履いても気にならないのでいいや(笑)

ひとつひとつ考えていくとオペに少し前向きになってくる。
とは言っても3週間近い長期入院と1年近くに及ぶリハビリは大変な事で、手術しても元通りにはならない。オペしたとしてもオペ前より期待するほどの回復が見られず、してもしなくても変わらなかったな、でも切れているよりは繋がってよかったな、くらいの結果で終わる可能性も十分にある。私の場合、特に歩けないわけでも膝崩れを頻繁に起こすわけでもなかったので、半月板の回復を待ってこれまでの状態と比較してから決めたいと思う。



【トレメニュー】
・ストレッチ&皿トレ
・股関節外転&外旋…各20回
・デッドリフト(14Kバー×30回)、シーテッドレッグカール(13.5K×10+11K×10)、ヒップリフト(左膝立×20回)…これをセットで3セット
・上半身一通り
・クロスエクステンション+バランスディスク(動作あり)…左右各5回
・クロスエクステンション…10秒キープ左右各5回
・ストレッチ&皿トレ
・水中歩行&ジョグ


T(PT)先生からハムストリングはもっとトレーニングしていいと言われたので、少し負荷を重くした。あとストレッチをもっとやるよう言われたのだが、今もかなり長い時間を割いているやっているんだけどな。呼吸をもっと意識してやってみようかな。

2007.6.27 半月板手術後35日目 診察

2007-06-27 | ~術後2か月
今日は6/6以来の診察。
診察前のリハビリでスピリット(前後開脚)やが気持ちよくできて伸びがいいな~なんて思っていたのに、患足の伸びが若干悪いといわれしまった。ショック!うつぶせで計測したところ健足に比べて7mmほど伸びが悪いそうだ。恐るべしうつ伏せ計測。これまでJ大学病院では伸びはいいと言われていたがうつ伏せ計測ではなかったから、今までも実は伸びは悪かったのかもしれない。

伸びが悪いのは皿の硬さも原因らしく、もっとよく皿を動かすよう言われた。曲げは時間が経っても頑張れば曲がるようになってくるが、伸びだけはこのままにしておくと絶対に今以上伸びなくなるとのこと。また患足を頑張って伸ばした時、同時に四頭筋に力を入れると皿上部がズキンと痛い(受傷前から)のだが、これも皿の動きが悪いかららしい。

前回のパッチテストでチタンにもスチールにもアレルギー反応が出てしまったため、ハムストリングの一部を用いての(STG法)前十字靭帯手術はできず、膝蓋靭帯を使っての(BTB法)手術になると言われた。
膝蓋靭帯を使っての手術はチタン製スクリュー以外に体内で溶ける素材でできたスクリューを使うこともできるので、その場合STG法のような抜釘手術は不要。また骨肉付きの靭帯を使うので移植靭帯の骨付きがよく強度が高いため復帰は比較的早いらしい。しかし手術した患者の2-3割(特に女性に多い)が腱を採取した皿裏部分と軟骨がぶつかりあって皿裏がザラザラになり、軟骨が傷つくこともあるとの事。運動復帰しても皿癒着が酷ければ皿裏が引っ張られるような感じでゴリゴリ痛んだり、それ以外の要因も重なって膝は常に痛いらしく、この膝の痛みと一生?仲良くお付き合いしていかなければならないらしい。膝前面には4-5cm位の大きな手術痕も残るそうだ。
必ずしも軟骨を傷つけたり皿裏側がザラザラになるという訳ではないが、膝は痛いでしょう。このリスクを承知でオペをするか、それとも運動をやめてオペをしないか、どうしますか?と聞かれてしまった…。

ビックリして即答できなかった。

動揺しながら話を聞いたので、T先生の話通りに解釈できていないかもしれないし、膝の伸びが悪いのですぐ手術できるわけでもないので、とりあえず膝蓋腱を用いての手術について調べてみて結論を出すことにした。

リハビリ中にT(PT)先生から前十字靭帯をオペして復帰した柔道選手の話を聞いたが、やはり復帰後は全力では戦えなかったらしく、戦い方を寝技にしたりと工夫していたそうだ。やっているスポーツによって復帰は復帰でも完全復帰となると無理らしい。
コンタクトスポーツはやはり恐いだろうな。テニスも真横や180℃向きを変えて動く動作が多く膝に負担がかかるから、半月板も削除していることだし、オペしても今迄通りにはいかないだろうな。今迄通り動けずイライラしながら皿内部の痛みまで加わったらオペを後悔するかもしれないな…。悩む…。

2007.6.26 半月板手術後34日目

2007-06-26 | ~術後2か月
今日はどんよりした天気だったがさほど膝の調子が悪くない。
まだ走ったりジャンプは試してないし膝を大きく捻る動作もしていないためハッキリとは断言できないが、オペ前より膝の調子は良くなってきた気がする。朝起き抜けの膝の重たさはオペ前にはなかったものだが、膝が温まってくると調子が上がってくるし、軽く捻ったくらいでは痛みが無いのでテニスも以前より楽に出来そうな気がする。

でも肝心の前十字靭帯はほぼ断裂のままなので、調子に乗って動いたらまた怪我をしそうな気がするので無理はしないでおこう。左足(患足)の筋力が右足と差が無くなったら試しに動いてみよう。

明日は6/6以来の診察日でオペの話になるだろう。テニスのプレイスタイルを変えてそこそこに抑え、このままトレやプ-ルを楽しんでいればオペはやらなくてもいいかな…とも思ったりするが、動き始めたらまた試合にも出たくなるだろうからオペするようかな。

【トレメニュー】
・ストレッチ&皿トレ
・股関節外転&外旋…各50回
・ヒップリフト(両膝立て)…50回
・左足(患足)で椅子立座り20回、左足スクワット(右足は椅子に乗せ、左足はバランスディスクに乗せる)20回、左足スクワット(ディスクなし)10回、左足レッグプレス(39K×20回)、左足レッグエクステンション(4.5K×20回)…これをセットで2セット
・上体一通り
・クロスエクステンション+バランスディスク(動作あり)…左右各5回
・クロスエクステンション…10秒キープ左右各5回
・ストレッチ&皿トレ
・水中ジョグ…20分

2007.6.24 半月板手術後32日目

2007-06-24 | ~術後2か月
今日も天候のせいか膝が痛重い。痛重いというのは「ズキズキ痛む」のではなく、例えるなら冬の寒い日に膝を出して長時間バイクに乗った後、降りて歩こうとした時に感じる膝の痛みに似た重たさの事だ。膝が温まってくるとい歩き易くなってくるし、動かし難くてもリハトレしているとだんだん軽くなってくるので気にしない事にしている。

【トレメニュー】
・ストレッチ&皿トレ
・ミニボール
・股関節外転&外旋…左右各50回
・ヒップリフト(両膝立て)…50回
・デッドリフト(10Kバー×25回)、シーテッドレッグカール(左足で11K×20回)、ヒップリフト(左膝立て20回)…これをセットで3セット
・クロスエクステンション…左右10秒キープ各5回
・上半身一通り
・ストレッチ&皿トレ

今日はプールで泳いでみた。すべったら恐いとプールサイドには近寄らなかったが、恐々行ってみた。クールダウンに気持ちよかったので時間がある時は泳ごう。

レッグカールは物足りなくなってきていて、試しにやってみたら18Kを左足だけで曲げ伸ばし5回はいける。ただ伸ばし(伸展)はもう数レップいけそうだが曲げ(収縮)は5回が限界なので、もう少し今の重量を扱おう。トレ翌日の膝が軽くなるようなら負荷を重くしようかな。