(5月10日付の手紙より)
11時頃からJenniferとdowntownへshopping。
コダックのフラッシュ付きのカメラ(どうしてもフラッシュが必要なので)を$15で買いました。それから、ついにタイプライターを入手。これは前の土曜日に見つけたのですが、いわゆる古物屋みたいなところで、とても安いの。買う前にJenniferのお父さんにも相談したし、consumer bulletinも調べたし、他の店に立ち寄ってあの店は信用できるか?なんて聞いて回った上でのことです。古物ではなくて、新品で、誰かがオーダーしたまま買わなかったのが回ってきたとか。Smith CoronaのGalaxie Twelveで、consumer bulletinではトップの推薦商品、本物は$135するのを$55で手に入れました。試してみたらとても良いし、power space付きです。
ここまでは良かったのですが、それを買ったためにひどい目にあったの。
この日はInternational のdinner partyが教会であるので来いとAunt Sallieが言うので(とても小さなパーティーですが)、それは6:30に始まるのですが、私とLynchburg CollegeのHisamiと旅行の計画をするために5:00前にL.C.へ行く約束がしてあったの!
ところが、タイプライターを持ち帰ったお陰で、再びdowntownに出ていかなければならず、しかも大学前でバスを待つこと30分、ダウンタウンでWest End行きのバスを待つこと30分、しかも1人でL.C.に行くのは初めてだったので、バスを降りてからいろんな人に道を聞いてはほっつきまわり、やっとHisamiのいる寮にたどり着いたのがすでに6:40でした。Hisamiのルームメイトに聞くと、もう彼女は出てしまったというので、あわてて教会にTelすると、Aunt Sallieが出てきて、何をしてるの、早く飛んできなさいと言うのよ。タクシーでもなんでも捕まえて来いと言うけど、もう私は疲れ果ててしまったし、もうdinnerは始まっているし、タクシーには1人で乗ったことがないから怖いし、バスで帰ったらそれこそ8:00頃になっちゃうので、もう行かなくて済むならそれにこしたことはない、と言ったらAunt Sallieと大喧嘩になってしまいました。
Aunt Sallieときたら、自分がRinguird Bell Choirとかいうのに出るのを見せたくてたまらなくて、そのために来い来いというのだもの。もう頭に来ちゃって、絶対行くものかと思って(あとで聞いたら、人が大勢いたのに誰も車で私を迎えに来てくれないので、Hisamiも頭に来ていたそうです)、電話を切ってからのんびり帰ろうとしたの。
そうしたら、大学からのバス乗り場がよくわからなかったので、ブラブラ歩いているうちに向こうの方にPittman Plazaが見えたの。よく行くところだし、バスもあるのでそこまで歩いていこうと思ったら、近くに見えても実は丘一つ越えたところにあって、車道をテクテク25分くらい歩きました。 Aunt Sallieに対してカッカしていたので、それくらい平気でさっさか来てしまい、Plazaでタイプライターのケースがないかとか旅行に入用なものをshoppingしているうちに、私は時計がなかったので知らぬ間にもう8:30。
にわかに暗くなり出したので、あわててバス停に行きました。もうバスがないらしく、誰もいないの。座って待っていると、労務者風の男の人が(白人)3人私の隣に来て座って、そのうちの一人がやたらに話しかけてくるの。「日本人か?」に始まって、大学のことや勉強のことなど・・・のうちは良かったんだけど、やがてwar中に日本にいたことがあって、ヒビヤパークをよく知っているとか、日本人の奥さんがいてもう死んだけど美人だったとか、ウソか本当だかわからないことをクドクドと言いだすし、唾をやたら吐くので、もう気持ち悪くてたまりませんでした。人は良いらしいので、上の空で返事をしながらバスを待っていたの。9:00に最終バスがやってきてホッとして乗り込みました。その人たちは途中で降りたので、ホッとしました。
ところが、ダウンタウンで降りていつものバス停に行くと、もう誰もいないの。ダウンタウンの店は7~8時には皆閉まってしまうし、もう真っ暗なのです。人もほとんど通らないの。同じバスに乗っていた14,5歳の白人の男の子が二人少し離れた所で同じPeakland Busを待っているので、少しは安心だったけど。ずいぶん待っていたら、黒人の男の人がその男の子たちの所へ来て、何か話していたと思ったら、その子たちがこっちへやってきて、もうPeakland busは終わってしまったよ、と言うの。ギョッとしました。その子たちも困っているらしかったけど、私は近くの公衆電話に飛んで行って、大学にtelして、Jenniferを呼び出し、車を持っている子に頼んで迎えに来てくれと言ったの。
Jenniferは、私が教会にいるとばかり思っていたので、びっくりしながらも、すぐに行くからと言ってくれました。
やっと安心して外で待っていましたが、暗いダウンタウンで人気がほとんどなくて、たまに人相の悪いのや黒人が通ったり、車からヤジが飛んできたりして、恐ろしかった。
15分くらいして、Stephanieの車でJen.とStephanieが来てくれました。2人に事情を話してやっと大学にたどり着いたの。
大学がこれほど暖かく、親しみ深く見えたことはありませんでした。
夕食を全然取っていなかったので、プレッツェルと卵とワインを飲んで、Jen.と少しTVを観てから寝ました。