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政治家麻生太郎についての考察

2009-06-17 10:09:46 | 麻生さん

【夕刻の備忘録】というブログから拝借しました。
現在の状況を理論的に解説しています。


政治家麻生太郎・私利私欲の無い本物の愛国者

昨秋の就任以来、麻生首相の仕上げてきた「仕事」を列挙することは、非常に難しい。それは余りにも多岐に渡り、その何れもが精密に組み上げられ、相互に密接に関連してゐるからである。「首相の仕事」といふ面から、麻生首相を取り上げた記事、見解、批判なるものは一切見たことが無い。あるのは唯々、周辺雑事に関する謂はれ無き「雑音」だけである。

「たら・れば」で政治を語るのは愚かである。あの人を解任しなければ、あの人が辞任しなければ、あの場面で踏ん張れたら、あの時解散してゐたら、と事情通といふ名の物知らず達が、子供も顔を赤らめるやうな幼稚なことを宣つて、当て擦りに支持率を弄ぶ。様々な状況がそれを許さなかつたから「今」がある。一億総評論家となつて、机上の空論で政治を切つたところで、現実は何も変はりはしない。

首相の「リーダーシップの欠如」なるものを大声で言ふ人がゐる。野党は勿論のこと、与党にもゐる。ならば伺ひたい、「現在の我が国の政治システムは如何なるものか」「それほど首相の権限は強いものか」「最小派閥の長であることを忘れていないか」、そして「独裁者待望論ですか」と。

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麻生首相の政治手法は、持ち場、持ち場で「それを受け持つ人達に精一杯に働いて貰ふこと」を基本としてゐる。政治家であれ、官僚であれ、企業家であれ、全ての人が気持ち良く働けるやうに考へてゐる。大いに意見を交換し、議論を重ね、決めたことには従ふといふ手法を、愚直なまでに通してゐる。可能な限り「下からの積み重ね」で、事が決するやうに努力してゐる。極めて選択肢の少ない中から、「現状の最善」を探る努力を重ね、日々「牛の歩み」を続けて、決して焦ることも、引き下がることもしない。

さうで無ければ、現行法規の金縛り状態の中で、国内でミサイル迎撃態勢を取つたり、国連安保理を動かしたり、制裁強化を誘導したり出来るはずがない。全ては、国会での長時間の愚劣極まる議論の応酬に、一つひとつ丁寧に対応して来た、まさに「我慢」の賜物である。

これほどの我慢を出来る人が、今この国に他にゐるだらうか。
何故、ここまでの我慢をして、地味な仕事に徹してゐるのだらうか。
私利私欲の無い、本当の愛国者でなければ、決してこの我慢は出来ない。これを否定する証拠があるなら、是非とも教へて頂きたい。

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政治は「優先順位」の判断に尽きる。
あれも大切、これも大切。あの企業も助けなければ、この組織も救はなければ、といふ切迫した状況の中で、全体がなるべく上手く機能するやうに、「今、具体的に何が出来るのか」といふ現実認識に徹して、それに邁進することである。検証可能な、具体的な数字の裏附けをもつて語ることである。

首相は景気回復を「最優先課題」とした。他の問題は従とした。決して、他を蔑ろにしたわけではない、無視したわけでも当然ない。優先順位を「景気対策以下」に設定し、その後の問題と判断しただけの話である。

そして今、少しずつ景気が回復の兆しを見せてきた。「先進国の中でイの一番に景気回復をする国でありたい」といふ麻生首相の設定した目標はクリアしつつある。これほど見事な業績が他にあるだらうか。マスコミの誹謗中傷に堪へ、仲間を失ひ、仲間に裏切られ、まさに「どす黒いまでの孤独」のその中で、一言の辯解もせず、国家国民の将来の為に、真正面から取り組まれてきた結果である。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090616-00000181-jij-pol

麻生首相は迸るやうな愛情を、国家に国民に注いでゐる。果たして国民はこれに応へやうとしてゐるだらうか。少なくとも、その仕事の詳細を知ろうとしてゐるだらうか。「見ざる聞かざる」で、文句だけ言ふ猿になつてはゐないだらうか。マスコミを軽蔑しながらも、結局そのマスコミに踊らされ、「真の敵」を見失つてはゐないだらうか。

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政治家・麻生太郎の本当のピンチは、今ではない。福田氏と争つた総裁選において、安倍内閣を潰した主犯は麻生であるとする「麻生クーデター説」を、自党の中から流された時であらう。恐らくは「最後の総裁選」になるであらう、と自他共に認めてゐたはずのこの時、「最も不潔な手法」で人格を貶められたのである。

しかし、この時でさへ麻生氏は一言の辯解もしなかつた。聞かれれば淡々と「そんなことはありません」と答へるだけであつた。麻生候補を支持する多くの国民は、「どうか安倍さん、当事者として真実を語つてくれ!」と祈つたのであるが、入院中の安倍首相は、総裁選に関はる問題には一切の発言をせず、その結果、麻生候補は「噂」を引き摺つたまま選挙に臨み、善戦及ばず落選した。

そして総裁戦後、体調の未だ優れぬままの状態で記者会見をした安倍氏は、自らその噂を強く否定し、漸く麻生氏の潔白が証明されたのである。「ならば何故、選挙期間中に安倍氏は口を開いてくれなかつたのか」と憤る人の多い中で、麻生氏は「安倍さんの立場から考へれば、この段階で発言することにさへ、文句を附ける人がゐることを俺は知つてゐる。むしろ、よく発言して頂けたと感謝してゐる」と淡々と述べたのである。

長年に渡つて総理総裁を目指し、ひたすら研鑽を積み重ねて来た政治家が、その大目標に挑もうとする目の前で、その人格を「捏造クーデター説」により汚されたのである。これほどの悔しさ、やり切れなさは無いだらう。しかし、それでも言ひ訳をせず、周囲の支持者にただ感謝の言葉だけを残して、締め括つたのである。

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この時の人間不信や落胆に比べれば、今はまだマシであらう。やるべき仕事が目の前に満載されてゐる状況が、どれほど政治家・麻生太郎を奮い立たせてゐるか、容易に想像出来る。あらゆる誹謗中傷を退け、我慢に我慢を重ね、出来る我慢の限界を越へても、なお我慢し、自らの信じる国の将来像を実現すべく、着々と仕事に取り組んでゐるのである。

 麻生首相は国民を一点の疑ひも無く信じた。
 今度は国民が麻生首相を信じる番である。
 それは盲目的信仰ではない、過去の確かな業績が齎す「信頼」の表明である。

内閣総理大臣と雖も、出来る事と出来ない事がある。
明日なら出来ても、今日は出来ない事もある。

問題には序列がある、優先順位がある。態勢を立て直して、「日本が日本である為に」闘ふべき時が来た。当面の経済問題が解決すれば、次は金では買へないもの、金よりも大切なものにその焦点を移さねばならない。国家の将来を揺るぎないものにする為に、仇為す者を排除して、国の内外に平和と安定を齎す為、最善の努力をせねばならない。

二言目には「近隣諸国の理解を得て」などと薄気味悪ひことを云ふマスコミや議員には、「その近隣諸国に核兵器で狙はれてゐる現状」を、どのやうに考へるか伺ひたい。内にも外にも敵だらけの状態で、我が国の政権は運営されてゐる。これを国民が支へないといふことは、国民一人一人が敵に加担してゐるのと同じことである。国民が国民に刃を向けてゐるのと同じことである。「友愛」や「正義」で国は護れない。経済政策と同様、数字の裏附けがある冷徹な戦略のみが、国家と国民の生命・財産を護り得るのである。

有事の先頭に立ち得る資格を持つ者は、「今一人しかゐない」。
パンドラの箱の最後に残つた「希望」とは、まさに麻生太郎その人のことである。 

 


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