一口馬主日記

一口出資している馬達や仲間内POGの雑感等

期待の2歳馬紹介④

2013年01月20日 | 一口馬主
父ゴールドアリュール 母チャールストンハーバー 牡馬 栗東・安田隆厩舎

・血統面
 なんと言っても5800万円という募集価格。恐らく一口クラブで募集される父の産駒としては
 今後も含めて最高価格になるんじゃないでしょうか。個人的には血統のわりに割高の馬は
 大好きでキャロなんかでは採算性を無視すれば走る馬に出資する最もお手軽な選別方法
 だと思っています。しかし、この馬の場合はちょっと趣旨が違いセレクトセール出身馬です。
 セレクトセールは馬の良し悪しより、その時の血統の流行が色濃く価格に反映される感じで
 ピルサドスキー産駒に9000万超やダンスインザダーク産駒が億超え連発。上は走りましたが
 一発屋だったっぽいアドマイヤムーン、ラインクラフトの下が超高額落札と後から考えると
 狂気の沙汰と思わせる価格が連発。当馬もそこまで極端ではないものの、上が無敗でG1を
 勝った直後ということもあり、この血統のピーク価格で落札された印象。実際、カレンが走る
 前、母はノーザンFを一回、出されており繁殖としての評価はギリギリだった状況。その辺を
 鑑みるとこの価格は典型的なセレクトセールバブルによるもので純粋な血統の査定としては
 ここまでの評価は難しいところ。実際に募集時はここまでの値段は無理とスルー候補でした。

・馬体面
 丸みのあるガッチリとした体格の持ち主で現時点でもかなりの筋力を感じますが、まだまだ
 良化の余地はありそうですし、それを支える骨格もありそう。しかし動画の動きは硬い感じも
 ありません。血統的には高過ぎるとスルー候補だったものの馬体に関しては相当なレベルに
 あり、順調にいけば価格に見合った活躍をしても不思議ない馬だと思っています。最終的に
 牧場見学された方のブログに載っていた写真の印象が素晴らしく、馬体の惚れて出資に至り
 ました。如何にもダート馬という印象で、父を考えてもそのイメージと適合するのは良さそう。
 今後の成長にも期待です。

・厩舎面
 関西でもトップクラスの厩舎になった感のある安田厩舎ですが、その中でもトランセンド等を
 筆頭にダート馬の活躍は特筆もの。当馬は血統・馬体的にもダート路線になるのは、ほぼ
 間違いないと思いますので、この厩舎の所属になるというのは他の一流厩舎の所属になる
 以上に期待感が大きくなりますね。厩舎の偉大な先輩に続いて欲しいものです。

・現状期待度:★★★★
 セレクトセール出身ということもあり、必要以上に高額になっている嫌いはありますし、この
 価格でダート志向が色濃いのは微妙なところ。しかし、それを除けば血統・馬体・厩舎面が
 ここまでマッチしている馬はそうそう居ないんじゃなかと。早いうちからガンガン走るタイプ
 ではなさそうですし、時間を掛けてジックリ調整して欲しいですね。無事にいけば、相当走る
 馬だと見込んでいます。

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