日曜結果
東京11R ブラジルC ロードヴァレンチ 木幡巧騎手 10番人気 3着
パドック映像の雰囲気は良さげでしたが、全く走れなかった前走も悪くは映りませんでしたから何とも言えない
ところ。精神面の問題とも思えるだけに走ってみないと分かりませんね。レースは良い時のダッシュとは違う
印象でしたが、それでも前走の様に全く進んでいかないということはなく押していって前へ。一つ内の馬が強く
主張したこともあって番手からの競馬になりましたが、リズム良く進めている感じで道中はまずまず。ちょっと
誤算だったのはペースが流れ周りの馬達が4角回るところで早々に脱落して単騎で抜け出してしまったことかな。
直線に入ると長い時間、一頭で走る形となり一旦は後続を完全に振り切りましたが、東京の直線は長く、最後に
少し甘くなって3着。ただ、久々にこの馬らしい粘りを見せてくれましたし、前走で馬がおかしくなったという
ことがなかったのは良かった。これを見ると力を出せればOPでも十分に戦えるだろうし、1800m以上でもやれると
いうのが分かったのも収穫。個人的にも好きな馬なので、ここから仕切り直しでまた頑張って欲しい。
東京12R 3歳以上2勝クラス ロードレイライン 永野騎手 9番人気 13着
菊花賞の直後ということでパドック映像の記憶なしw。スタートを決めるとダッシュよくハナを奪い、態勢的にも
完全に逃げの形が取れましたが、藤岡ハ騎手が執拗に絡んできて、途中から番手に。出来れば単騎で楽に行きたい
ところでしたから、一度ハナを奪ってから控える形になったロスは痛かったですね。それでも手応え良く直線に
向いて一時は粘るところも見せましたが、最後は止まって13着。やっぱり最後が甘くなるのは距離の部分で、
絡まれた分、より厳しくなったという感じ。これを見ると絶対に距離を詰めた方が良い気がするけど陣営がどう
判断していくか…。
京都1R 2歳未勝利 ロードフォアエース 川田騎手 1番人気 2着
プラス馬体重できたのは意外でしたが、太目感はなく馬体の張りや毛艶は上々。キビキビとリズム良く歩けていたし、
この中に入ると馬は一枚上かなという印象。レースもスタートを決めてスッと2番手を確保。勢いよくハナまで行って
しまいそうなところを川田騎手が抑えて、少し頭を上げるシーンもありましたが、すぐに収まってくれましたね。
その後は緩めの流れを手応え良く、番手のまま進めると4角手前に自然とハナへ。付いてきている人気上位馬との
手応えも圧倒的優勢で、これは楽勝かなという雰囲気。しかし、追い出されたところで頭を上げたりしてアレっと
思うと、直線で追っても後続を突き放せずジワジワという伸び。それでも相手も余裕がある感じではなかったので
押し切れると見ていましたが、最後の最後に交わされてしまい2着。時計は平凡だし、ラップを見ると最後は相手が
伸びたというより、こっちが止まったという形。ダートの方が良いという進言を受けてのレースでしたが結果だけ
見ると追い出されてから、伸びが物足りないのは芝もダートも差がないかなぁ。メンバーに相当恵まれたし、それで
勝てないとなるとダートで化けるみたいな芽は薄い気もする…。馬の見栄えは素晴らしいし、そのうち勝てそうでは
ありますが、元々の大きな期待値から考えると大きく萎んだ感は否めないねぇ…。
京都11R 菊花賞 ドゥレッツァ C.ルメール騎手 4番人気 1着
デビューから大きな増減はなく、460キロ前後で競馬をしてきている馬。前走がデビュー以来最低体重で少し心配
したので、プラス体重でこれたのはポジティブな材料。調教後馬体重が472キロで、初の関西圏への輸送を経て468
キロなら上々でしょう。追い切りでは2週続けてシッカリと負荷を掛け、長距離輸送があった中での数字ですから
ドゥレッツァ自身も成長してきているのかな。パドック映像ではピカピカの毛艶で黒光りし、集中して歩けており
状態の良さが伝わってきました。ただ、G1メンバーに入ると力強さの面では見劣る感は否めず、その辺がレースに
いってどうなのかと。レースは最後入れもあり、何とか五分に出て中段あたりから進めるのかな…と思っていましたが、
坂の下りを使って一気に押し上げてハナに。前めの位置も取れる馬ではありますが大外を引いた時点で大事に進めると
見ていたので、これには目ん玉飛び出そうになりましたわ。1周目のスタンド前では既に折り合いは付いていたし、
掛かって制御不能というのとは違うのかなとは思いましたが、それでも最初の1000mが60.4秒で流れていましたから
これは厳しいな…と。しかし、そこからはシッカリとラップを抑えて、その影響で向う正面ではかなり出入りが
激しくなりましたが、前半とは打って変わってインでジッと息を入れると、一気に密集した馬群の中でゴチャつく
後続を尻目に絶好位のインを捌いて直線へ。追い出されてからの反応も鋭く、一旦はタスティエーラに迫られるかと
いう勢いでしたが、最後は逆に突き放す位の伸び脚で3馬身半差の勝利。や~とにかく色々な意味で驚いたというのが
本音。秘めた能力からワンチャンある可能性は期待してはいましたが、こんな競馬をするのは予想していなかったし、
ここまでの走りをしてくれるとも思っていなかったので。ルメール騎手の仕事は神騎乗といっても過言ではないで
しょうし、それに上り3F最速で応えたドゥレッツァも素晴らしいの一言。この馬は成長途上と思っていたので今の
段階での菊花賞参戦は反対でしたが、この結果を見るとごめんなさいとしか言いようがないですわ。ドゥレッツァの
成長曲線が想定以上なのかもしれませんが、まだまだ良化の余地も残していると思うので本当に将来が楽しみです。
脚元に不安がある馬なので先ずは激戦の疲れを取って大事に大事にいって欲しい。とにかく今日は素晴らしい競馬を
見せてくれたドゥレッツァとこの馬に関わる全ての方に感謝したい。
2023年通算成績 (23-21-12-16-8-94)
1.01/07 中京 3歳1勝クラス プロトポロス D.イーガン騎手
2.01/09 中京 3歳新馬 アルジーヌ 川田騎手
3.01/14 中山 アレキサンドライトS ロードヴァレンチ 永野騎手
4.01/14 中山 カーバンクルS ジュビリーヘッド 横山和騎手
5.02/05 東京 銀蹄S ジレトール 坂井騎手
6.02/05 東京 4歳以上2勝クラス オールフラッグ 内田騎手
7.02/09 佐賀 佐賀記念 バーデンヴァイラ― 福永騎手
8.03/11 中山 3歳未勝利 ルーラルハピネス 川田騎手
9.03/18 中京 4歳以上1勝クラス アレマーナ 角田和騎手
10.03/18 中山 3歳1勝クラス ロードディフィート 田辺騎手
11.04/02 中山 山吹賞 ドゥレッツァ 横山武騎手
12.05/14 京都 4歳以上1勝クラス サンクフィーユ 西村騎手
13.06/04 阪神 3歳未勝利 ロードマンハイム 鮫島駿騎手
14.06/04 東京 ホンコンJCT ドゥレッツァ C.ルメール騎手
15.06/11 函館 遊楽部特別 アルジーヌ 西村騎手
16.07/23 福島 横手特別 ロードバルドル 戸崎騎手
17.07/29 新潟 関越S ストーリア 菅原騎手
18.08/05 新潟 2歳新馬 ファーヴェント 松山騎手
19.08/05 新潟 3歳以上1勝クラス ロードラディウス 菱田騎手
20.08/19 新潟 日本海S ドゥレッツァ 戸崎騎手
21.09/09 中山 3歳以上1勝クラス ルーラルハピネス C.ルメール騎手
22.10/21 東京 富士S ナミュール J.モレイラ騎手
23.10/22 京都 菊花賞 ドゥレッツァ C.ルメール騎手
先週はストーリアを突然喪い、急にどん底に突き落とされたような気分でしたが、今週は土曜の富士Sで
ナミュールが復活してくれて、日曜は菊花賞でドゥレッツァが驚きの走りでのクラシック制覇。正直、この趣味は
ガックリすることの方が多いけど、たま~にこういう風に予想も出来ない様な良いことがあるんだよね。先々の
ことは一先ず置いておいて今日は余韻に浸りたい。
俺も凄く後押ししてもらった気持ちになったよ!!
ありがとう!!
殆どは期待して厳しい現実にガックリ…ってケースなんだけどね。
たま~にこういうことがあるから嫌なことがあっても止められない趣味だわ。