ちょっと物足りないが…

日曜結果
中山10R　東風S　ヴェスターヴァルト　菅原騎手　11番人気　14着
去勢手術明けで久々の出走になりますから、大きな馬体重の増減があっても不思議ないところ
ですが、幸い微減というレベル。ただ、パドック映像を見ると、コロンと映し、少し余裕を感じ
させる上、硬さもあったかな。良化途上で、ここを叩いてからという雰囲気。ゲートを無難に
決めて、それなりの位置が取れるかとも思いましたが、やや外めの枠もあってか、積極的に行く
ことをせずに中段からの競馬。その後は力むところをなだめながらの競馬となり、徐々に位置を
悪くして後方に。それでも4角手前では前と差を詰めて行って、勝負圏内まで押し上げるところ
まではきました。しかし、直線では進路がなかなか確保出来ず、伸びそうかなと思っている間に
試合終了。最後は止めてしまう感じでシンガリ負け。もともと叩いてからという雰囲気だったので、
負けは仕方ないですが、それにしても最初から最後までリズムの悪いまま終わったしまったなぁ。
調教代わりと割り切って次に繋げたい。

阪神9R　小豆島特別　ヴィルヘルム　団野騎手　2番人気　2着
馬体重は増減なしで、前回も気持ち太いと感じましたが、それで結果が出ていたので悪くはない
かと。毛艶も良くてパドックでは相変わらず見栄えするタイプ。キビキビ歩けていたのも好感
でした。レースは好発を決めると好位のインで脚を溜める形。本音はもう一つ前くらいでとも
思いましたが、比較的ペースは流れていたし悪くない形でした。直線に向いてからも上手く馬と
馬の間を割って、そこからもシッカリ脚を使ってくれましたが、今日は勝ち馬の決め手が強烈
過ぎましたね。外から凄い勢いで並び掛けられると、こちらも抵抗しますが勢いが違い過ぎる感じ。
内容は完敗でしたが、それでも3着以降との差はあったし、課題の決め手のなさも徐々に解消
されてきているかな。かなり濃いメンバーが揃っていた昇級戦と考えれば十分な内容でしたし、
思っていた通り、相手なりに堅実に走れるタイプ。これなら次も楽しみが持てそうです。

中京5R　3歳未勝利　ストーリア　岩田望騎手　1番人気　1着
牝馬にしては馬体重がありますが、胴長でスッキリと見せるタイプなので、マイナス10キロは
どうなのかなと。直前の調教が軽めだったこともあるし、減った馬体の維持に苦心していた？と
勘繰りたくなるところです。ただ、パドック映像では極端に細い感じはなく、腹周りは、やや
スッキリでしたが、これは体型もあるので許容範囲内かな。ゲートは自分から出ていく様な感じで
好発を決めると、行く馬をパスして好位のインを確保。位置を取るまでは理想的でしたが、最初の
コーナーの入り辺りから行きたがる素振りを見せると、その後は激しく頭を上げて派手に掛かって
しまっていました。これまでは、どちからというと道中はあまり進んでいく感じではなかったので、
少し予想外の展開でしたし、レースの半分位は頭を上げていた位なので流石に影響も小さくなかった
でしょう。それでも勝負所では周りと比較して手応えに余裕があったし、追い出されてからも、
掛かった影響かスッと反応出来ていませんでしたが、周りの馬達も余力がない感じでしたから、
これなら押し切れるかなと。終わってみれば完勝という感じでしたが、自滅もありえる展開で、
相手関係に恵まれた印象は否めないかなぁ。まあ、まだ体質的にシッカリしておらす、将来的に
良くなりそうなタイプですから、内容はともあれ、先ずは勝ち切れたことが大きいですね。これで
馬に合わせて使っていけると思うので今日見せた課題を含めて時間を掛けて改善が図れれば。

中京10R　昇竜Ｓ　ジレトール　川田騎手　2番人気　2着
数字上は馬体減でしたが、パドック映像を見ると細い感じは皆無で、馬体に張りがあり。気性面に
課題のある馬ですが、程よく気合が乗ってキビキビ歩けており、心身共に状態は良さそうでした。
今後に向けて重要な一戦なだけに力が入るところです。レースはいつも通りにスタートを決めると
スッと勢いが付いて前めへ。ハナを取れるかなという勢いでしたが、最内枠の馬が主張してきたことも
あり、番手からの競馬。折り合い自体は付いて、良いリズムで進めているかに映りましたが、レース後、
川田騎手のコメントでは後続につつかれて力んでいたとのこと。直線に入っても余力がある感じで
マークされる形になったリメイクとの叩き合いになりますが、最後は道中で力んだ影響か少し脚が
鈍ってしまい2着まで。負けたのは悔しいですが、苦しい中でも正攻法の競馬をして敗れたのだから
今日は仕方なし。もともと晩成タイプと思っていたところで、この時期にOPで2着にこれたことを評価
したいですね。今後も大事にいって欲しい馬。

中京11R　金鯱賞　レイパパレ　川田騎手　2番人気　2着
エリザベス女王杯対比ではマイナス12キロ相当になりますが、陣営からは意図的に絞っているという
戦前のコメントが出ていたので想定内の数字。常識的にはもっと数字があった方が良いのかもしれま
せんが、馬体を増やした昨秋が全く駄目だった訳ですから、結果が出ていた頃の数字まで絞る意図は
理解出来るところです。パドック映像でも数字通りに少し華奢に映しますが、これも昨年同時期の姿…
と捉えればあり。まあ、もともと見栄えするタイプではないしね。レースは五分の出てから、ソロっと
進めますが勢いはスッと付いて前めに。内にいたジャックドールとシフルマンが主張していたので、
これを行かせての競馬と、調教からも大体予想通り展開に。ただ、折り合いについては、どこかで
スイッチが入ることを心配していましたが、多少、力むところは見受けられましたが制御出来ない
レベルにはならず。久しぶりに良いリズムを保ったまま、直線に向き、前を追い上げますが、逃げた
ジャックドールの手応えが楽で、早々にこれは交わせないなと。最後は突き離されて完敗の内容
でしたが、それでも早い時計の決着を踏ん張って2着は確保。まあ、2キロ増の斤量条件でしたし、
折り合いの面での進展を見せてくれたので、復調の兆しは見れたかな。ただ、折り合いがついた結果、
若干小さくまとまってしまった印象で、物足りない感じがあるのも事実。距離を詰めれば最後、
パタっと止まることはないし、更なる距離短縮で、平均的に速いラップを刻む競馬が理想的だと
思うんだけど、陣営は今後、どういった判断をするかね。正直、中途半端に折り合いがついたことで、
中距離路線に固執される方がトータルでマイナスな気もするのだか…。


2022年通算成績　(14-8-3-2-1-13)
１．01/05　中京　3歳未勝利　ロードジャスティス　松山騎手
２．01/08　中山　3歳未勝利　ロードヴァレンチ　内田騎手
３．01/15　中京　紅梅S　フォラブリューテ　C.ルメール騎手
４．01/16　中京　4歳以上1勝クラス　ヴィルヘルム　松山騎手
５．01/16　中山　4歳以上1勝クラス　ロードミッドナイト　三浦騎手
６．01/16　中京　梅花賞　セレシオン　川田騎手
７．01/22　中京　3歳1勝クラス　ジレトール　川田騎手
８．01/29　中京　茶臼山高原特別　ロードプレジール　川田騎手
９．02/05　中京　4歳以上1勝クラス　ヴェルトハイム　岩田望騎手
10．02/26　中山　水仙賞　ロードレゼル　三浦騎手
11．03/05　阪神　3歳未勝利　サンクフィーユ　川田騎手
12．03/05　阪神　チューリップ賞　ナミュール　横山武騎手
13．03/06　中山　総武S　バーデンヴァイラー　福永騎手
14．03/13　中京　3歳未勝利　ストーリア　岩田望騎手


　日曜は5頭出走中4連対と数字だけ見れば上々なのだが、一日に2着3回というのは少々、悔しい
思いが残ったりしますね。それでもストーリアは人気に応えてシッカリ勝ってくれたし、2着3回も
強い相手に渡り合ってのもの。ただ、ここ最近は「なんとか勝ってくれないかな～」みたいに思う
出資馬が大体勝つ…という確変状態が続いていましたから、感覚が麻痺ってしまっていて少々、
物足りなく感じるのかも。

心配していたレイパパレは勝てなかったものの復活の兆しはあり。問題は次走どこになるかだけど、
早々に放牧に出されることが確定し、常識的には大阪杯の可能性は低い。まあ、同厩のナミュールも
中2週でしがらき放牧を挟んで阪神JF出走があったので、可能性ゼロではないのでしょうけど。
個人的にはマイルでの競馬を見たいのでヴィクトリアマイルという選択が希望。なんとかその
方向にいって欲しいのだが、今回、折り合いが付いたことが逆に仇にならないか心配。予想される
最悪のシナリオは…「レコード決着の競馬を斤量2キロ増の条件で頑張った反動もあるので、少し
間隔を空けたいと思います。折り合いがついた今なら2200mも対応出来るでしょうから、宝塚記念を
目標に進めます」みたいな展開になること。距離をこれ以上伸ばすのは絶対に止めて欲しい！！！
そういう風にならないことが確定しない限りは、今日の結果を素直に喜ぶことが出来なかったりします。