「たにぬねの」のブログ

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黒揚羽夫人の最善手_第十九、二十、二十一手目

2023-12-22 22:22:22 | texto
十九手目、触らん距離まで近寄る(考慮時間二、三時間)
午前で終わったので帰宅した先手側のヒトの子は朝にジッとしていたところに後手の芋虫はおらず、若木の上方にある葉の彼方此方が齧られていたことを確認した。先ず、直ぐ蛹になるつもりがないらしいことが判明したがものすごい量を食べられていないことも分かった。

だから同ペースで食べると仮定して、二、三日で鉢の若木の葉を食べ尽くされたり、致命的な葉の枚数になる心配はなさそうだが仮にこの仮定が合ってるとしても一匹の推計なので・・・朝は一見した程度の見方だったから念のため若木の全体を見直し、改めて一匹しかいないことを確かめ・・・幾つかの選択肢を思い浮かべる(ヒトの子)。幾つかといっても、排除するか否かで、前者であればいつ実行するか、後者であればいつまでそのままか、ってという範囲。

後者のいつまでの最長は蝶になるまでってことになるだろう。言い換えると河内晩柑の若木と黒揚羽の幼虫の”共存が可能なのか”ってことなのだろうが今朝行った先送りとも当面行うこととしては被ってくる選択で、現時点においては取りがちな選択肢である。その傾向をヒトの子は薄っすらと自覚しているのかもしれない。

だから、そうなりがちを避ける意味合いでか前者の芋虫に排除的な選択肢についても焦燥的に考慮している。そして、排除的チョイスの中には芋虫に触る可能性が出てくる。すなわち、臭角への恐怖(トラウマ)が自動的に過ってしまうのだ。それで臭角に負けまいの気持ちが起こり、排除系の前者を選んだわけでもなく本当に触る気はないが、思考の流れに身を任せる如く、迷いながらも『触らん距離まで近寄り』、改めて、みる。
評価値:後手0~60%でグラフ激しく揺れる

二十手目、大きくのけぞった(考慮時間0分)
先手側のヒトの子が近づいてきたので後手の終齢の幼虫は素早く背を縮めて上半身を振る格好に(成った)。後ろの10本の脚で体を支えたまま、頭や上半身を反らし、『大きくのけぞった』。それは背を反らし、頭部が大きく揺れる(威嚇!?)動作(か)。
評価値:後手10~30%でグラフ揺れ気味

二十一手目、下に落とす(考慮時間0分)
芋虫の急なのけぞりに驚いた先手側のヒトの子は、とっさに身を引いた。
座ったままの上半身だけ引く格好(。)
このリアクションに呼応したかどうか分からないが身をよじらせた後手の姿勢は元に戻っている。

次の攻撃として臭角を出すかもしれないと思った先手側は腰から上の身を引いたまま体感で数秒固まってしまう。体感で数秒の間に臭角が出てこなかったので・・・排除的選択肢群の流れの一つに触るざるえないパターンもあったためだろうか
・・・動き出しとしてヒトの子は反射的に数㎝の芋虫を『下に落とし』ていた。

衝動のついで鉢なり外に出す例の企てを実行しようと思ったが、出すなら朝からと考え、単なる先送りかもしれないが一旦、留まる。鉢内の土の上に放って置いたら若木を登って、食べられるのであれば、それは最後の晩餐でもないが・・・複雑な感情の結果が先送りという判断や行動に繋がったか
・・・ジッとして動かない芋虫をみながら考える。
評価値:後手19~21%


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