「たにぬねの」のブログ

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黒揚羽夫人の最善手_第二十五、二十六、二十七手目

2024-03-03 13:33:33 | texto
二十五手目、昨日の午後から何も食べていないのだろう(考慮時間二、三十分)
先手側のヒトの子は朝、鉢の外側で頭を上にジッとしている芋虫を見つける。窓に面する側で昨夜は見ていない箇所。
昨夜からそこら辺に居るのか、明け方に辿り着いたか分からない。ただ、屋内にある唯一のミカンの(小)木からは、ずっと遠ざかっていたと仮定すれば『昨日の午後から何も食べていないのだろう』ということになる。さぞかしお腹を空かしているのではときにする反面、上に広がる外壁に頭を上にジッとしている様子から今度こそ蛹になる前蛹ではないかと・・・
・・・さて、幾度もヒトの子が蛹になる前触れではと思ってしまうのは蛹になる前、食欲が落ち、蛹になる場所を探す前蛹という言葉をうろ覚えしていたからで、本当の前蛹になっている揚羽の仲間の幼虫をみたことはないからである。さてさて、仮に前蛹であれば、これ以上もミカンの葉を食べられる心配もないので、黒揚羽の羽化をみてみたいなど都合の良い考えも生まれ、そのまま出掛ける。
評価値:後手15~25%を振れるグラフ

二十六手目、登ってみよう(考慮時間二、三時間)
(前日の日の角度が小さくなる時間帯から何も食べてないまま)朝を迎えた後手の終齢幼虫は(空腹だからか先手側の気配を感じ焦ったからか定かではないが)とにかく、(先手側のヒトの子に)見つかった姿勢のままジッとしている。幸いにもいつもの如く何もされないまま今日もヒトの気配は家から消えたので昨夜の若木から遠ざかる方針に変更もなく、向きを変え外壁を降りた。

透明の板の向こうは目指さないで、しばらく進むと別の鉢の外側に接触。
『登ってみよう』。どんどん登る。植木鉢の縁に到達。
少し、縁に沿って進んだのち、『鉢の内側』へ降り入り、そのまま鉢の底に盛られた土まで降りる。狭い土の部分には食べれる葉どころか草木一つも生えてなかった。が、植木鉢とは違う材質で植物性の感じもする斜めに登っていける細いものがあった。
『登ってみよう』。半分の高さを超えた辺りで休憩。
評価値:後手5~10%を振れるグラフ

二十七手目、葉をおき、鉢の中に落とした(考慮時間小一時間)
若木にいないようだったので先手側のヒトの子は前蛹だったと思いこんだ。だから翌朝、隣の部屋から添え木の先端(近く)に芋虫程度のサイズの存在に気づき驚く。傍まで行って終齢幼虫であることを確認した。
ちなみに添え木といっても現在は何も支えていない。現在、植木鉢の底から数㎝の少しばかりの土が入っているだけの実質的に空の植木鉢にある添え木。

ヒトの子が小学一年生のとき、食べていた河内晩柑の果実(の房)にあった二粒の種を気紛れに育てはじめ、今度の七月で発芽してから4,5年を迎える花も咲かしたこともない若木。これまでも大きくなるにつれて(時期として適切であるらしいを調べた上、主に三月に)大きな鉢に何度か植え替えてきた。
背丈(高さ)が30㎝を越えたくらいになると真っ直ぐに立てなくなったから、それぞれの鉢に添え木を立てた。そう言えば、その頃に木の背丈がある程度(の1m前後)になったら庭に移そうと思った曖昧な記憶を思い出したヒトの子。ただし、庭といっても家の敷地の土の部分ってだけで植物との相性があるかもしれないから昨年の三月に別の鉢植えの一株を先行的に庭に移し、様子を見ている。一年経過した段階(の今年の三月)で幸い、枯れるなど最悪なことは起こらなかったが葉の色や葉の数など思わしくない面もあったため来年以降に先送りにした感じだ。※一手目にも記述あり

だから、丸一年と二、三カ月かな、何も植えられていない鉢がミカンの若木の鉢に数十㎝程離れた隣にある。庭へ移す際、根から落として底4,5㎝程度分残った土と何か植えるかもと先っちょ1,2㎝土にさして、縁に寄りかかる感じの添え木がそのまま残っている。寄りかかっている角度は60~70度といったところ。
(何故か)その先端の方でジッとしていたのだ。
いよいよ蛹になる準備でもう食べないか、まだ蛹になる準備ができておらず直近の食事が一昨日の昼(前)ならば40時間、少なくとも36時間何も食べておらず非常に空腹な状況にあるのか、・・・(悩ましいけど)
・・・(昨年)庭に移した若木の葉! もありかもと急に思い立ったヒトの子。

外へ出て改めてみると(冬には室内より枚数が少なかったが)すでに太かった幹はさらに太く、茎を伸ばし、伸びた枝先にはたくさんの葉。ただし、室内の若木と比べると葉の色は黄緑色である。改めてスタートが鳥の雛の食糧にでもプランであったから種から見守ってきた河内晩柑の葉を差し出すことに戸惑いもあるが一旦脇に置き、取り敢えず、今年生えた葉は避け、高さ的に採りやすかった葉を三枚千切って部屋に戻った。

僅かばかり、土を湿らすため、水をまき、添え木の角度を少し急に(して底に落ちるよう)して、鉢の底に浅く置いてある土の上に『葉をおき、鉢の中に落とした』。幸いにも添え木から終齢幼虫を離す作業において臭角出されずに済んだ。
評価値:後手50~75%で振れるグラフ


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