教育再生会議の第一次報告書に関して先日感想を書いた。昨日(我が家の新聞では29日)の朝日新聞の時流自論で本田氏が意見を寄せていて、その中で、学力向上を意図した授業時間数の増加に対する疑問を投げかけている。
そのご意見によれば、授業時間と学力向上は必ずしも対応しないし、そもそも学力低下がすすんでいるという現状認識そのものにも疑問があるとしている。根本的な問題は、子供が教育内容に生活や将来との関連性や意義を見出しえていないことにあるとしている。
3日連続のインドの衝撃を見ていると、インドのエリートたちの学習意欲の高さに驚くが、小学校から大学までの教育課程が、そのまま卒業後の社会での活躍に結びついていることを意識していることが、ひしひしと伝わる。戦後の高度経済成長時代の日本でも同じように、いい成績をとって、よい学校に入って、よい会社に就職することが目指すべきもの、とはっきりと認識されていた。
本田氏のオピニオンの最後が、「愛」や「規律」「奉仕活動」を(子供たちに)押し付けても、子供たちはいっそう内面的な離反を強めるだけ、という指摘は頷ける。
そのご意見によれば、授業時間と学力向上は必ずしも対応しないし、そもそも学力低下がすすんでいるという現状認識そのものにも疑問があるとしている。根本的な問題は、子供が教育内容に生活や将来との関連性や意義を見出しえていないことにあるとしている。
3日連続のインドの衝撃を見ていると、インドのエリートたちの学習意欲の高さに驚くが、小学校から大学までの教育課程が、そのまま卒業後の社会での活躍に結びついていることを意識していることが、ひしひしと伝わる。戦後の高度経済成長時代の日本でも同じように、いい成績をとって、よい学校に入って、よい会社に就職することが目指すべきもの、とはっきりと認識されていた。
本田氏のオピニオンの最後が、「愛」や「規律」「奉仕活動」を(子供たちに)押し付けても、子供たちはいっそう内面的な離反を強めるだけ、という指摘は頷ける。