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おやじの独り言

ニュースな出来事、身近な出来事、季節の移ろい・・などなど。要するになんでもあり

大分県

2008年07月12日 09時21分13秒 | 教育
昔から教員試験にはコネが必要というのは一般社会常識だと思っていた。結果的には教師になるのは教師の子供、という一種の世襲状態である。しかも、お父さんがどこぞの校長だったという話である。

教頭や校長になるには管理職試験というものをうける必要があり、その受験には校長の推薦が必要となれば気に入られなければ何も始まらない。そういう状況ではどうなるかは明白。

デキの悪いのが教員になって、できの悪いかわいい教員が管理職に昇進していくわけである。

こういうニュースの取り上げ方であるが、だれもがそんなものあるに決まっている、と思っている話題でありながら、新聞の取り上げ方は、こんな不正があったと驚きの報道から始まって、その不正は一人ではなくもっと沢山の不正が発覚となる。その後、その不正は一部ではなくほとんどの上層部が関わっていて、しかも過去にさかのぼってそういう不正が行われていた、ことが判明と発表する。そして、最後は、政治家の関与にまで発展する。

新聞にとっては、こういう小出しの発表は免罪符みたいなもののように思えて仕方ない。新聞記者がそのような不正の存在を知らない訳が無い。本気でやるなら、日本全国同じ問題があるわけだから、徹底的にやっても良いはずだが、大分で槍玉に上がっただけで、そのうち尻すぼみに報道が縮小していく。

世襲化が最も進んでいるのは政治の世界だろうか。見直すべきところが多すぎる。

高校の授業料

2008年04月17日 22時03分06秒 | 教育
飛行機は空席のまま飛べばそれだけのことだが、埋まらない座席にタダで人を載せても金がかかるわけじゃない。だったら、安くしてでも人を呼びこめばそれだけ儲かる。

高校の授業も、だまって後ろに座って授業を聞くだけなら、10人居ようが20人居ようが特に費用が発生するわけじゃない。入学金を納めない、授業料を払わないなら退学、という判断も結構だが、入学させて授業も受けさせればよい。卒業証書が欲しければ金を持って来いでもよい。教育を受ける権利を奪わなくてもよいだろうと思う。

東京都では塾に行くための費用を無利子で貸し付けるそうである。そんなくだらないことをするより、能力別クラス編成するだけでよい話である。宇都宮の超進学高校では物凄い勢いで授業が進んでいるそうである。できる生徒を集めれば、いくらでも教えられるのである。ピンからキリまでの生徒を前にして授業をやれということ自体がどだい無理な注文である。

韓国教育事情

2008年03月31日 23時04分16秒 | 教育
韓国の教育熱は物凄くて、家計に占める教育費が最も大きいらしい。

その韓国では空前の英語教育ブームで、大統領の肝いりで、学校での英語教育は英語のみで行われるという徹底ぶりである。

韓国の国際競争力を高めるためには、まず教育から、というのが大方針で、その一つの目玉となっているのが英語教育というところだろうか。

英語が話せれば国際化、という短絡思想は、日本の教育とも似かよっていて、笑えるが、方法論はともかくとしても、大統領の大方針に従って、事が着実に進んでいくところには感心する。

日本の場合も教育の必要性は声高に叫ばれるが、教育勅語の書き直しのような精神論のところで紛糾して、肝心の具体論では迷走するばかりで、一向に前進しようとしない。

具体的な方法論では韓国も思いっきり間違っていると思うのだが、なんでもかんでも主張しないと気がすまない正確は欧米向け。そういう意味では韓国の人にとっては英語さえ話せれば何とかなるかもしれない。

それにしても、であるが、国際的に通用する人材育成をしたければ、今の教育そのものをなんとかしなればならない。最近では、優秀な学生を確保するために、各大学では学費免除の奨学制度を設けるところが多いそうである。東京大学もその一つ。この方向性は良いと思うが、東京大学に救われるところまで行くことのハードルが高いのが今の問題。それを難なくクリアできるのは超俊才。今の日本に必要なのは、もっと裾野を広げた優秀な人材である。

親の収入に関係なく、学びたいとと思うものが教育を確実に受けることができる仕組みこそが今一番必要な教育改革。へたな仕組みや教育プログラムは不要だと思う。

何度も書いたことの繰り返しか・・

学位

2008年03月13日 23時51分11秒 | 教育
審査の教授に金銭授受というニュースである。

ある学位取得者から聞いた話では、学位取得にあたって謝礼を渡すのは半ば常識的に行われているとのことだった。その金額がまさに30万くらいだったような。

それはまた凄いなあ、と思って聞いたこともあってよく覚えている。

ニュースで言われているような、学位を金で買うというような、つい最近話題になった欧米の学位製造機関のようなインチキ学位ではなく、日本的な慣例として謝意を表するようなものかと、その時には聞いた。

アメリカではありえないが、日本では論文だけを書いて学位が取得できる仕組みが今の残されている。そういう仕組みを利用して、結構年配で学位を取得する方も多い。そういう取得の仕方をされるのは、ニュースで話題になる職種の方に多くて、辞めたあとの肩書きにということだろうか。そういう方にとっては、まさに謝礼かもしれない。

区立和田中学校

2008年01月10日 23時40分38秒 | 教育
民間塾との連携で以前ブログを書いた。今日の朝日新聞を見ると、それに区の教育委員会が待ったをかけた、ということだ。できる生徒向けというのが、親の逆鱗に触れて、教育委員会に怒鳴り込みが相次いだ、というところだろうか。

ありがちな話である。問題の捉えどころが違うようにも思う。

赤福が企業再生にあたって、今後余った餡子はその日のうちに処分することを徹底します、を表明とあったが、これを聞いてうーんと考え込んでしまう。もったいない。企業の社会的責任CSRの面から言えば、作り置きの餡子は使わない、というのは企業がそういう規定を作って商品を売ろうという意志を示したに過ぎない。要するに、その餡子は適切に保存すれば一日で食べきらないといけないわけではないはずである。だから、赤福という商品はこういう思想の商品だから、朝の餡子で売り切ります。売れ残らないようにするけれども、余ったら、それはこういう形で別の商品として、きちんと使います、と宣言してもらえばよい。と思うのである。

今この時間におやじのおやじが好きだったぜんざいを食べながら、おやじのおやじだったら、そんなもったいない、と言っただろうなと思いながら、これを書いている。・・今日は世にいう命日。

ところで、区立和田中だが、問題は問題として、できる生徒の教育ができないことが今の区立中学の問題なのだろう。それを解決する手段が民間塾との連携は感心しないことは、以前書いたが、それを問題としてなんとかしたいという思いはかいたい。俺は不幸のままだから、誰かだけが幸せになるのは許せない、では情けない。

オレの不幸も何とかしてくれ、それにはこんな方法をとるべきだ、みたいな前向きな文句をどんどん言ってほしい。そのときは能力別クラス編成、それが決めてであることは間違いない、と思う。

グランゼコール

2007年12月29日 22時28分23秒 | 教育
これが何かわかる人は、相当のお(この「お」が大切)フランス通か、教育関係者か。

おフランスの高等教育機関で大学の中でもエリート校とされるものである。元々は理工系の大学として設立されたもので、あのゴーン氏も理工系グランゼコール出身である。

グランゼコールのエリート意識は相当に高く、しかも卒業生の結束も高い。企業の経営陣や政治、行政の分野などトップクラスはほとんどが有名グランゼコールの卒業生で占められている。

卒業生に対する評価が高い分、卒業するのも大変になる。卒業生の価値が高いことは、そのままOBの評価にもつながるし、その逆もまたしかり。送り出す学校の責任も重くなる仕組みである。常に、社会が求める資質・能力形成に敏感でありつづけることになる。そういう仕組みを維持することを国としてもサポートしてきたものである。

そのグランゼコールも改革の真っ只中という状況にあるらしい。

EU統合は教育の分野にも影響を与えていて、教育についても卒業生の同等性を確保しようというボローニャ宣言にそった改革が進められている。独特の教育システムを持っているドイツもこの方向で大学教育の改変が進められている。このボローニャ宣言だが、基本的には大学と大学院の2段階教育制度とするもので、イギリスやアメリカ、もちろん日本もだが、こちらのやり方と同じようなものになるのだが、ヨーロッパの面白いところは、自らの方法を欧州方式と呼ぶ。

実は欧州の動きより先に、アメリカやイギリスも同じような教育要件の統一を図るワシントンアコードなる工学系の教育機関の同等性を保障する仕組みを作っているのだけれど、ヨーロッパはこの動きとは一線を画して、独自(と呼んでいる)の路線を突き進んでいる。日本は、もちろん、このワシントンアコードに最近やっと正式加盟させてもらった。欧州は閉鎖的だけれども、こちらは基本的にはオープンで紳士の社交場といった感じの民間組織である。ヨーロッパも民間組織。国は民間規格を追認する形で教育レベルが確保される。なにかと文科省がでてくる日本とは大違いである。

ところで、ワシントンアコードに加盟はしても、日本の工学教育のレベルは相当低い。工学系への志願者のレベルが下がったこともあるだろう。教員の中には偽博士号の人も50人近くいたそうだし、おフランスよりもこちらの改革の方が本当は急がれるべきだろう。

学校で民間学習塾通い

2007年12月12日 23時54分18秒 | 教育
少し前に、リクルート出身の方が校長の学校で放課後の時間を民間の学習塾に開放するとのニュースがあった。驚いた。

学校教育では限界があって必要な生徒には塾での教育を受けやすくするための配慮というような趣旨だったと記憶している。学校教育では限界というけれど、科目ごとの能力別編成にすれば学校教育が有名進学塾と比べて劣る教育しかできないとも思えない。ちなみに、この学校が依頼する民間学習塾は入塾試験をやるとあったので、まず間違いなく能力別のクラス編成をするのだろう。この条件を外せないとすると学校教育では限界が間違いなくあるだろう。

この校長のコメントには続きがあって、いまの学校教育そのものがすでに負担となっている生徒の受講はお勧めできない、とある。学校教育では物足りないが民間学習塾にかようのはなんらかの負担がある生徒のため、ということだろうか。

民間学習塾は基本的には放課後の時間の教室を利用するというだけなので料金を払って受講するということのようだが、その受講料が高いことにも驚いた。2万数千円で三教科までやると5万円を超えるとあった、ように記憶している。これで通常の半額程度ということらしい。普通の家庭にとっては負担大だろう。

能力別編成さえすれば民間学習塾に頼ることなく解決できると思う。バウチャー制度なんかよりも、最も簡単で一番効果的だと思う。

京都堀川高校

2007年10月16日 23時16分01秒 | 教育
プロフェッショナル仕事の流儀・・というタイトルだったか。堀川高校校長が登場していた。大学進学率がすべてじゃないが、数人しか国公立大学に進学できなかった高校が100人を越える卒業生を国公立大学に進学させた、奇跡の校長先生である。

途中で風呂に入ったので聞き逃している部分があるのだが、自分なりに感じたのは生徒を信じること、そして伸ばしてやるためにできることに全力を尽くすことが大切だということだ。

信頼が信頼を生み、新しい努力を生み、面白くなる。熱中すること、頑張ることが面白いと思えれば、生徒はどんどん伸びる、好循環。

逆のケースが圧倒的に多いのは当然。

校長先生の言葉で面白いのは、過去のすべての否定ではうまく行かない。今までのやり方の中の良いところを、さらに伸ばすために何が必要かを考えることが大切、という話があった。ここのところの政治の世界との対比で面白い。

道徳教育

2007年05月10日 17時02分16秒 | 教育
例のやんきー先生が、携帯を持たせる前の10歳までに道徳心を叩き込む教育をしないと、その後の道徳教育は意味が無い、という(ような)趣旨の発言をしたというニュースが流れていた。

こういう問題を、こうも断定的に言えるなんて、そもそもおかしいとか、あんた自身はどうなんだ(10歳までに道徳心をきちんと叩き込まれたから、その後やんきーを経験しても復活した、とでもおっしゃってるのだろうか)とか、そういうことをとやかく言うつもりではない。こういうことを、このやんきー先生に言わせれば、自分たちの思うような方向に世間を誘導できる、とでも思っている輩がいることが不愉快である。加えて言えば、そういう輩の言いなりになってそのような発言を平気でこなす、このやんきー先生の存在自体が不愉快である。

肝心の道徳心だが、叩き込まれるの表現はどうかと思うが、親や社会から受け継ぐもので、子供の道徳心が乱れているのであれば、それは社会の問題。子供たちに叩き込む前に、もう一度大人の再教育は不可欠であって、大人の更正はもう不可能とサジを投げてしまっては、結果的に子供の教育にもサジを投げたことと同じになっていると思う。

野球特待生

2007年05月03日 10時47分24秒 | 教育
特待生の本来の趣旨は、学業・スポーツ・文化等の才能に秀でた生徒・学生に対して、学費の一部もしくは全額を免除するもので、経済的な理由で就学困難な生徒・学生を援助するというものであろう。特待生制度を、誰もが違和感なく同意できるものとするためには、後段の条項、特に個人の援助というところが重要である。

今高校野球で問題になっている特待生議論を眺めていると、スポーツ特待生制度も目的が個人の援助という側面は全く無視して、ただ高校の競技力を向上させて、高校の知名度向上への寄与を目的としているところにあるのだろう。だから、ひどい高校になると部員の大半が特待生というところもあるらしい。

経済合理性に従えば、そういう特待生軍団で競技力を向上させて、甲子園常連校に名乗りを上げれば、生徒獲得が容易になって、しかも高校の(いろんな意味での)レベル向上になるのであればメデタシメデタシで、他から文句を言われる筋合いでもないだろう。問題は協約違反を承知でやっていることだけである。

そういう形で知名度を上げる高校に志願者が増える限り、ルールで縛ろうとしてもその抜け道はいくらでも考え出せる。いずれ有名無実化するのも時間も問題だと思う。