時のつれづれ(北多摩の爺さん)

下り坂を歩き始めたら
上り坂では見えなかったものが見えてきた。
焦らず、慌てず、少し我儘に人生は後半戦が面白い。

カルピスのできたてフラッペ

2021年07月04日 | 大人のおやつ

多摩爺の「大人のおやつ(その16)」
カルピスのできたてフラッペ (カルピス+ファミリーマートのコラボ商品)

お昼過ぎ・・・ 買い物から帰ってきた女房が「喉が渇くでしょ。」といって差し出したのは、
カップに「カルピスのできたてフラッペ」と書いてある・・・ フローズンタイプのカルピスだった。

「おぉぉ・・・ カルピスじゃん。いったいどうしたの?」と聞くと、
コンビニでレジに並んでたら、たまたま、ホントにたまたま、前の前にいた人が買ってたんで、
つい釣られて、買ってきたと言うではないか。

行き当たりばったりというか、出会い頭というか・・・ そういうことなんだろうが、
冷房を入れるほどじゃないものの、ちょっとばかり蒸し暑かったもんだから、
バッチリグッド、ベリーグッド、ジャストグッドである。

最近は、飲む機会がほとんどなくなり、その代役は麦茶に取って代わられたが、
小学生の頃、夏休みになると必ずといって良いほど、遊んで帰ったあとは一目散に冷蔵庫の前に行き、
製氷室から氷を取り出してコップに3つぐらい入れて、瓶に入ったカルピスの原液を注ぎ、
コップの縁ギリギリまで水を入れて一気飲みし、
飲み終わった後は氷を口の中で転がしながら余韻を楽しんでいた。

因みに氷をたくさん入れないのは、カルピスの量が減るからで3つぐらいが適量だと、
幼いながらも知恵がついていて、妹に作ってやるときは、氷を多めにして、
カルピスを減らさないようにする・・・ 悪知恵もあった。

当時のキャッチコピーは・・・ 「カルピスは初恋の味」だったと記憶してるが、
最近では「カラダにピース、カルピス」だから、
初恋なんて言葉が、小っ恥ずかしかった時代は、ずいぶん遠くなってしまった。

また、原液を薄めてカルピスを飲んだ時代には、
帽子をかぶって、ストローでカルピスを飲んでる黒人のデザインが、ラベルとして使用されていた。
もう忘れちゃったんで、30年(昭和の終わりか、平成の初めごろ)ぐらい経ってると思うが、
黒人差別との指摘を受けて、ラベルのデザインが変更されたと記憶している。

こういった指摘は、会社にとって・・・ けっこう大きなピンチだったと思うが、
機を逸することなく、ラベルやキャッチコピーを変更したのみならず、
「カルピスソーダ」や「カルピスウォーター」などの新商品を次々にだして、
逆にブランド価値を高め、ブランクを作ることなく、
消費者の嗜好を逃さなかったんだから・・・ 素晴らしい。

年のせいなんだろうか、久しぶりに飲んだカルピスは、やっぱり「初恋の味」だった。
女房にそう言ったら・・・ 「バカじゃないの?」と軽くいなされてしまった。

カルピスがカルピスである・・・ 含み香で感じ、鼻孔が
ポッと開いたかのような甘酸っぱさと、
舌の真ん中あたりにジワリと残った、少しばかりの渋み感を
言葉にして表現するなら、古いやつで申し訳ないが、やっぱり「初恋の味」なんじゃなかろうか?


カルピスのできたてフラッペ(298円)・・・ ちょっと高いかな? 
カップのプリントがブランド価値なんだろうが、
これがなければ150円ぐらいになると思うが、どんなもんだろう?

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