時のつれづれ(北多摩の爺さん)

下り坂を歩き始めたら
上り坂では見えなかったものが見えてきた。
焦らず、慌てず、少し我儘に人生は後半戦が面白い。

有田みかん

2020年12月10日 | 四季おりおり

多摩爺の「四季おりおり(その15)」
冬の味覚 有田みかん

紀州に住んでる従姉から、地元特産の「有田みかん」が送られてきた。
従姉は私と同じ昭和29年生まれだが、
早や生まれなので学年では1つ上になり・・・ 数えなら67歳

普通ならリタイアしてもいい歳だが、
コロナ禍を支える現役の医療従事者として、最前線で頑張ってくれている。

そんな状況下で、いただいた心遣いだけに・・・ 嬉しいというより、
申し訳ないという気持ちの方が先に来る。

本当に、本当にありがとう。
そして、尊い使命を果たす従姉の健康を、ただ、ただ・・・ 祈念する。

紀州の蜜柑といえば、なんといっても・・・ 嵐を突いて江戸に大量の蜜柑を運び、
財を築いた紀伊国屋文左衛門を思い浮かべるが、
実際のところは、そういった史実はなくて、作り話だという説もあるらしい。

波乱と浪漫と男気に溢れた、ちょっと粋な話だが、
江戸時代の芝居や物語のネタには、こういったものが多いようだ。 

そうそう・・・ 有田みかんとあるが、読みは「ありた」ではなく、「ありだ」と濁点が入るらしい。
和歌山県のブランドみかんを、せっかくいただいたのに、原産地を間違えちゃ申し訳ないので、
これだけは、キチンと記しておかねばならない。

先週、実家から送られてきた不揃いの蜜柑にも、いろいろ感じるところがあり、少しウルっときたが、
今シーズンは、ドラマチックなシチュエーションにも、食卓に置かれた小さな籠にも、
ビタミンCというバイプレーヤーが・・・ 良い仕事をしてくれている。

親の兄弟や姉妹の仲が良いと・・・ いとこ同士の付き合いにも無理がない。
互いに見栄を張ることなく、親の悪口や、子供の愚痴などを言い合う、自然な関係が楽しく、
いまでは、そこに他人の女房が絡んでくるんだから、
いまさらだが、気が置けない親族関係を作ってくれた親に・・・ 感謝せねばならない。

さて、ビタミンCが不足すると、倦怠感や疲労感が増し、気力が低下するらしいので、
今日からは、毎食後の1個を目安に・・・ コロナ禍を凌ぎきろうと思う。


「JAありだ」のホームページによれば、美味しい蜜柑の見分け方は・・・ 次のとおり
分かりやすく解説されてるが、一目で分かるようになるまでには、そうとう時間がかかりそうである。

1.紅が濃い。 2.軸が細い。 3.ヘタが黄色い。 4.果皮が薄い。
5.形が良く締まっている。 6.果皮のブツブツが細かい。  7.傷は味に関係ない。

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