時のつれづれ(北多摩の爺さん)

下り坂を歩き始めたら
上り坂では見えなかったものが見えてきた。
焦らず、慌てず、少し我儘に人生は後半戦が面白い。

ダンゴムシ観察迷路

2024年06月14日 | 時のつれづれ・水無月

多摩爺の「時のつれづれ(水無月の35)」
ダンゴムシ観察迷路 100円ショップSeria

6月はジャスト1週間違いで、可愛い孫二人の誕生日があって、プレゼントを考えるのが楽しい。
女房は育ち盛りの二人に、新しい靴を買っていて・・・ すでに準備が出来ているが、
私はまだ準備してないので、二人に「なにか欲しいものある?」と聞いたら、
ハーゲンダッツのアイスが食べたいと、なんと欲のない返事が返ってきた。

ハーゲンダッツのアイスは、すでに買ってあるが、それだけじゃつまんないので、
「あっ!」というような、驚くプレゼントはないものかと思い、
近くのターミナル駅まででかけたが、こういったときの爺さんには、
残念ながら、アイデアも知恵もなくて・・・ 情けない。

そんな具合で、目的もなく駅ビル内の100均コーナーに入ったら、
目の前に「これ、これ、これ、これしかない。」という、
あっと驚くような逸品が、目の前にあったんだから、
こりゃもう・・・ 驚きなんてもんじゃない。

それは・・・ 「ダンゴムシ観察迷路」と書かれたプラスチックの容器である。
うちの孫たちは、我が家に来るとき、玉川上水緑道を歩いてやってくるが、
緑道でダンゴムシを見つけると、条件反射のように捕まえて、
両手で大事そうに持ち、マンションのエントランス前にある花壇に逃がしてやっている。

息子と嫁は、汚いのでダンゴムシを素手で触るのは止めてと云ってるが、
私たち夫婦は至って寛容で、家の中に持って入るわけじゃないし、逃がしてやってるし、
汚れた手は洗えば済むことだから「潰しちゃ可哀想だよ。」と云う程度で、
可能な限り、孫の行動に寄り添おうと心掛けている。

そんなこんなもあって・・・ 「ダンゴムシ観察迷路」を買って帰ると、
女房は即座に「これ、良いじゃん。」と言いながら、
「あの子たち、きっと喜ぶよ。」と笑ってたが・・・ 気になるのは、息子夫婦の反応である。

「ダンゴムシ観察迷路」を使って遊ぶのは、うち(我が家)だけで、
家(息子宅)には持って帰らないので、
「申し訳ないが、大目に見てやってくれ。」と・・・ 説明するしかないだろう。

税込み110円のプラスチックケース一つで、悩むことないんだが、
孫たちはきっと、目を輝かせて喜んでくれるはずだから、
息子夫婦には、なんとしてでも理解を求めるしかなく、
こんなときだからこそ・・・ ジイサンの出番と言っても過言じゃないだろう。

買って帰った「ダンゴムシ観察迷路」を、じっくり見てみると、
「自由研究におすすめ!」と表記され、
「ダンゴムシを迷路に入れて習性を観察しよう!」とある。

ダンゴムシは、連続した曲がり角があると、最初の曲がり角で右に曲がった場合、
次は左へ、その次は右へと交互に曲がる習性があり、
生態的特徴か、学術的にそうなのか、そこまではわからないが、
「交替性転向反応(こうたいせいてんこうはんのう)」と言うとのことだ。

然は然り乍ら(さはさりながら)・・・ ダンゴムシによっては、行動パターンが違うこともあり、
「交替性転向反応」を行う確率と、ゴールまでの時間を調べてみるのも面白いらしく、
夏休みの自由研究にしている小学生もいるらしい。

まっ、ジイチャンからの誕生日プレゼントは・・・ 110円だから、
バアチャンの靴より、かなり安くて申しわけないが、
けっしてケチったんじゃなくて、ワクワクするような物を探していたら、
これになったということで理解してくれると嬉しいんだが・・・ さて、どんなもんだろう?

たぶん、パパとママは無理だと思うので、
ダンゴムシ捕りと、習性の観察は・・・ ジイチャンに任せてくれるとありがたいし、
暑くなりそうな夏に、ニコッと笑えれば嬉しくて堪らない。

なんでもない、どこにでもあるようなプラスチックケースだけど、
そこには、小さな胸を踊らせ、大人には理解しがたいようなワクワク感が秘められている。
孫たちは、いったいどんな表情を見せてくれるだろうか?
期待が外れることはないと思うが・・・ さて、どうなることやら。


税込み110円の「ダンゴムシ観察迷路」、
なんでもないプラスチックのケースだが、ここには孫とジイチャンのワクワクがあるのだ。


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6 コメント

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ダンゴムシ (りりん)
2024-06-14 12:53:08
いいじいちゃんですね~(^^♪
子供の好奇心を知ってて、一緒になってワクワクできそうですね。
こういう思い出って大人になってから、ふと突然思いだすんでしょうね。
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Unknown (なおとも)
2024-06-14 13:13:36
こんにちは!

楽しそうですね。夏休みの自由研究にぴったりです。子供はダンゴムシ好きですね。自分もそうだったので、きっと楽しいと思います。なおとも
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Unknown (多摩爺)
2024-06-14 13:30:59
りりんさん、こんにちは

小学校1年生の夏休みの夕方、母が蝉の幼虫を捕まえてきて「これが明日の朝、蝉になるんだよ。」と言い、
翌朝早く起こされ、殻を破って出てくると、羽が伸びて色が変わり、アブラゼミになるのを見ていた記憶が、鮮明に残っています。
もう60年以上も前のことですが、仰るとおり忘れ得ぬ思い出になっています。
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Unknown (多摩爺)
2024-06-14 13:34:24
なおともさん、こんにちは

子どもって、ホントにダンゴムシが好きです。
アリの迷路みたいなのもありましたが、アリは壁を登って逃げ出しそうだったのでダンゴムシにしました。
それにしても・・・ 最近の100鈞は侮れませんね。
自由研究の題材まで提供するとは、アッパレもアッパレ、大アッパレです。
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こんにちわ (力丸ママ)
2024-06-14 15:43:48
50歳になる次男が子供の頃ポケット一杯にダンゴムシを捕まえて来て部屋の中にばらまいて遊んでいました。卒倒しそうでした
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Unknown (多摩爺)
2024-06-14 16:19:38
力丸ママさん、こんにちは

そりゃ大変でしたね。
なんとなくイメージできるので・・・ お気持ち察します。
予め3匹までだよと、孫と約束してからダンゴムシを捕りに行こうと思います。
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