時のつれづれ(北多摩の爺さん)

下り坂を歩き始めたら
上り坂では見えなかったものが見えてきた。
焦らず、慌てず、少し我儘に人生は後半戦が面白い。

大判焼

2021年01月09日 | 大人のおやつ

多摩爺の「大人のおやつ(その14)」
大判焼 三鈴(東京都小平市)

玉川上水緑道をウォーキングするとき、いつも立ち寄って・・・ 買い食いしてるお店がある。
鷹の橋から線路沿いに、西武鉄道「鷹の台駅」方面に向かって歩くこと1分弱
1個100円(税込み)で「大判焼」を売ってる・・・ 「三鈴」という小さなお店がある。

いつも、ここで「大判焼」を1個だけ買って、向かいにある小平中央公園のベンチに座り、
ほんの数分だけだが・・・ 休憩(モグモグタイム)するのが、ウォーキングの楽しみになっていた。

1月8日から東京都には緊急事態宣言が出されており、不要不急の外出は控えなきゃならないが、
三密にならない時間帯を選んで、お天道さんが高いうちに楽しんでる、
約1時間程度のウォーキングは、
肉体的な健康を維持するのみならず、精神的な健康を保つためにも必要だと思っていて、
申し訳ないが・・・ こればっかりは、不要不急に分類したくはない。

もちろん、マスクをして、帰宅後の手洗い、うがいも欠かさないよう、
細心の注意は、けっして怠ることがないようにしている。

とはいえ・・・ しばらくの間は、公園のベンチで「大判焼」を食べることは止めてくれと、
女房から強い指示が出たもんだから、
これからしばらくは買って帰って、自宅で食べることになってしまった。

ベンチの周辺に、人がたくさん居るわけじゃないが、
外に出たら、マスクを外してほしくないと女房が言うし、
マスク警察から指摘されたくもないので・・・ 仕方がないだろう。

ところで・・・ 「大判焼」は、見てくれも形も味も全く同じなのに、
地方によって、その呼び方が変わっている。

私が生まれ育った西日本の町では「回転焼」と言ってたが、
これが広島に行ったら「二重焼」って言ってたし、
上京したら「今川焼」になったり、「大判焼」になったりするんだからホントに不思議である。

私的には、上京して30年以上も経ってるのに、
いまだに「回転焼」の方がしっくりくるんだから・・・ 面白い。

「たい焼き」は、どこの地方に行っても「たい焼き」だが、
「大判焼」は、なぜこうも呼び方が変わるのだろうか?

その実態は知らないが、「たい焼き」にも「一本釣り」と「養殖」といった拘りがあり、
まったく別の和菓子をみても・・・ 「桜もち」に「長命寺」と「道明寺」があり、
「豆大福」に「つぶ餡」と「こし餡」があるぐらいだから、和菓子の拘りはけっこう奥が深い。

切りがないし、好みの問題もあるので、深く追求するのは止めとくが、
「三鈴」さんの「大判焼」には、つぶ餡・クリーム・チーズの三種類があり、
いずれも税込み100円で、消費税が上がっても変わらないんだから・・・ ちょっと嬉しい。

正確に言えば・・・ テイクアウトだから軽減税率の対象であり、消費増税には関係ないが、
そこには内税ならでは妙があり、
前から100円玉だけのやり取りで、それが増税後も変わらないんだから、
「あれっ、税込みでも据え置きなんだ。」って勘違いしてしまい、得した気分になるので、
知ってか知らずかは不明だが・・・ なかなか商売が上手のようだ。

行列ができて、驚くほど売れてるような、超人気店ではないが、
こういった地域に愛される良心的なお店は・・・ 長続きして欲しいと願ってやまない。


100円の大判焼、つぶ餡たっぷりでメチャメチャ美味しい。

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