誕生日プレゼント（加湿器）

多摩爺の「時のつれづれ（睦月の９）」
誕生日プレゼント（加湿器）

幾つになっても、プレゼントをいただくことは嬉しいものである。
先週末に６４歳の誕生日を迎えた女房に、長男の嫁から加湿器のプレゼントをいただいた。
嬉しいことであり、とってもありがたいことだが・・・　私は知っている。
うちの女房は、加湿器を好むタイプではないのだ。

窓を開けて、室内の換気には気を遣うが、湿度に関しては全く持って無頓着であり、
加湿器から出てくる湯気が、室内の照明器具や電化製品に良くないのではって思っている昔の人で、
昨年末に私が、今年の冬は湿度を保ちたいから「加湿器を買おう。」と言ったときには、
「リビングは南向きで、陽射したっぷりだから・・・　いらない。」のひと言で、
けんもほろろだった。

嫁はそのことを知らないのだから・・・　当然、悪気などあろうはずはない。
とはいえ、梱包された箱を渡されたときには、何気に「ドキッ！」としてしまったが
満面の笑顔で、女房は「これっ、欲しかったのよ。」ときたから・・・　チョーびっくり

女房の「いらない。」は、お金を出してまで、加湿器を買うつもりはないということであって、
使うつもりがないので必要ないとは・・・　ぜんぜん違っていた。
早く言ってよというか、暮れにそのように言ってくれてれば、要らぬ心配することなかったのに、
どうでも良いことだけど・・・　ちょっとムカつく。

いままで仲が良かったのに「突然、嫁姑のバトルが勃発するのか？」なんて、
一瞬のうちに、頭の中でいろんなことを考えてしまったが、取り越し苦労に終わってなにより。

早とちりしちゃ、いけないっていうことを、具体的な事例で学んだと言えば・・・　それまでだが、
寿命が４～５分縮まったことは・・・　間違いないだろう。