はんかくさいんでないかい。

八つ当たりブログである。だから誤爆はある。錯誤もある。情報の正確性も保証しない。でも、変なことは変だと言いたいのである。

平和ボケでもわかる軍事

2013年08月20日 | 日記

日本と韓国とが戦ったりすると、あるいは日本が中国と戦ったりすると、どうなるなんてぇ話をブログやYouTubeで発信している向きがある。ハイテク兵器が充実している日本の勝ちだ、などという予想が大半である。

完全にそうした人たちの忘れていることがある。中国は核を持っている。別に核を日本に落とす必要は無い。日本上空の宇宙空間で爆破させれば良いだけの話である。

核兵器は放射線と同様に電磁波を大量に発生させる。米軍が太平洋上空で宇宙空間での核実験を行った際、ハワイの大部分で自動車や電話などの機器が誤動作を起こしている。

これの意味するところは、ハイテク機器が一発の宇宙空間での核爆発で「使えない」ものとなる点である。光ファイバーは生き残っても、その信号変換機器は配線された「電気製品」なのである。それがほとんど確実にブラックアウトする。何も核兵器を日本に向かって撃つ必要はなく、日本の高高度上空で炸裂させただけで、日本の日常生活を含めた軍事などにも壊滅的な影響を与えられるのである。

そのあとは、白兵戦となる。兵員は明らかに中国が圧倒的ではないか。F-15などの戦闘機があっても、電子機器が破壊されて飛ばすことすら出来ない状態となる。厳重に遮蔽しているとされるイージス艦も、その上部の指揮命令系統が破壊されてしまう。レーダーなどは容易に使い物にならなくなる。

頼みとしているGPS衛星なんぞも、宇宙高度の核爆発によって、外見は大丈夫でも、内部は確実に過重電荷によって破壊される。戦争がルールを守った綺麗なもの、であるわけが無い。相手が自分達と同じ「戦術や戦法」を採って来るなんてぇ保証は無いのである。それを、戦闘機の性能が云々、艦船の性能が云々しても意味はない。

イラクやアフガンでの米国のハイテク兵器の成功は、相手が核を保有していないからこそである。同じイスラム圏のパキスタンには、米国を含む先進国の多くが、味方に引き入れるための権謀術数を駆使していたのは何故か。パキスタンが核保有国であるからだ。戦争を自国の有利に持っていくための方法は、確実に使う。そこを考えずに、既存兵力の多寡や性能を論じるのは、これはまた戦争キチガイ特有のアホの極みではあるなぁ。


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