べんきょうなせん(='ω')

べんきょうは論理で考えるトレーニング
熊本県山鹿市中高大学受験の "あすく" です

がんばりすぎないで、お母さん|自主性を生むコツがあります

2012年08月30日 | 小学から中学へ
「私ががんばれば、きっと伝わる」

 小学生までなら、きっと伝わります。子どもたちに一番必要な、"健康"と"愛情"を残してあげられます。失敗しても怒られても甘えられる許される場所は、大人にだって必要です。

 中学生からは、どうでしょうか。

 だまっていてもなにもしなくても、ご飯が毎日でてくる。赤ちゃんには当たり前、小学生にとっても当たり前です。ひとはみな、いままでの経験からこれからをも予測をします。

 時間のやりくりをして、栄養も考えて、体調が悪くても仕事が忙しくてもがんばって、やっと作って出されているご飯。子どもたちは、そのことを知りません。それを目にしていても、生まれた時から続く当たり前の光景ですから。

 感謝してもらうために、がんばってらっしゃるわけではないでしょう。しかし毎日ご飯が食べられるありがたみを子どもたちが知らないままでは、自分にも家族の中での"役割"があり果たさなければならない"責任"があることは伝わりません。

 生きていくには労働が必要な理由も、そのトレーニングとして勉強をしなければならない理由も、社会の中での役割と責任も、実感できないということです。


「子どもには勉強に専念してもらって、生活に関わることはすべて親がします」

 なかなか自主性が生まれない理由は、そこなのかもしれません。野外活動や家庭でのお手伝いの経験が多い子どもたちは、自主性が生まれやすくなります。怒らなくても勉強はするようになります。

 もっとお手伝いさせてみませんか。始めは強制的に。野外活動で、買い出しから後片付けまで任せてみるのもおすすめです。失敗も楽しい経験になります。

 家庭で継続して担当を決め、責任を持たせればなお良い。夕飯のご飯炊き、洗濯物の取り入れ、風呂掃除。ひとつだけでもいい。週末だけでもいい。

 失敗しそうで見ていられないと思います。うっかりご飯を炊き忘れて、家族がおなかをすかせてしまった。こういった失敗も大切な経験です。"責任"の意味を実感できます。これ私の経験です。

 今のうちに、たくさん失敗をして実感を持ってもらいましょう。受験や仕事を始めてからでは、失敗はしにくくなりますからね。(塾長)

自主性にまかせていいことダメなこと|中学準備!夜ふかしはなぜだめなのか(2)

きみはカレーをつくれるかい?|段取りってどうすれば身につくの?


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。