中学一年生、部活を決める時期になりました。学校外の活動も、クラブチームや習い事や学習塾もありますね。中学三年間の見通しが必要です。親子で話し合うをする前に一読いただけたら幸いです。
【予告】部活に打ち込む中一二年向き、短期型受講を準備中です。月謝不要、六回受講で五千円を予定しております、詳細は5月中に決定しブログにて公表します。学習塾あすくについてはこちら。
かつて部活はスポーツをする"以外の"役割が大きかった。
体力のほか気合や根性を身につける。仲間意識や上下関係を経験できた。役割を持たせ責任感と規範(きはん)を学ばせていた。かつての若者組の役割を引き継いでいたのです。町内会や商店会へ若者を積極的に参加させていたのもおなじです。社会と折り合いをつけるトレーニングをになってい ました。これらは就職にも直結しました。 企業と地域とのつながりがとても強かったころの話です。
時代が移り、交通や通信の発達により企業と地域のつながりは薄れます。営業や店頭での勢いだけでは利益を出せなくなってきました。以前は大きな声が出せるだけで採用!との話もありました。
いま地方銀行でも農協でも世界全体のカネの動きから大きな利益を出しています。支店単位で小規模な顧客を時間をかけ育てていくより、本社の短期の意向が圧倒的に強くなる。支店や営業所は統廃合され、本社が資金を引き上げろと命じれば引き上げます。顧客の経営状況を見ない「引きはがし」もありました。保険も家電量販店も本屋も大規模店に集約され、さらにネットへと移りつつあります。こういった変化は確実に加速していきます。
これから就職をする子どもたちは地方に暮らしても、よのなか全体の動きと無縁でいられないのです。
時間を守るということ
仕事現場で一から育てる余裕がなくなりました。会社に所属すればそのなかで守ってもらえるとは限らない。悪いことさえしなければ、周りとなんとなくおなじ「ひとなみ」なら大丈夫とも言えない。勉強だけしておけば大丈夫と、わたしからは言えません。
仕事では"あなたはなにができるのか"が常に問われます。
根拠もなくできますと言って構いませんが、根拠が無いことは見ぬかれます。バレてないわけではありません。上司もわかって聞いてます。「じゃ、やって見せてね」です。企業(きぎょう)も必死ですからできるひとからの応募がなければ無理に正社員は取りません。高校や大学の高等教育を修了した、その結果を問われると思ってください。結果とは勉強だけに限りませんし、完璧を求められているわけでもありません。チームが勝つために、できることが多い人から順に選んでいくよということです。
高校や大学の卒業の証(あかし)はただ教室に座ってるだけでは手に入りません。学力や資格、勉強だけとは限らない。やたら忘れものが多かったりしませんか。時間や約束を守れてますか。形ばかりの「卒業」をしてもうまくいかないひとがいる理由はコレです。直していきましょう今のうちに。
大丈夫。あなたが苦手なことを減らす努力には意味があります。できることが多い人から順に選んでいくよということですから、全くトレーニングをしなかったひとより少しでも減らしたひとのほうが有利です。それは入社後もトレーニングができますよという証ですから。
また、自分の幸せは"自分で判断し決める"しかありません。たとえば、転勤は全国はおろか海外さえありえます。転勤で手当が増えることを望むか、家族や地域とのつながりを優先するのか。相談は受けられますが、正解はだれも用意してあげられません。最悪だけは避け、体調や家族と仕事との折り合いをつける決断が必要です。
部活に戻ります。
学校現場では、部活は就職に有利なことそして学校組織として管理がしやすくなることに意味がありました。
管理がしやすいというのは先生方がラクをするということではありません。部活運営は想像以上に大変です。多くの顧問の先生がプライベートを削って指導されています。部活に所属させることで、元気が余って脱線しがちな中高生の体力を使わせ"余計なことを考えさせない"ことができていたのです。部活を半強制する学校組織があるのは学校が荒れて管理が必要だった名残(なごり)です。就職をめぐる社会状況は大きく変わっていくのに学校内ではあまり変わりません。
部活という体験は素晴らしい。部活することを批判する気はまったくありません。就職に有利な点は以前より薄れましたが、それでも無駄にならないでしょう。健康と体力そして人づき合いと常識も学べる。身近な地域で暮らしていくには特に必要なチカラです。わたしが気になるのは、生徒たちに"余計なことを考えさせない"という点です。
自らの進路や就職を意識し準備をする中高という時期を、かつての価値観で使い潰してしまうことです。
本題です。現役中高生への提案します
部活だけ一心に打ち込むことで就職の期待するには社会状況が変わりました。誰かの言うまま従うだけで良いとは、わたしは思いません。
少しの時間で構わない。"自分で決める"経験を持ってください。自己と他者を意識するトレーニングをしてください。知識は忘れても足りなくても大丈夫。勉強とは、単なる知識の詰め込みではなく、自分で決めるチカラを身につけるプロセス(過程)なのです。自分で決めることに向き合い余計なことも考え悩み相談していくことで、部活や学校の過程に大きな意味が生まれます。
わたしは、生徒たちに変わりつつあるよのなかを伝え、日々の学習を通して自分で考える手助けになりたいと願っています。(塾長)
「部活はじめる前に約束。覚悟ある?」|中学準備!学習習慣を身につける
学習塾あすく、無料支援二名までわ
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時代が移り、交通や通信の発達により企業と地域のつながりは薄れます。営業や店頭での勢いだけでは利益を出せなくなってきました。以前は大きな声が出せるだけで採用!との話もありました。
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これから就職をする子どもたちは地方に暮らしても、よのなか全体の動きと無縁でいられないのです。
時間を守るということ
仕事現場で一から育てる余裕がなくなりました。会社に所属すればそのなかで守ってもらえるとは限らない。悪いことさえしなければ、周りとなんとなくおなじ「ひとなみ」なら大丈夫とも言えない。勉強だけしておけば大丈夫と、わたしからは言えません。
仕事では"あなたはなにができるのか"が常に問われます。
根拠もなくできますと言って構いませんが、根拠が無いことは見ぬかれます。バレてないわけではありません。上司もわかって聞いてます。「じゃ、やって見せてね」です。企業(きぎょう)も必死ですからできるひとからの応募がなければ無理に正社員は取りません。高校や大学の高等教育を修了した、その結果を問われると思ってください。結果とは勉強だけに限りませんし、完璧を求められているわけでもありません。チームが勝つために、できることが多い人から順に選んでいくよということです。
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また、自分の幸せは"自分で判断し決める"しかありません。たとえば、転勤は全国はおろか海外さえありえます。転勤で手当が増えることを望むか、家族や地域とのつながりを優先するのか。相談は受けられますが、正解はだれも用意してあげられません。最悪だけは避け、体調や家族と仕事との折り合いをつける決断が必要です。
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わたしは、生徒たちに変わりつつあるよのなかを伝え、日々の学習を通して自分で考える手助けになりたいと願っています。(塾長)
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