べんきょうなせん(='ω')

べんきょうは論理で考えるトレーニング
熊本県山鹿市中高大学受験の "あすく" です

【教育ニュース】小学校のプログラミング教育、2020(平成32)年度から

2016年07月30日 | 教育ニュース
プログラミング教育というとプログラミング言語を書くことだと思われがち。一部のひとのよくわからない趣味にしか見えない

学校で取り入れられるプログラミング教育は、プログラミングを通じて、コンピューターを使ってできることや論理的な思考力を身に付ける「プログラミング的思考」が狙いです。コンピューターを使って、発表や発信をしたり交流や情報交換をしたり、他校とも協力してデータを集めたりモノを造り上げたり。地方からも少人数でも大きなプロジェクトに参加ができます。また文字の認識や対人関係に難のある子ども達にとって新しい可能性が広がるかもしれません。文字情報よりデザイン技術が活かせるかもしれない、英語も読み書きより会話力が活かせるかもしれない、数学も計算より図形やグラフでの理解が進むかもしれない。30名程度の小集団では活かしにくい小さなチカラも、より大きなプロジェクトのなかだったら活かせるかもしれません。やってみなくちゃわかりませんけどね

わたしは、従来の座学にコンピューターを使った可能性を組み合わせられれば最善だと思ってます。座学が最小限でもスポーツや芸術で花開くかもしれない。同様に、あなたのチカラをコンピューターがサポートしてくれるかもしれない。試して、そのなかからあなたが得意なものを選び取ればいい

プログラミング教育は、ひとつの可能性です


ここで、よのなかの大きな変化の話です。第四次産業革命のお話。これは、世界規模で儲けを出すため、従来のひとと機械にコンピューターを使った大量のデータを組み合わせ、最大の効果を得ようとする動きです

アマゾン、アップル、グーグル、ダイソン、ディズニー…ちょっと前の製造流通業とは違いますよね。コンビニのうちセブンイレブンが圧倒的に強いのも、情報・流通・商品開発・シェアを緻密に組み合わせているから。アイディア社長とか個人のカンだけではこうはいかない。また組織の規模を大きくしていくだけではムダも膨れ上がり変化に即応は出来ません。クスリや自動車や保険や建設業…あらゆる企業で多数のひとのチカラを最大限に活かすため、コンピューターを使って、巨大なデータの活用がされているのです

おすすめまんが~乙嫁語り


自分には関係がない?

たとえば、わたしがやっている塾業界。タブレット端末を使った授業が拡大しています。開設におカネのかかる教室を展開することなく、市場を各家庭へ全国隅々まで広げようとしているのです。わたしはひととひとの直接のかかわりが不要になるとは思っていません。でもデータ化できない部分をわたしが学び提示することができなければ、この流れにのまれていくだけです。その変化にケチをつけところで、わたしが出来ることをやって見せられなければお客さんは取られちゃいます。流れを無視してただ座っているわけにはいきません。だから、ブログを使い自分のことばで発信をすることにしました

地方で大企業でなくとも、あなたが全く無関係でいられるとは思いません

個人でいま準備をする必要はないと思います。ただよのなか急速に変わっていきつつあるんだな、地方だからこそ「発信すること」がチャンスになるんだなと積極的に参加をしてみてくださいな

プログラミング教育は、ひとつの可能性ですから(藤田)


>第一次産業革命では水・蒸気を動力源とした機械を使った生産の事を指し、第二次産業革命では電気を使い機械を動かして分業の仕組みを取り入れたことにより大量生産(マス・プロダクション)が可能となり、そして第三次産業革命はコンピューターエレクトロニクスを使ったオートメーションが実現された。 インダストリー4.0はそれに続く「第四次産業革命」という意味合いで名づけられたものである。

第4次産業革命(ウイキペディア・パソコン版

>現在ドイツの電子機器メーカーや自動車メーカー、IT・通信企業が中心となり、「スマートファクトリー」つまり「自ら考える工場」を目指して機器の開発やビッグデータの扱い・標準化について取り組んでいる。

>工場を中心にインターネットを通じてあらゆるモノやサービスが連携することで、新しい価値やビジネスモデルの創出を目指した取り組みであり、ドイツに限らず、北米や日本にもその考え方が波及しており、米国では「インダストリアルインターネット」として同様の取り組みがなされている。


ベネッセ教育情報サイト(パソコン向け)

小学校のプログラミング教育、なぜ扱いが学校の裁量に?

2020(平成32)年度以降、小学校で「プログラミング教育」が必修化される見通しになりました。ただし、どの学年や教科で実施するかは、各学校に任せるといいます。なぜ、そのようになったのでしょうか。

これまでのプログラミング教育

これまでもプログラミング教育は、中学校の技術・家庭科(技術分野)や、高校の情報科で扱われていました。次期の学習指導要領(2020<平成32>年度以降に順次、全面実施の予定)でも更なる充実が検討されていましたが、小学校では引き続き、実施は予定されていませんでした。それが、ICT(情報通信技術)の進展に伴う「第4次産業革命」を成長戦略に位置付けたい政府の方針を受けて、文部科学省が急きょ有識者会議を設けて検討していたのです。

小学校のプログラミング教育が学校の裁量になった二つの背景

3回にわたる会合の結果、小学校でもプログラミング教育を行うよう、指導要領の「総則」に定めるものの、どの学年や教科等で行うかは、特に指定しないことにしました。それには、二つの背景があります。

まずは、現実的な問題です。次期指導要領では、小学校英語を充実する方針が既に決まっていました。高学年で「英語」を教科化して年間70時間実施し、これまでの「外国語活動」同35時間は中学年に降ろすのですが、それぞれ増える35時間分(週1コマに相当)は、入れるコマ数がないため、各学校で、朝などの短時間学習(10~15分)や60分授業(45分+15分)、夏・冬休み期間中の集中実施などにより、工夫して捻出してもらうことにしていたほどです。また、他の教科等の内容も「ゆとり教育には戻さない」という方針の下、一切減らさないと宣言しています。たとえ数時間分の単元であっても、新たな時間数を入れる余裕はありません。

もう一つは、本質的な問題です。プログラミング教育というと、プログラミング言語を書くこと(コーディング)を学ぶものだと思われがちですが、今ある言語も技術の進展で、いずれ古くなります。むしろプログラミングを通じて、コンピューターを使って何かができることを知るとともに、プログラムをつくるための論理的な思考力を身に付けるといった普遍的な「プログラミング的思考」のほうが先決だ……と考えました。それなら従来の教科の中でも取り入れられるだろうというわけです。具体的には、総合的な学習の時間・理科・算数・音楽・図工・特別活動を挙げています。

そのうえで、児童・生徒がもっと学んでみたいと思う場合には、課外や学校外での学習機会を充実させることにしています。


※小学校段階におけるプログラミング教育の在り方について(議論の取りまとめ)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/122/houkoku/1372522.htm
(筆者:渡辺敦司)


ここまで引用



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