お正月の誘惑

「お正月ぐらい遊んだら良かたい」

親戚やお客さんから声がかかります。まあ、たいていは遊んで良いでしょう。お正月だし。

ただし、あなたに目的や目標があれば別です。たとえば受験とか。

遊んで落ちたら誰のせい？

あなたに高校受験の資格があるのなら、わかるよね。でも、いい歳こいて他人のせいにしちゃう大人だっているんです。

「言われなきゃ遊ばなかったのに」

同級生にいます。ケータイにちょこちょこかかってくる。着信拒否はしないけど、わたしは出なくなりました。聞くとあちこちで相手にされていないみたい。哀しい。

「俺だけじゃないよな」
「どうせおなじだよ」
「ちゃちい仕事なんてできない」

わたしはそうは思わない。結果が仮におなじであっても、やれることはやったと最期に胸をはりたいんだよ。大人になると軋轢（あつれき）を避けるため、こんなことクチに出さなくなりますけど。ボクも汚いオトナですね。


自分、がない。自分がやるべきことすら決められない。自分でできることもやらない。チカラを磨きもせず覚悟もない。失敗しては「かわいそう」と言ってもらって、それにすがって生きていく。ずっとそうやって生きていくのかもしれません。犯罪ではないから悪くはない。でも

わたしは近寄りたくないな。同類とつるんでそちら側へ仲間を増やすことに熱心だから。一人ではないことにすがってるように見える。口調は強くとも、自信があるようには思えない。不安で寂しいのかもしれません。「かわいそう」ですが、いっしょに沈んであげる気にはなりません。

わたしが肩を貸してもいいと思えるのは、自分で立ち上がろうとしているひとだけです。


あ、お正月で受験の話してたんだった。

「お正月ぐらい遊んだら良かたい」

まずは、「ありがとう」と感謝を伝えましょう。あなたが受験で大変だろうとの気づかいだから。次に、「受験だから（わたしは）やらなきゃならないことがある」とハッキリ告げましょう。受験日や残り日数を具体的に添えるとなお良し。大人が受験したのはずいぶん昔のことで、気分は覚えていても何が大変だったかはすっかり忘れてるからね。

これで「子どもだと思っていたら受験生らしくしっかりしてきたな」なんて言われて、お年玉アップもあるかもしれませんw

大人扱いされるには、「自分が」どうするのかを相手にハッキリ伝えること。やるかやらないかは、あなたが自分で決めてください。

あなたなら、きっとできるよ


あけましておめでとう

わたしは、年がなんとか越せて良かった。ホントに（藤田）