日本キリスト教団九州教区「沖縄の旅」に参加して
第10回日本キリスト教団九州教区「沖縄の旅」に3月5日(水)から7日(金)まで参加しました。私は初めて沖縄に行きました。参加者は8人でした。沖縄キリスト教センターの宜野湾(ぎのわん)セミナーハウスを拠点にして研修しました。
第1日目3月5日(水)は 集合場所の那覇空港を14時に出発して 志真志伝道所の望月智牧師の運転で18時まで いろいろなところを訪ねました。まず宜野湾市上原にある佐喜眞美術館を見学しました。館長の佐喜眞道夫氏より 展示されている「沖縄戦の図」( 丸木位里・俊作)の解説などを修学旅行生とともに聞きました。 早速 私は 佐喜眞美術館発行の本「沖縄の心を」を買い求め読みました。 佐喜眞美術館の屋上から美術館周辺の説明を受けました。次に「道の駅かでな」から「米軍嘉手納飛行場」を見、また宜野湾市にある「嘉数高台戦場跡」に登り、「米軍普天間飛行場」を見ました。セミナーハウスで 19時より うるま伝道所の西尾市郎牧師から平和についての講演を聞き、セミナーハウスで西尾牧師と「沖縄の旅」参加者とが交流のときを24時まで持ちました。
第2日目3月6日(木)は セミナーハウスのスタッフの案内で「辺野古」に行きました。その後 うるま市石川にある石川教会で村椿嘉信牧師と教会員の方の戦争中の証言などを聞きました。19時よりセミナーハウスで 那覇中央教会の金城重明牧師から自著(「集団自決」を心に刻んでー沖縄キリスト者の絶望からの精神史ー)にもとづく講演を聞き 研修しました。
第3日目3月7日(金)は セミナーハウスで研修の感想や報告の時を持ち、11時よりセミナーハウスのプログラムスタッフの運転で読谷町にある壕跡「チビチリガマ」を見学しました。また 後藤聡牧師の案内で読谷町にある「恨(ハン)の碑」を見ました。その後「座喜味城跡」に行きました。そして那覇市内で「沖縄の旅」は解散しました。
私は次の日のために 那覇市内のホテルに宿泊しました。翌日の8日(土)は8時にホテルを出発し ホテルで紹介してもらった観光タクシーに乗って 「平和の礎(いしじ)」, 「平和祈念公園」, 「ひめゆりの塔」, 保育園, 首里城公園, 教会, 識名園を回りました。
この4日間の九州教区「沖縄の旅」のために 時間と労力をさいて奉仕してくださった沖縄の多くの方々の 誠実さに感動しました。「沖縄の旅」で 沖縄の抱えている課題を自分たちの祈りの課題としなければいけないことを教えられました。「沖縄での研修」を生かして仕事をしたり生きていかなければと痛感しました。
(大分県竹田市竹田にある日本キリスト教団竹田教会牧師 尾崎 明 ) http://church.jp/taketa/