Taketa Church Blogー 日本キリスト教団竹田教会のブログー

大分県竹田市竹田にある日本キリスト教団竹田教会などについて牧師 尾崎明が書くブログです。

癒し

2009年07月23日 | Weblog

2009年7月19日の日本キリスト教団竹田教会の礼拝説教をもとにして。

   聖書 : 「使徒言行録」3章1節ー10節

 説教題 「ペテロによる癒し」

  みなさん この一週間どのように過ごされましたでしょうか。健康に過ごされた方もいるでしょう。また 大きな思いもよらない病いにかかり 悪戦苦闘した方もあるでしょう。きょうは 病いを癒したペテロについて 「使徒言行録」3章1節より10節までを通して学びたいと思います。イエス・キリストは救い主で 人々の心身を癒されましたが 12弟子のひとりペテロも足の不自由な人を癒されました。ペテロは一度は挫折し信仰をなくした者でしたが、復活したイエス・キリストに出会い聖霊を受けて 立ち直りました。そして 人々にイエス・キリストを伝える人に生まれ変わりました。

  ある時 エルサレムの神殿の「美しい門」で 生まれつき歩けない男の人に言葉をかけ 歩けるようにしてあげました。ペテロの方から声をかけました。「わたしには金や銀はないが、 持っているものをあげよう。ナザレのイエス・キリストの名によって立ち上がり、歩きなさい。」すると その男の人は 不思議なことに 立ち上がり 歩き回り、神を賛美したのです。そしてペテロは神殿で説教をしました。ペテロとヨハネが、午後3時の祈りの時に神殿に上って行きました。ここで「祈りの時」について考えてみましょう。今から2000年前 エルサレムの神殿では 決まった時刻に祈る戒めがありました。私は昨年2008年6月に 日本聖書協会主催「新共同訳聖書発刊20周年記念 聖書の旅」に参加して イスラエルを訪問しました。そこで ユダヤ教徒 イスラム教徒 が「祈りの時」を厳守している姿を見ました。私たちキリスト教徒は「祈りの時」を厳守しているかを考えさせられました。

 次に ペテロが 足の不自由な男の人に 声をかけ 話しかけたことに注目したいと思います。ぺテロがやさしい心で声をかけたのは、 イエス・キリストからしていただいたことでした。人はしていただいたことを また他の人にするのです。ガリラヤの湖のそばで 「わたしについて来なさい。あなたを人を導く人にしましょう。」と声をかけられたこと。それ以降 何度となく 声をかけていただきました。 やさしく しかも強く言われました。ペテロもこの男の人に「ナザレ人イエス・キリストの名によって立ち上がり、歩きなさい」と 声をかけ 強く勧め 命じています。強い信仰と信念を持って発言することの大事さを教えられます。最後に「イエス・キリストの名によって」について考えます。自分の計画・考え・名でなく、 救い主の名・言葉と力によって 人に話しかけ勧め行動しています。 キリスト者とは このペテロのように 「イエス・キリストの名によって」 発言し 奉仕し 行動し 生きていく者です。 幼子や周りの人に ペテロのような気持ちで話しかけたり 保育したり お世話したり 支援したり 介護したり 癒したりしていきたいものです。

 お祈りします。天の父なる神様、どのように 厳しい状況の中でも 使徒ペテロのように 「イエス・キリストの名によって」 人に奉仕したり 癒したりして 生きていくことができますようにお導きください。

日本基督教団竹田教会のホームページhttp://taketa.church