温泉でヨガ

田舎の温泉地、武雄温泉。コツコツのんびりヨガ日記、インド話、世界船、旅、まちづくり...がばいよかとこ。

もう。だけど変わらず、

2008-09-12 | India 2008

帰国して1週間が経った。
もう。もう、そんなに経ったんだ。

インドでも日本でも、時間はあっという間に過ぎていく。
本当だ、どこに居ても一緒だ。
Life is short. なんだよね。


日本の宿は高いね、でもいつか行ってみたいよ。
無事に帰国したことを告げる電話の先で、家主が言った。
家の電話は誰も出ず、ヴィジェィの携帯にかけてみた。
二人はホームドクターの所に来ていると言い、電話の先でクラクションの音がブーブーなって、少し聞き辛かった。

いろんな事が、"real life"に戻った。
バルセロナに帰ったボガーが、メールで言った。
ボガーも言い方を間違えた。
あれも、real life だったんだよね。

まだマイソールに居るロベルタは、
ギリシャに帰ってからまたメールすると言った。
ここは、コネクションが too slow だからと。

今日香港に帰るサイモンは、
帰国したら、まずホットヨガに行きたいと言った。
この数週間の生活で、体の筋肉や骨が内側から硬く締まり過ぎて、
久しぶりに外側から意図的に、体を緩め開放したいと。


それぞれの生活が、
一瞬たりとも止まることなく、前へ。

逆カルチャーショック

2008-09-07 | India 2008

金曜日の夜遅く、無事に帰宅しました
遠くから応援してくださった皆様、本当にありがとうございました!(ペコリ)
お陰様で、有意義な時間を過ごすことができました

こうして日々の出来事など、振り返りながら記事に書くことによって、その時間が、更に深く自分の中に残っていきました。安否確認もありましたが、できるだけオンタイムで書いてよかったんだと改めて思っています



わずか1ヶ月。しかし振り返ってみると随分と濃い時間を過ごしたんだと思います。そのお陰でというのか?今日から早速仕事に向かいましたが、まだ少しばかり逆カルチャーショックから抜け出せておりません

日本は整然としていて、街がきれいで、静かで、人が礼儀正しくて、感情をあからさまに出さず礼儀正しく...と、
そういう日本に居る限りでは当たり前のことが、今、とても新鮮です




でも、インドもいいですよ。機会があれば是非インドの片田舎へ行ってみてください。

見るもの、嗅ぐもの、聞こえるもの、味あうもの、そして感触。
五感に与える刺激が変化に富んでいる。

笑うも怒るも、素直な人達。
あの、人なつっこさ。

飾ることをせず、オープンハートで、足ることを知る人達。
彼らの中に身を置くことで、自分自身も身軽になる。
不必要なものを削り、シンプルになれる。

そんな場所です。
だから、惹かれるんだろなぁ



いかにインドでの、普段の生活の一こま一こまがカルチャーショック的な出来事だったのか、今になって思うこともあります。その反面、環境が変わっても本質は変わらないから、どうってことないや~と思うこともあります。
そんな狭間で戸惑う自分...抜け出したいやら抜け出したくないやら

福岡空港から高速バスに乗ったのですが、喉が渇いていて乗車前に自販機で飲み物を買いました。自販機さえ久しぶりでした。買った飲み物をいざ飲もうとした時、あれ?ココでは車中で飲んでいいんだっけ?と思ってしまい...開けず仕舞い
インドではアリだったけど、日本でタブー?と、必要以上に気を使ってしまいます。

また、明らかに誰も居ない事が分かるバス停に「ご乗車のお客様の為に停車いたします。」とアナウンスが流れるバス。誰も居ないのなら停まらなくていいのでは?停まらない方がガソリンも減らないし、時間のロスもないし、合理的じゃーん!と思ったり。

停まり方も完璧に停車するので、なんて丁寧なんだろうと思いました。向こうだったら途中停車は大体が徐行運転になり、(出発地点と到着地点は勿論停車するけど)人々はスピードが落ちたバスに追いついて飛び乗る...まだそんな光景が脳裏に焼きついているのです。




きっと自然と時間が解決してくれるでしょうが、
この自分の中の、カルチャーショックの数々が、『旅の産物』。

大切にしていきたい、自分への『お土産』です

                     
台湾の旅も書きたい~ けど、まだちょっと、インドに浸っていたい...

short trip Coimbatore - Mysore

2008-09-06 | India 2008

コーチンに着いた!だけど思っていたバススタンドには停車せず、通りの一角でエンジンを切るバス...近くの人に聞いたらその人も不安げに「そうみたい。」って。22時をまわっているし、雨も降ってるし、心細くなって...でも一旦外に出るとなるほど観光地だけあって人通りもありホテルもありそう。取り合えず向かってくるオートを止めたら丁度いい宿を紹介してくれました。「日本にはオートはないのか~?」って言われながら運んでくれ到着。

ホテルのおじさんもまた輪をかけて気さくで明るい人で、日本贔屓な感じ。300ルピーの小さな小奇麗な部屋へ通してくれました。あー、やっと落ち着ける、シャワーが浴びれる~ブランケットや温水は付いてなかったけれど特に問題なく過ごせました。

朝から散策!
まず、情報収集とデイツアーの予約がしたく、州の観光案内所を捜しつつ街歩き。



午後からのバックウォーターツアー(1時間ほど離れた村まで車で行き、川をボートで探索するツアー)か、観光名所のある島へ渡る半日観光ツアーに参加したかったのです。でも...シーズンオフということで、最低催行人数が2人なのに結局私1人しか申し込みがなく、キャンセル(涙)この時も誰かと来たかった、と思ったのでした

でもそうなったら自分で観光するしかないので、スタッフに島への渡り方を聞いてフェリー乗り場へ向かい歩きます。快晴です途中、やはりここでも外国人に高値で吹っ掛けてくる人が居ました。それも1人なのにボートをチャーターしないか?と言ってくる。島までフェリーで片道4ルピーで渡れるのに、その人400ルピーと言ってくる!チャーターなんて一人旅に必要ないですから...もうっ。




ボートは地元の人や観光客でいっぱいだけど、のんびり時間が流れていました。





約15分ぐらいで目的地へ到着し、ぶらりと歩いた後は、バスコダガマのお墓のある教会などオートのおじちゃんに50ルピーで幾つか観光地を廻ってもらいました。
これは「チャイニーズフィッシングネット」という独特な漁網



途中、何度か、「あの土産物屋に寄ってみないか?」と言われ、話を聞いていると、お客を連れて行けば店からTシャツが貰えたり、ガソリンが提供されたりするらしく。タイでもこういうトゥクトゥクのお兄ちゃんが居たなぁ~と思いながら、断ること数回。でも案外あっけらかんとしていて、「OK,,,if not today, maybe tomorrow!」って笑ってフェリー乗り場まで送ってくれました。
オートドライバーと屋台のおじちゃん達。




翌日、港町らしい食事をしたいなぁと、昼食にケラーラフィッシュカレーを注文。ココナッツソースがとても美味しい久しぶりの魚料理でした。旅もクライマックス!?ちょっと贅沢したい気分になり、デザートのアイスクリームまで追加。この器がインドっぽくて面白かったです。



公衆電話で戸惑っていたときは、洋服店のお姉さんが手取り足取り?手伝ってくれたり、オートのドライバーも宿のスタッフもそうだったけど、全体的に観光地らしいおもてなし精神がある場所だなぁ~と思いました


それでも夜行バスに乗る時は、マイソールに帰る喜びの方が大きかったです。寝ぼけ眼でバスを降り、すぐオートを捕まえたけど早朝料金70ルピーを迫られました。それでも旅の最後を締めくくるのに嫌な気持ちは抱きたくなかったのもあって支払い、帰宅。

その日(9/3)は町中は至る所で、象の形をした神様、『ガネーシャ』のお祭りの日でした。ヨガ場でもお祝いがあったり、街角至る所に大きなガネーシャ像が飾られていて、果物や豆を甘く合えたものなどのお祝い料理をいただきました。まちなかのガネーシャは1週間ぐらい置いてあり、近所の人達が手を合わせに来ているようです。



家主の家にも粘土製のガネーシャが祀られていて、その後このガネーシャは水に溶かしたそう。



因みにガネーシャは、新しい事始めに幸運を運んでくれると言われていたり、学問の神様と言われていたり、大人気の神様です。日本でも今人気が出てきていますね~「夢をかなえるゾウ」がドラマ化されるらしいですね。
また、うちにガネーシャの置物が一つ増えました

short trip Outy - Coimbatore

2008-09-04 | India 2008
【You're not ready!!】
前日の夜、ヨガ場での時間が終わって、早速小旅行へ向けてのパッキング。4日だし~と甘く考えていた私。明日何時に出るの~?という家主の声に、9amのバスで準備もOK!と言いながら駄目だしされて(笑)こんな薄い長袖じゃダメダメとウールのカーディガン、ニット帽、バックパック、それからこれも!と、インドのスィーツを詰めたおやつまで持ってきてくれた二人。何だか遠足前のワクワク感を当人よりも感じているような楽しい雰囲気でした。それにしても、えっ?そんなに寒いの?こんなに暑いのに...と、半ば半信半疑でしたが、今思えばこのやりとりが無ければ、寒くて眠ることも出来なかったな...と今更ながら思います。



【象が!!】
ウーティーまでのバスの中、鉄格子の中から見渡す景色に圧倒されました!!途中、国の動物保護区を通ったのですが、インド象を3度見かけました!移動しながらだし距離はあったけれど、川で水を飲んでいる象の牙がすごーーーーーく大きくて、とっても綺麗で、本当にビックリ!近くだった迫力あっただろうなぁ~。

段々と山の中へ入って行き、気温が変わるのが顕著に分かりました。バスの中でも段々とスカーフをまとったり、気が付けばカーディガンを着ている人が目に付き始めました。私もバックパックから長袖を取り出し寒さ対策。それにしても日本では考えられないような道をバスが走っていきます。向こう側の山頂は、雲で霞んで見えないけれど、そこと同じぐらい高いところをバスが走っていきます。エンジンをふかす音もすごいです

山の斜面には、お茶畑が広がっています。北インドでダージリンが有名ならば、南インドはウーティ。日本での規律正しい茶畑の景色ではないけれど、広大な山の斜面が一面緑の茶畑で、その中に腰をかがめ作業をするサリー姿の女性や、昼食をとる女性達の姿がありました。少し雨が降っていましたが、ため息の出るような美しい景色でした。窓際でなかったので車窓からの写真が無いのが残念です。マイソールも高原地帯ですがそこから約4時間ぐらい走り、山脈の中に入り、別の国に来たかのような光景が広がっていて、こんなところでも人々が生活を営んでいるんだなぁ~と改めて実感。



【ヤギが!!】
ようやくバスはウーティの町に到着。ここは避暑地で、地元の人の小旅行や新婚旅行でも有名な所だそう。バススタンドを降りると、一雨競うな雰囲気でしたが、「地球の歩き方」を見ても、小さな町だし、オススメされていた政府系のホテルを探しながら早速歩き始めました。
しばらく歩き、ティーだけではなくチョコレートも有名なことが分かりました。




それにここには、ヤギが多い


それからが...すごい雨が続いて歩けないほどに...みんな軒先に入って雨が止むのを待つのですが、なかなか止まないどころか凄い勢いで降ってきて道路は冠水。少し緩んでは歩き、緩んでは歩きを繰り返していても一向に先に進めず宿まで辿り着けず...。ふと気付くと後ろにはヤギも一緒に雨宿りしていて、ヤギと同じ軒下で雨が止むのを待つのは初めてでした

【雨に降られ...】
すこぶる強い雨のお陰で服もバックパックも濡れていて、寒くなってきて...早く宿に入りたく、バススタンド裏の400Rsのロッジに泊まることに。
部屋に入るなりテレビが付いていて、Indian Pop Musicが流れていました。休憩しながら見ていたら案外面白くてはまってみてしまいました。少し雨がおさまってから町へ出たけれど、すぐに暗くなったので屋台で夕食を調達して宿へ戻ることに。
やはり旅は天気に左右されますね~
お楽しみは翌日午前中のお天気次第!!

【新婚旅行の町】
翌朝起きてみると空の切れ間から青空。晴れそう!と早速歩きます。緑生い茂る植物園、乗馬やボートを楽しむウーティ湖、まちなかではスナックやチョコレートティーを楽しんでみたり。











この旅の中で、いくつかの場面で「誰かと一緒の旅だったらなぁ~」と思うシーンがありましたが、ここの湖のボートでもそう感じました。みんなグループでワイワイ楽しそうにしていて、一人でボートは寂しいなぁ...と。時間も押していたこともあり、のどかな風景を楽しんだ後はバススタンドへ。



ここからウーティを出て中継ジャンクションとなるコインバートルへ向かいました

【乗換え】
ここがコインバートル?と隣の席の人に尋ねて、降りてみると、人、人、人。バス、車、オート...バスの時刻表示はどこー?と見渡しても目に入ってこず、取り合えず道向かいにあったプライベートバスのオフィスへ入り、今日は泊まって明朝便にするか、このままコーチンまで向かうか決めることに。結局、乗り継ぎの良いバスがあったので予約し小一時間できた時間で近くのベジレストランで食事
また戻ってきてバスが来るまでオフィススタッフのおじさんとおしゃべり。「あんたも、日本で同業の仕事してるんだー。ワッハッハ!」とか、「日本の子供たちは学校終わってもプライベートスクール(塾)があって超忙しい、って聞いたけど本当か?」とか、そんな話をしていました。

プライベートバスチケットの便利なところは、バススタンドで待たなくて、ここに●分前に集合!と言われること。分かりにくいバススタンドをウロチョロせずにバスに乗れるので安心できました。
さぁ、コーチンに今日中に着きますよ~

short trip - BUS-

2008-09-04 | India 2008
インドに来ることが旅と言えば旅だけど、目的がそうではなかったので、旅らしい旅は久しぶりのような気がします。あ、来る途中の台湾での3日間も旅人でした。あの旅もよかったなぁ~

今回の南インドへの小旅行は、土曜の朝出発し水曜の朝に戻って来たので、丸々4日間。マイソール~コーチン間439km、列車にも興味があったけれどスケジュールが合わなかったのでバスでの移動。1台25万円の車を出すと話題になった、あのTATA社エンジンのバスはとてつもなくガンガン走る、すごく頼もしいバスでした!!本当に凄かった。馬力、スピード、迫力満点
バスは、種類も価格もピンきりです。価格に応じてグレードの段階が有り、その違いが面白かったです。大体の長距離バスにはDVDが付いていて、結構な音量でインド映画が流されていました



1日目、一番安いバス。マイソール~ウーティ間の157キロが92Rs(約250円)。ローカル線や遠距離バスでも地元民がよく使うバスは、日本人からすると超オンボロで勿論窓ガラスなどは無く鉄格子で風も埃もよく入りますが、庶民と同じようにインドの風を感じることが出来ました。1週間前に窓際最前列を予約していたものの、バスに乗り込んでみると人が一杯で、指定された席には若い男の人が座っていました。でも雰囲気に圧倒されてしまい、そのまま空いていた目の前の席に座りました。しばらくして切符切りのおじさんが乗り込んできて、中腹の空いている席へ誘導してくれました。後で分かったけれど、殆どが当日乗り込みなので、ここ予約で取ってると言えばどけてくれたかもしれませんが...。隣には足元に荷物を多く抱えた年配の女性がニッコリ。このおばちゃん、途中飴をくれたり、とてもヨカ感じの人でした。



2日目、ウーティ~コインバートル間88キロ32Rs(約90円)は1日目と同じレベルの安いボロバス。1時間待ってやっとバスに乗り込み乗り込んでくる人を見ていると、流れている映画が気に入らないから乗り換える人も居るようでした。
コインバートル~コーチンへのバスは、コーチンのバススタンドへ着いた時間が15時半と微妙で、そこからコーチンまで約4時間なので、乗り継ぐか1泊するか考えました。スタンド前にいくつかあったプライベートのバス会社に尋ねたところ、「観光地だからホテルも24時間取れるし問題ないよ。今からだと17時発があるよ。」と言われそのまま乗車券を購入。194キロ、たぶん160Rs(約420円)ぐらいだったと思いますが、急に値段が上がってきました。見かけはきれいですが、雨漏りするバスでもこのバス、世界船でインド政府が用意してくれたバスでした。余裕のあるインド人、外国人などがメインのようです。



最後の日、コーチンからマイソールへの夜行バス。これまでに最高のバスで、439キロの帰路、558Rs(約1500円)。一般のバスよりも250Rsほど高いけど、エアコン完備、毛布もあり、ミネラルウォーターサービス、と日本の普通のバスと変わりませんでした。勿論DVDも流れてましたが、テロリストとキャスターカップルの物語でバッタンドッタンとうるさくてあまり好きではありませんでした



バスだけとっても、その価格差からインドの格差が見えてきます。
時に庶民の目線で旅をしたり、時に少し贅沢な気分を味合ったり、様々な目線で見るインド。
旅の面白みが更に増す場所です


現在、小旅行中。

2008-09-01 | India 2008

ヨガ場での時間を終えて、土曜の朝から早速南インドをshort tripしています。現在、ケーラーラ州、コーチンという町です。マイソールから超オンボロバスで約6時間揺られウーティという避暑地へ寄り1泊。その翌日昼から、乗り換え含み約8時間のバス移動。ここへ着いたのは昨晩10時頃でした。夜だったので、さっと宿を決めました。小さいけれど珍しくバストイレがきれいな所、300ルピーです。
それにしても、昨夜からすごい雨でした。でも嘘のような快晴の今日。
こちらでは化粧せず...あぁ、また日焼けしただろうな…


この小旅行についても、また改めて書いていこうと思っていますが、とりあえず、火曜夜の夜行バスでマイソールへ戻ります

写真は、グジャラート州で作られている布製品
マイソールで行われていた市の時のものです。色々買っっちゃった...

では、またあとで~

yogi friends

2008-09-01 | India 2008
ヨガシャラ最後の日。

このシャラでヨガを習うなら最低1ヶ月からですが、クイックラーニングで2週間で終える人も居ます。こちらはレッスン費が逆に高くつきますが、まとめて時間が取れない人、旅がメインだけど本場のヨガも習いたいという人(要経験)も、このクイックラーンなら!と取る外国人が案外多いです。

レッスン最後の日なので、寝坊しないように...って気になったら昨晩はあまり寝付けませんでした。でも授業に遅れることなく、気合を入れてレッスンに臨むことができました。
金曜日はスケジュール変更が多く、今日もディスカッションとバジャンが昼間にあり、午後のBack Bendingの授業後はフリー!B.Bの後は、日本語ペラペラのロベルタと、1週間前に入ってきた日本人ヒロさんの住む家を見学に行きました。彼の家もまた絶好のロケーションで、値段もお手ごろ4000Rs/月。シャラまで徒歩15分、ダイニング、キッチン、バス、個室が3部屋、お隣がサイバーカフェという高環境。ここならシェアできるね~とロベルタと話しながら、今度はいつ来る?と話をしていました。

ここのシャラに限らず、本場インドに来る世界各国のヨギーはリピーターが多いです。今回も、半分はリピーター。理由は、レベルアップもありますが、ヨガシャラの雰囲気、町や人が醸し出す独特の空気が、どうしても帰国してしばらくすると気付かない間に段々と薄れて行くので...。知らない間に前かがみになってきていた背骨をスッと正したくなるような...そんな感覚かなぁと、私は思います



今回、このヨガ場で一緒の時間を共有したのは多い時期で11人。数日一緒だった人から1ヶ月まるまる一緒だった人まで様々です。何故か今回はスペイン人が多く、スペイン語が飛び交う場面も多々ありました。

その中でも、特に近くに感じられた仲間達が居ます。支えてくれた仲間達に、感謝です!

最初、レジストレーションでレッスン開始前日にシャラへ行き同席だったのが、同じ月曜日からスタートするカップル、スペインバルセロナ在住のシルヴィ、ボガーのカップル。隣で話を聞きながら、この二人と一緒だなぁ、この人達もリピーターなんだなって軽く気にはなったけれど、正直自分の事で精一杯でした。時間が経つにつれて次第に打ち解け、一旦心が通じれば、自然と、あたたかいこの二人に会ってホッとするのが日々の安らぎにもなりました。シルヴィはスッチーで成田へもよく来ているそうで、ボガーは瞑想の先生をしています。彼女は今のタフなスケジュールのスッチーの仕事を次第にヨガティーチャーへシフトしていきたいそう。ボガーは、ここでの1ヶ月も、日々6時間の瞑想を欠かさずにきた心優しい穏やかな人(忍者好き!)。早めにシャラへ着き、外に一人座っていると、私の左右に一人ずつ座ってnaokoooooと話かけてくる、あったかい二人。二人とは、またどこかで会って、ヨガをしたり、食事をしたり、日々のことを話したり、末永く繋がっていけそうな気がします。



第3週目から一緒のレッスンになった、ギリシャ人のロベルタとアレックスのカップル、そしてサイモン。ロベルタの話ではギリシャでは今ヨガブームが来ているそうですが、これからギリシャのヨガを背負う人になるんじゃないかな。オーストラリアやイギリスでTeacher Training Programを取り、今回の渡印。このシャラのことは、数年前から複数の友人を通して知っていたそうです。パートナーのアレックスは、ロベルタが1ヶ月滞在する内の2週間だけ仕事が休めたのでクイックラーニングで来ていました。彼も今日でレッスン終了。正直で、分からないことはとことん質問する二人に、学ぶことも多かったな。香港人のサイモンは、仕事のストレスを抱えていた自分とサヨナラしてきた人。ここでのTTP、香港やタイでのTTPなど、この数ヶ月は学ぶことオンリーで頑張っている人。学びの時間が終わったら、また新しいステップに立とうとしている人です。
この3人も、短い間だったけれど、同じ時間を共有できて本当にヨカッタと思える人達です。





もう一人のバルセロナのスッチー、アントニアも優しい人でした。なかなか発音が通じない彼女との時間をかけた会話、それでも一緒にドーサを食べに行ったり。彼女は趣味でヨガをしているけれど、きっと仕事と両立させて、バルセロナでも続けるんだと思います。




こうやって出会った人達とのことを振り返ってみて、やっぱり今ここに来てよかったです。
時間とお金をかけて、幾つかの犠牲が生じても、それでも飛んで来てよかったです。

ここに来なければ、世界のヨギーとは、そうなかなか出会えるものではなく、
私にとって、ヨガを通して、他国の人達と繋がり、情報交換し、励ましあえるのはとても意味のあること。
言葉の壁が引っかかって悔しい思いも多々あるけれど、それを超える喜びもある。
20代の頃「留学っていいな...でもお金かかるな...」と漠然と抱え霞んでいた好奇心が、今になってこういう形で場が与えられる。それも喜びです。


yogaの語源のごとく、
これからも繋がっていけますように... 
Keep in touch!!    
             

同じ時間を共有できたこと、出会えたことに、心から感謝します。

Ayurveda

2008-08-29 | India 2008

人間本来の治癒力を引き出してくれる、東洋医学。日本では中国の漢方が主流ですが、こちらインドでは、薬草や天然オイルなどを使う『アーユルヴェーダ』です。日本でもちょこちょこ耳にするけれど、治癒目的と言うよりもマッサージの域で名前が出ていると思います。そんなことをバルセロナに住んでいるボガーと話したら、あんまりどこも変わらなようでした。



本来は、漢方同様、時間をかけ治療していく療法なので、先生の問診があり、体質を判断し、カルテを作って最低でも1週間から数ヶ月かけて通いながら体質改善していくプログラム。食事療法も菜食で奥が深く、生活自体が穏やかで、競わず、急がず、ゆっくりと過ごすのが基本となるみたいです。

ヨガ場に来ている西洋人の中にも、インド滞在中にアーユルヴェーダクリニックに通っている人も結構居て、肩や膝の患った部分に、一日数十分、見合った温かい天然オイルをあてるなど処方されているみたいです。



私は特に長期でクリニックにかかるほどの事情もないので、ただ単発でできる体験がしたく、尋ねてみると、約1時間のリラックスマッサージがあるとのこと。日本で体験すると高額だし、本場で一度試しておきたくて早速行ってきました。値段は600ルピー(約1500円)とこちらの物価では高いのですが、それでも日本の1/5ぐらいではないでしょうか?
予約は、午前10:30。途中、何も準備する物とか無かったのかな?と思いながらも、ちょっと早めに到着。
クリニックらしくなく、住宅街に突然と在るけれど、あんまり違和感は無いものです。



スタッフが、「数分、座って待ってて。」と言うので10分ほど待っていました。2階へ上がると、いくつかある部屋の一つの小さな部屋へ通されました。部屋の真ん中には木製のベッド+黒いビニールシート、かなり年代物です。



隣にはガスコンロがあり、お湯を沸かしたり、オイルを温めたりしている模様。右隅には、なにやら大きな木製の箱(これがサウナだと後に知りました)があります。二人の女性スタッフが付いていました。

「じゃ、これを身に着けて。準備が出来たら呼んで。」とニッコリとガーゼ布を渡してくれました。「えっ、これ!?」って感じで笑えたー

準備が出来たことを伝えると、この上に仰向けになるように言われ、度胸をすえて仰向けに。目を閉じて居ると、一人のスタッフがオイルを持ったまま、お祈り・清めの言葉を口にしながら頭にオイルをたらし始め、いよいよ開始。木のベッドは硬かったけれど、オイルの生ぬるさは何とも気持ちよく、芳しい香りのオイルは、セサミオイルの一種だと言っていました。料理で使うごま油よりもかなり軽い感じ。ごま油は、日本では食用ですが、アーユルヴェーダではそれ以上に効果があるそうで、服用したり体に塗ったりするそうです。ごま油バンザイ!

引き続き二人のスタッフが一人ずつ左右に付き、同じペースの程よい力加減で施術。仰向けの後はうつ伏せ...と、あっという間に時間が過ぎマッサージ終了。本来、ボディマッサージは100%好きな部類ではなかったけれど、今回そんなに抵抗を感じることもありませんでした。

その後、オイル漬けのまま呆然となっている私は、部屋の片隅にある木製の箱サウナの中へ。(トップの写真、目隠ししている写真がサウナ)蓋が開けられ、備え付けられた椅子に腰を下ろし目隠しをされ、蓋を閉じ、約15分間、蒸気でポカポカと体が温められていきました。時間が経ち、段々と発汗が進み、極楽。部屋の外で世間話をしていたスタッフのおばちゃんが戻ってきて、「あと2分ぐらいする?」というので快諾。その数分後、目隠しを外され、箱から出してもらいました。

体に布を巻いて、シャワーとベッドがある休憩ルームへ移動し、石鹸、シャンプー、そして薬草の粉の入った小さなボールの説明を受けました。
しっかり体を洗い流しても、オイルとサウナのお陰で、体はしっとり。薬草の粉に水を混ぜて体にパックするのですが、なんとも体によさそうな青臭い香りと色。どんな薬草が混ざっているのか分からなかったけれど、色は茶けた緑というのか、ヨモギ色というのか。
あー、健康的!と思えるひと時でした。

胃の中は空っぽでお腹が空いたし(ごま油の香りのせいもアリ)、喉が渇いていたので、帰る途中、サトウキビジュース(10ルピー)をグイッと飲んで潤いました。このサトウキビジュースは、そのままサトウキビを潰す器械に入れて、出てくる果汁を飲むのだけれど、この前は(+生姜)を試したので、今回は(+ライム)にしてみました。


気分も体もリフレッシュ!しっかり眠れそうで~す。寝坊しないようにしないと...
【つぶやき】
実は今日、寝坊しました。気付いたら5:25、レッスンスタート5分前でした。ガガ~ン。ヨガ場には遅刻すると入れてもらえないので、そのまま自室で同じ時間帯に練習。最後の日でなくてヨカッタけど、油断するといけませぬ。「朝、居なかったから心配したよ。」と、言ってくれる友人との時間も、あと1日で終わりです...

another note! shitano kiji mo douzo

old lady's singing

2008-08-29 | India 2008

ヨガ場の敷地内は、公民館みたいな機能もあり、日中は就学前の子供たちがワイワイ。夕方は週に2回、おば様たちの歌の練習もあっています。時々、レッスン間の空き時間を潰しているとき、その練習している歌声が聴こえてくるのですが、独特の音階やリズムが結構面白く。あぁ~今、インドだなぁ~と耳からも実感
それにしてもどこの国もこの世代の方達は元気~!パワフル!!歌っていたかと思うと急に「あーじゃないこーっじゃない」(たぶん)と声が飛び交っています(笑)

先日、練習をコッソリ覗こうと思ったら、ヨガ場スタッフから、『中に入ったら?』と勧められ
私: いいの?
スタッフ: いい、いいよ。
スタッフ→おばちゃん: ね、いいよね?
おばちゃん: いい、いい。come in!



とあっさり中に入れていただき、しばし練習風景を見せてもらいました。
部屋に足を入れると、ニコッとしながら歌い続けるサリー姿のおばちゃん達が8人ほど。みなさんご近所さんのようですが、小奇麗にされていました。



中央に音を取る為の器械が一台あり、ボーンというかキーンというか、ゆっくりと波打つような音がなり続けています。ボタンを捻るとテンポや音階を簡単に変えられるみたい。それに合わせて、何曲も、手元の自作ノートを見ながら合唱。勿論途中何度も、あーじゃないこーじゃない、と中断されながら
これも動画に撮ったのですが...残念。



私自身、仲間と歌の練習をしているので、見学者が居る時の気持ちが分かります。なんかちょっと嬉しいし、しっかり歌わなきゃと思います。おばちゃん達も、練習が終わるとニコニコしながら握手までしてくれました。
これからも元気な歌声と話し声で、地域を盛り上げてください

Mysore palace

2008-08-26 | India 2008
夜の、マイソール宮殿
行きたいけれど夜一人で歩きたくないので、まだ行けずに居た場所でした。
でもこの前の日曜日、ヨガ場の友人たちと行く機会に恵まれて

毎週日曜日午後7時から1時間だけのライトアップ。
ムービーも撮りましたが、ここに貼れないのが残念。宮殿のすぐ下で生演奏があっていて、ライトアップの規模もすごいダイナミックです

another note! shitano kiji mo douzo



downtown

2008-08-26 | India 2008

サイバーカフェは至る所にあるけれど、利用する場所は2つと決めてます。それでも、日本語表示ができないPCに当たったり、突然電気が飛んだり、USB接続ができなかったり
どうも、「今日の運試し」的なところがあります(笑)。返信までに時間がかかることがありますが、タイムラグだと思って許してくださいませ

ヨガ場での時間が終わってから、少し時間を取っているので小旅行に行こうと思っています!
お隣のケーララ州コーチンと、ターミルナードゥ州ウーティ。デリーやコルカタなど北インドと比べてのんびりしていると言われる南インド、少し足をのばしてまた違った風景を楽しみにしています。

この家をいつ出るのかを含めて家主と話をしていた時、旅のプランもアドバイスをくれて。最初、列車を使ってみようと思っていましたが、あいにく毎日運行しないらしく、主にバスを使うことになりそうです。
土曜日、早速ダウンタウンへバスのチケット手配に行きました。


オートに乗って
オートリキシャと言えばこの前、シルヴィと出かけたとき、メーター(初乗14ルピー)が壊れてるのに乗って失敗したんです。遠回りしたのどうのこうの言われ、目的地に着いたら50ルピーも吹っ掛けられました失敗から学んで、帰宅時のオートのドライバーもまた『meter is broken.』と言ってきたので、『え~ほんと~?』と、メーターのコードがちゃんと繋がってるのを確認しながら、『no no, it's fine. see!』と笑って言ったら、あっ、バレタ!?みたいな顔で笑ってメーターをスタートさせてくれました。騙されないぞー



ダウンタウンを歩いていると、外国人と分かれば声をどっさり掛けられます。特にヨガやアーユルヴェーダの勉強で来ている外国人が多いので、『今日は特別な音楽コンサートがあっているんだ。行かないか?』とか、『あっちで土曜日限定の市場がオープンしていて安いんだ。どうだ?』とか...、今日おかしかったのが、何故かみんな、『I am a teacher.』と職業が同じ(笑)先生と言えば信頼されると思っているのでしょう。先生は騙し事はしないでください!そして皆さん、マイソールはどれくらい居るんだ?パタビか?ゴクラムに住んでいるのか?△△△には行ったか?自分が連れて行くから...などなどの言葉の羅列...。町に出ると、こういう声かけが煩わしいです。埃や排気ガスも。

それでも、そんなマイナスな印象を持つ人ばかりではありませんよ~
歩きながら露天を覗いていても、愛嬌の良い人達との会話も楽しいもの。
CD屋のおやじさんも、親切に『こっちはカンナダ語だよ、こっちこっち。』と英語版を出してくれたけど、カンナダ語でいいからインドらしいのを探してると伝えたら、『オー、トラディッショナル!!』て嬉しそうに出してくれました。



ステッカーを売ってたおじさん、『おれは外国人だからって価格は上げないよ。みんな一緒さ。』『知らないなら教えてあげるよ。』と神様のお祭りのことを話してくれたり。
市場の中のでは、何に使うか分からない植物の皮があったので『これで何するの?』って言ったら、『結婚式などで使うお皿代わり(バナナの葉のお皿みたいなの)で、竹を刺し縫うように繋げるんだ...』と教えてくれ。


スパイス屋のお兄ちゃんからターメリックを買ったら、奥に居たお母さんも出てきて、名前を聞いてきておまけに住所までくれて(写真を送ってとのことだろな)優しく和ませてくれたり。



バナナ売りの兄ちゃんに価格を吹っ掛けられようとしたけれど、何だかんだ言って1本サービスしてくれたり。



こういう行き当たりばったりで出会う人達との時間ってすごく限られていて、だからこそ見えるものもあるなぁと思います。
こちらが、あれ?っと思う対応を取られる人も居るけど、でも逆に一歩踏み込んでみてよかったと思うこともあります。どこに居ても同じ


今回、こっちで何度も聞いている言葉。
『行動(プラクティス)のクオリティを大切に。』
『プラクティスは、体を動かすことよりも、メンタルプラクティス。』

行動のクオリティ。

難しいけれど、大切にしたい言葉だなぁと思います。


それにしてもお天気で、歩いてて日焼けしたな... 
帰宅途中、近所にスナック屋台を発見。揚げせんべいの中心を指で穴を開けて、中に野菜やナッツを甘辛く味付けした具が入り、その上にスナック、今日の屋台はポン菓子も乗ってました。これで8ルピー(約20円)、たこ焼き大の大きさです。結構好き。



fear

2008-08-21 | India 2008


ここでの生活は、私にとってとても貴重なもの。
自分の中で残しておきたい事はまだまだあります。
楽しいことや、かたちとして残る出来事は、写真も撮ってこうやってブログに残しておけば、後で振り返ることも簡単にできると思うのですが、感覚として覚えておきたい日常や気持ちはそれ以上に存在します。
でもなかなかそれを文字に表現するって難しいですね...

この日常には、悔しい思いをして泣く事もあります。お腹を壊して寝込むこともあります。
でもきっと、そういう事があってこそ、気付きや発見に繋がるんですよね。



取っているレッスンの中で、一番自分が弱気になり、恐れ(fear)を抱くのが、『後屈(Back Bending)』のレッスン。これは75分間、人間が体を反ることの殆どない後方に向かって、徐々に段階を経ながら体を反っていく練習です。(分かりやすく言うと、イナバウワー!?)まずは天井を見上げることから始まり、次第に体位を変えながら後方の壁や床を見ていきます。歳を取れば前かがみになる二足歩行の人間は、後方へ反ることは難しく...
時間を要し、集中力と忍耐力、エネルギー消費の高いレッスンです。

でもそれ以上に、メンタル面の影響が大きい『後屈』。
まず、後ろに反ることは、視界がないので、恐怖を覚えます。そして、体が慣れないから、怖い。
それ故、そんな不安要素は自分の呼吸を荒くし、歯を食い縛って立ち向かおうとしてしまいます。
でもそれは逆効果であって。
自分を信じ、気持ちを安定させ余裕を持って臨むことが、呼吸を安定させ、結果、更に後方へ進むことができます。

この75分の練習は、とてもチャレンジングな時間で、一つ階段を昇ると、新たなステップが用意されていて...いつまでも安心することはありません。一体何度、挫折感を味わえばいいのか...もう減ったけど、何度も悔し涙を流しました。
だからこそ、この時間は自分に挑戦していく時間で、前に進もうと思えて(方向は後ろですが)。厳しいけれど、充実感は大きい。ピンチとチャンスは紙一重だと感じる時間です。
苦手なこのレッスンを再び取った理由は、きっとその辺にあるんだろうと自分でも思います



でも今日は、自分の力の無さを、好きな『チャンティング(歌)』の授業で感じました。言葉の壁です。悔しかったです。
英語が理解できなかったことが災いして、意見することができなくて。。。
何も無くても、何か見つけて意見することが、どれだけ関心を持って取り組んでるかと判断されるのだろうけれど...、でも自分のキャパでは出来なくて。『You are very shy.(あなたはとても恥ずかしがりやね)』と言われたけれど、そんなつもりは無く、ただ実力が無くて。(でも日本に8年住んでいたロベルタが、『but, it's Japanese culture.』 と補足してくれたのには少し救われた気がしました。甘えかも知れないけれど。)

でもこの悔しい思いは、今まで幾度と味わってきたはず...
これもきっと後屈と同じで、日々のプラクティスしかないんだろうな、と思います。

ここ最近、英会話をサボっていたツケが回ってきています。
過去の行いが今の環境を作る。
これが、カルマです...



mandara

2008-08-19 | India 2008
おはようございます。アーサナのレッスンが終わった後は気分すっきりです
先週は日本はお盆の時期でしたね。実家の母から、写メが送ってきましたそうそう、不思議なんですけど~、亡き父とはこちらでいつも会っているような気がしてます。『こっちにお父さんいっぱいおんさっよ。』と何度も母に言ってるので、母もこっちに来たいんじゃないでしょうか?(笑)

ところで、マイソールの人々もなんだか忙しい金土日のようでした。独立記念日、ラクシュミ神のお祭り、それからインドの恋愛事情(new & old)にも出てきましたが、お兄さんが妹をプロテクトする証を示すお祭りまで。

こちらの奥様は、ほぼ毎朝、玄関を清掃し水で流し清めた後、白い粉を使ってフリーハンドで幾何学模様のようなデザインを器用に描きます。(これまでのインド日記にも何度も登場しています)
そのランゴーリも、特別な日には更に気合が入っていて。通り掛かりの家が白い粉と赤い粉を使って描かれていたので写真撮らせてもらいました。



シャラの敷地内にあるプレプライマリースクールの地面のランゴーリも、なんだかともても楽しい雰囲気。



今住んでいる所の家主も伝統を大切にされていて、毎日マントラを唱えているようです。
こちらが、家のキッチンの隅にある、神様。お供え物は果物、お花など、どこも変わりませんね。



祭事の前日、ラダが、『特別なお祝いだから一緒にどう?食事もあるわよ。』と声を掛けてくれました。そして、『ちゃんと身を清めて来てね、汚れた服は駄目よ~。』と。それから、女性が生理中でも駄目らしいです。生理は不要なものを体内から出すデトックス機能でもありますからね。

約束の時間前に、身を清め、服を正し、下の階へお邪魔すると、ビジェイの妹さん夫妻がお見えになっていました。妹さんは、サンスクリット語の先生。ヨガについても、深く面白い話をされるので興味深く聞き耳を立てるのですが、自分の英語力や理解力が...ひっかかり聞き役に徹することばかりでした。それでも、スートラ授業の復習をしているみたいで楽しい時間でした。



インド人も日本人も、自然崇拝というかさまざまな自然に神様が宿ると人々は信じていますよね。八百万(やおよろず)の神というベースは同じ。
また、面白いなぁと思うのは、プルシャや輪廻転生【環 マンダラ】の話し。
現在、自分はたまたま今の自分(人間)の形を取って生きているけれど、それはそう表現されているだであって、体格、肌の色、話す言葉、職業、肩書き、国籍、見た目などは関係ない。
大切なのは、その内側。そこに存在する、自分のコアな部分【プルシャ】が生きていることを理解すること。だから人のbodyは死ぬことがあるが、魂は生き続けるのだと。
私たちは、人の外観を見るのではなく、その人の内側、今そこで取っている行動をみていなければいけない。
そして、たまたま現世が私の形をしているだけで、過去や来世は、人間ではないかもしれない。
そういう風に理解していくと、母が子に乳を与える姿を見て、人間の母親、犬の母親、牛の母親、全ての『母』の存在は等しく、偉大であることが分かるだろう、と。

こういう話を聞くと、根本的に、『人間+自然』という考えではなく、『人間は自然の一部』という考えが根付いているんだと改めて感じます。
だからこの国には何もかもが混在できるんですよね。
人間が一番、だと思っていては、道路を牛が車同様歩いてるなんて日常は、無いのでしょう、きっと。



また彼女は、こんなことも話してくれました。これはスートラの本にも出ていました。
例えば、人間の発明・研究・発見というのは、すばらしい。不便な生活を楽にしてくれる。でも、その扱い方や使い方を知らなければ、人は過ちを犯す。原子を核兵器に使うなど愚かで悲しい事を起こしてしまう。
だから、私たちは、まず、内側を磨かなければならない。
心を磨かなければ、エネルギーや知識の使い方を間違ってしまうんだよ、と。

軍事国で言われると不思議な気もするのですが、その思いも途中、方々に散乱し伝わらないのが格差カーストのインドという国なのでしょうか。
それにしても短い時間に色んな話をしてくれた、とても印象的な方でした。


そして、これは、お兄さんが妹へ『プロテクト』の意味で腕に着けてあげる飾りです。


私も近所のお店で気に入ったデザインの物を購入し、当日一人二役をかってでまして(笑) 
着けてたんですけど、、、夕方シャワーを浴びて水にぬれたら、あれれ~ ビーズが取れちゃいました。


さてさて今朝からヨガシャラには、人が増えていまいした。
香港人男性、ギリシャ人女性、その旦那様。ギリシャ人の彼女は日本に8年ほど住んでいたそうで、早稲田大学で言語学を教えていたそう。面白い形で日本語が話せる環境がやってきました

Yoga culture

2008-08-18 | India 2008

アーサナ(ポーズ)のクラスは早朝5時半
空腹の常態で、足のつかない超レトロな自転車(昔の郵便配達の自転車みたいな)をゴイゴイ漕いで向かっています。電灯が着いていないので、100均で購入しておいた懐中電灯が役立っています。外は暗く、人影も殆ど無く、野良犬が吠えるとチョット怖いです(狂犬病が...)。特にに最近、日中も雨の日が続き、レインコートが大活躍です

レッッスン開始時は未だ外が暗く室内の蛍光灯がついていますが、半時間すぎた頃から電気が、ひとつ消え、ふたつ消え...段々と部屋の中は自然の明かりの恩恵を受けます
外の生活音が次第に増し、太陽が昇ってくる頃。今日もまた、陽が昇ることに感謝し、スーリヤナマスカーラ(太陽礼拝)を繰り返し、その後少しずつアサナに入っていきました。言葉がわからないときや、次のポーズを忘れてしまった時は、同じペースで進む隣のフィンランド人を横目で見てます(笑)



レッスンが終わる7時。外へ出ると登校・出勤・・行商のおじさん・家の前を掃く女性・地面にランゴーリを描く女性・チャイに入れるミルクを買い求める人々などがボチボチ繰り出しています。
それにしても朝の空気って、本当気持ちイイ。一日の始まり、エネルギーに満ちていて、清楚で。
きっと日本に居ようと、どこに居ようと同じだろうけれど、この時間帯は、『ゴールデンタイム』清清しい気持ちになります。



今は、ヨガ中心の特別な時間。日本に帰るとそういう訳ではないです。
でもそういう時間の使い方の問題だけじゃなくて、
やっぱりここに来て練習が出来て良かったなぁと思います。
ここでしか感じられない『気』とういのか、『空間』というのか。
練習中や練習前後のシャラ内の厳かな雰囲気は、日本の神社や寺院で感じる感覚と似ています。


Yogaは、歴史有るインド発祥の文化。
私は外国人向けレッスンに入ってますが、もちろん多くのインド人が毎日練習にやって来ています。
大人も子供も。男性も女性も。仕事や学校の前に、後に。分かりやすく言うと、日本の伝統的な習い事、「道」が付く文化(剣道、柔道、茶道、華道...)と例えれば伝わりやすいかな。体を動かすアサナ(ポーズ)の印象が強いだけに、エクササイズ的なものかと思われがちですが、アサナ(ポーズ)の練習以上に、礼儀、マナー、集中力、哲学、...と忍耐と継続の精神鍛錬の部分が大きいです。


ただただ、
変化を観ながら、
経験の蓄積は続きます。
後半へ入りました

old & new

2008-08-13 | India 2008


日曜日は、雨が降ったり止んだりのお天気でした。それでもちょっと気分転換しようと、本を持って近くの大きな湖に行きました。湖の周りにはベンチが沢山あるので、雨が当たらないような場所を見つけ、考え事をしたり、本を読んだり
天気が良いとみんなウォーキングなどしている場所だけど、今日は本当にまばら。それでも若いカップルが数組。デートには最適だろうと思います。

昨年、コルカタの船の友人の家に行った時、インドの若者の恋愛事情など話をしました。田舎のほうになると古い慣習が残っていることが多く、女性は一人で旅行に行かないとか、結婚についても、親同士のつながりやお見合いのような風潮が多く残るということを言っていて、保守的なんだなぁと思いました。彼女の家からコルカタ空港まで出るときも、夜行列車の移動に、彼女+私+彼女の男友達が付いてきてくれました



そんな風潮も残っているけれど、このご時世は変化しているようで...最近は、インターネットで相手を探す人多いよ。日本もでしょ?と、家主夫妻。確かに、前回と比べても町のサイバーカフェの絶対数が急激に増え...

そんな二人は若い頃にいろいろと事情があって晩婚なのですが、この二人も、『アドバタイズメントで知り合った』そうです今で言う結婚相談所みたいなものでしょうか、その頃は稀だったんじゃないかなぁ。仕舞いに、naokoにもアドバタイズメントを勧めるよと言われ...




ところで、その事情...、やはり背景に文化/慣習の影響があると思います。(個人差なのかもしれませんが)

旦那様ビジェイの家族は自分を先頭に下に女性ばかり3人妹だったそうです。彼は長男という責任から下の妹達をちゃんと嫁に出してからしか、自分は結婚しないと決めていたそうなんです。すばらしい家族愛だと思いました。こんな思いを持つ方は、新しい家族もきちんと愛してくれると思います。

奥様ラダの事情は、上のような昔の風潮から、まだ10代の若いときに近所の方と結婚したけれど数年で離婚してしまい、30歳を過ぎた頃、やはり残りの人生おいてライフパートナーが必要と思い相手探しを始めたそう。インドでは離婚ってとても立場が悪くなると聞いたので、辛い20代を過ごされたんじゃないかと思います。
いろんな事情があって、出会えて、幸せな二人。
お互いがお互いの存在に感謝している、その思いが雰囲気で伝わってきます