今回は、ヤングエース7月号(6月4日(火)発売)で、遂に最終回を迎えるエヴァ漫画版に対して、今更ながら、ヤングエース5月号に掲載された、エヴァ漫画版STAGE.94「掌(後編)」の感想と雑考について書きます。
勿論ネタバレ有りなので、ご注意下さい。
前回、全てが一つになった世界に別れを告げた後に、一瞬だけ、レイと完全に心を通わせたシンジ。
それに呼応して、巨大なリリスの目から、初号機が這い出しました。
そして、初号機の背中に、地球を包み込める程の、超巨大な翼が展開されます。
一方、精神世界と思われる所で、手を繋ぎ合うシンジとレイ。
そして、レイは静かに、シンジに話し掛けます。
「碇君」
「ありがとう」
「これで、お別れ」
そして、現実世界で、黒き月は完全に砕け散ります。
その中で、レイはシンジに、感謝の言葉を続けます。
「碇君」
「私、良かった」
「碇君と出会えたこと」
「何者でもなく」
「からっぽだった私が」
「今は」
「碇君が教えてくれたもので満たされている」
「とても嬉しい」
(…この時、レイは目に涙を浮かべます)
「でも」
「もうお別れ」
そして、レイは様々な想いを押し殺した様な笑顔を、シンジに見せます。
「こういう時の顔」
「この顔で、合ってる…?」
「綾波…」
…そして、二人の握っていた手は離れます。
「綾波ッ」
そして、シンジの前で、綾波は光の粒の様になります。
そして場面は移り、再び現実世界へ。
“さよなら”
“碇君”
“あなたの願いは”
“今 私の中にある”
そして初号機は、自らの体内からオリジナルの「ロンギヌスの槍」を取り出した後に変形させ、槍の両端から光を放ち、その光によって、量産機のコアに刺さっていたレプリカの「ロンギヌスの槍」は破壊され、リリスの肉体はバラバラになり、地球に、雪の様に降り注ぎます。
“碇君”
“私は”
”砕けて”
”散って”
“すべてのものに降りそそぎ”
“待っている”
“あなたが”
“還って来るのを”
…その光景は、13巻STAGE.90「夏の追憶」にて、ユイが消える前の日にシンジに言った、
「いつか、
シンジに雪を見せてあげたいな」
そのユイ、そしてシンジの願いを叶えた様でした。
そして…。
今回はここまででした。
それでは、全体的な感想と雑考です。
今回の話は、旧劇場版の「まごころを君に」をベースにしながらも、シンジとレイの儚く、悲しく、でもいつか再び逢える事を願うレイの、確かな想いがとても印象に残りました。
そして、旧劇では正直グロかったリリスの崩壊も、漫画版ではとても神秘的な、心に残るものでした。
特に、バラバラになり、砕け散ったリリスの肉体が、雪の様に地球全体に降り注いだシーンは、文字では伝わりませんが、実際の絵では本物の雪の様な、とても神秘的なものでした。
そしてレイの、
“待っている”
と言うセリフから、シンジはこのまま、初号機と共に宇宙を彷徨うのか?と、次回が気になる終わりでした。
そうした、最後に書かれている“願い”を乗せて、地球に降り注いだ、雪の様なリリスの欠片。
漫画版エヴァが、果たしてどのような終わりを迎えるのか、改めて見届けようと思った回でした。
今回の感想と雑考はここまでです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
そして、もし良ければヤングエースを買って5月号の今回の話、6月号の次回の話、そして7月号の最終話を読んで頂ければ、嬉しい限りです。
それでは、また。
勿論ネタバレ有りなので、ご注意下さい。
前回、全てが一つになった世界に別れを告げた後に、一瞬だけ、レイと完全に心を通わせたシンジ。
それに呼応して、巨大なリリスの目から、初号機が這い出しました。
そして、初号機の背中に、地球を包み込める程の、超巨大な翼が展開されます。
一方、精神世界と思われる所で、手を繋ぎ合うシンジとレイ。
そして、レイは静かに、シンジに話し掛けます。
「碇君」
「ありがとう」
「これで、お別れ」
そして、現実世界で、黒き月は完全に砕け散ります。
その中で、レイはシンジに、感謝の言葉を続けます。
「碇君」
「私、良かった」
「碇君と出会えたこと」
「何者でもなく」
「からっぽだった私が」
「今は」
「碇君が教えてくれたもので満たされている」
「とても嬉しい」
(…この時、レイは目に涙を浮かべます)
「でも」
「もうお別れ」
そして、レイは様々な想いを押し殺した様な笑顔を、シンジに見せます。
「こういう時の顔」
「この顔で、合ってる…?」
「綾波…」
…そして、二人の握っていた手は離れます。
「綾波ッ」
そして、シンジの前で、綾波は光の粒の様になります。
そして場面は移り、再び現実世界へ。
“さよなら”
“碇君”
“あなたの願いは”
“今 私の中にある”
そして初号機は、自らの体内からオリジナルの「ロンギヌスの槍」を取り出した後に変形させ、槍の両端から光を放ち、その光によって、量産機のコアに刺さっていたレプリカの「ロンギヌスの槍」は破壊され、リリスの肉体はバラバラになり、地球に、雪の様に降り注ぎます。
“碇君”
“私は”
”砕けて”
”散って”
“すべてのものに降りそそぎ”
“待っている”
“あなたが”
“還って来るのを”
…その光景は、13巻STAGE.90「夏の追憶」にて、ユイが消える前の日にシンジに言った、
「いつか、
シンジに雪を見せてあげたいな」
そのユイ、そしてシンジの願いを叶えた様でした。
そして…。
今回はここまででした。
それでは、全体的な感想と雑考です。
今回の話は、旧劇場版の「まごころを君に」をベースにしながらも、シンジとレイの儚く、悲しく、でもいつか再び逢える事を願うレイの、確かな想いがとても印象に残りました。
そして、旧劇では正直グロかったリリスの崩壊も、漫画版ではとても神秘的な、心に残るものでした。
特に、バラバラになり、砕け散ったリリスの肉体が、雪の様に地球全体に降り注いだシーンは、文字では伝わりませんが、実際の絵では本物の雪の様な、とても神秘的なものでした。
そしてレイの、
“待っている”
と言うセリフから、シンジはこのまま、初号機と共に宇宙を彷徨うのか?と、次回が気になる終わりでした。
そうした、最後に書かれている“願い”を乗せて、地球に降り注いだ、雪の様なリリスの欠片。
漫画版エヴァが、果たしてどのような終わりを迎えるのか、改めて見届けようと思った回でした。
今回の感想と雑考はここまでです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
そして、もし良ければヤングエースを買って5月号の今回の話、6月号の次回の話、そして7月号の最終話を読んで頂ければ、嬉しい限りです。
それでは、また。
そして、初めまして。
お褒めの言葉ありがとうございます。
漫画の深い表現をいかに文字で表現するか。
それを考えながら書いたのでそれが伝わり、とても嬉しかったです。
いつになるかは分かりませんが、エヴァ漫画版の最終巻が出た時に、もしよければこの記事を読んだ時の事を思い出して、手に取って読んでいただければ嬉しい限りです。
また、次の話も記事に書いたので、読んでくだされば嬉しいです。
それでは、また。
そして誤字報告誠にありがとうございました!!!
急いで直しましたので、もう大丈夫かと(汗)。
碇シンジ育成計画なら途中まで見ていました。
このスピンオフはゲンドウがシンジに親ばかだし、何より暖かい作品ですよね。
学園堕天使は知らないです。
そのうち調べてみます。
それでは、また。