4月は伊那の戸倉山、5月は筑北の岩殿山、6月徳本峠越え、7月地元のてっぺん、美しヶ原タデ河原から百曲がりコース、と歩いた。
徳本峠越えは無謀だったと思っている。ネットで読んだ前年の「徳本峠越え記念山行」の行程表を基準にして日帰りできると思い込んでしまった事。
私の山行目的は景色を空気を味わいながら、花を見つけながらゆっくり歩く事。だから島々を6時少し前に歩き始めて、イワナ留小屋に12時着、峠の小屋着は夕方6時過ぎていた。100人からの人が追い抜いて行ったから、道が分からなくなるとは思わなかったが途中道が分からなくなり2時間程ロスをした。日の長い時期で良かったが携帯の電波も届かなく心細くなった。犬の鳴き声がしていたので、小屋が近いか、人が居ると思って大声を出したが返事もなく遭難したかと思った。戻るしかないと思って下り始めたら道が分かり登り始めたが最後のつづら折りのようなくねくねは本当にきつかった。ようやくたどり着いた時はみんな夕食は過ぎてくつろいでいるところだった。若い登山者から電話を借りて家に無事であることを伝え、200人からの人が通過していった事、体調を崩す人も出た事などお聞きし、予約してなかったから、素泊まりをお願いした。記帳で住所を確認した小屋主から小屋開きには私の家の近所の人がいつも手伝いに来てくれている。など知った名前をお聞きしたらほっとして「助かった」事を実感した。暖かい言葉をかけて頂き大正時代に建てたものだという手前の棟に泊まらせていただき、暖かい布団に寝かせて頂いて良く眠れました。
次の日は朝6時半に写真の愛知県のグループが「私達と一緒に下りましょう」と仲間に入れてくれました。途中雪渓を渡るところも2から3カ所あり、助けて頂きながら下りました。愛知県の皆さん有難うございました。
小屋主に「犬の鳴き声を聞いたが」とたずねるとそれは犬ではなく猿が良く鳴きまねをするそうだ。小屋主の云うにはこの時期、島々谷の猿群団と明神谷の猿群団がけんかをするそうだ。強いのは明神谷の猿群団で、人にも慣れていて、近寄ってきても決して「きゃー」なんて声は出してはならない。低い男声で叱れト言う事でした。観察していると面白い。と云っていました。上高地の🚎ターミナルに着いたのは12時10分前。買い物する時間もなく、12時発のバスにどうにか間に合い 旧安曇村役場で軽トラに乗り換えせせらぎの湯で筋肉の疲れを癒し日常に戻った。どういうわけか筋肉痛は起きなかった。