《「一緒に晴らしませんか露の濡れ衣」の栞(『本統の賢治と本当の露』用)》
吉田 それは、あの石井洋二郎氏があの式辞で警鐘を鳴らしたことが、賢治研究の分野でも例外なく起こっているということかも知れんな。
鈴木 私はここまで十年程賢治研究の分野で実証的に検証してきたのだが、その結果最も驚いたことは、賢治研究の分野でもそれは例外ではなく、石井氏が嘆いているように、
・「本来作動しなければならないはずの批判精神が、知らず知らずのうちに機能不全に陥って」いて、
・「あらゆることを疑い、あらゆる情報の真偽を自分の目で確認してみること、必ず一次情報に立ち返って自分の頭と足で検証してみること」がなされていない。
と言わざるを得ないことに気付かされたことだ。・「あらゆることを疑い、あらゆる情報の真偽を自分の目で確認してみること、必ず一次情報に立ち返って自分の頭と足で検証してみること」がなされていない。
吉田 しかり。それは、あの〔聖女のさまして近づけるもの〕は少なくとも高瀬露でないことぐらい、少し調べただけで直ぐ判るのに、それが賢治研究家の誰一人として未だ為していない。
荒木 もしかすると、それは少なからぬ賢治研究家は薄々気付いているのだが、それを公には口に出せないのはその学界の構造的欠陥がもたらしているということはないのかな。
吉田 たしかに、
・バイアスのかかった研究家の安易な決めつけ
・風聞や噂話程度のものを、あたかも事実や真実かの如くに断定して活字にしているという氾濫
・「賢治を困らせた」というよりは「賢治が困らせた」ということも十分あり得たのに、それを言出せないという実態
・一次情報に立ち戻って自分の頭と足で検証してみることをさぼっているという為体
・引用どころか孫引きを繰り返すだけで、裏付けを取ったり、検証をしたりするという、物書きなら為すべきことをせぬ怠慢
・etc.
など、挙げれば切りがないほどだ。・風聞や噂話程度のものを、あたかも事実や真実かの如くに断定して活字にしているという氾濫
・「賢治を困らせた」というよりは「賢治が困らせた」ということも十分あり得たのに、それを言出せないという実態
・一次情報に立ち戻って自分の頭と足で検証してみることをさぼっているという為体
・引用どころか孫引きを繰り返すだけで、裏付けを取ったり、検証をしたりするという、物書きなら為すべきことをせぬ怠慢
・etc.
鈴木 とりわけ私は、風聞や噂話程度のものを活字にしたり、「Wikipediaの高瀬露」において公にしたりすることによって、高瀬露の尊厳を傷つけ人権を侵していることが現実に賢治研究家やその周辺に起こっている、ということを改めて今回実感した。
吉田 しかも実質的に、それが野放しにされている状態に今あるわけだが、殆どの賢治研究家がそれに無頓着であったり、等閑視していることに僕もはほとほと呆れてしまった。
だからここは逆に、我々3人から、
「Wikipediaの高瀬露」についてはあまりにも「あやかし」などが多いので、編集者におかれましては、是非記述内容の再検証をお願いしたい。
ということではどうだろう。 荒木 うんいいよ、異議なしだ。
鈴木 もちろん私も異議なしだ。
吉田 ついては、「Wikipediaの高瀬露」の編集者が我々のこの話し合いに気付いてくれることを今は切に願おう。
鈴木 そしてまた、「Wikipediaの高瀬露」の編集者や澤村氏にはついつい厳しい言い方になってしまいましたが、それは高瀬露の濡れ衣を晴らしたいという想いからですので、これは人権問題に関わることですのでどうかお許しを願います。
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