資格界の赤い星ー平成令和資格浪漫譚ー

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建設業経理士1級 財務諸表(第5、6回)論述復習

2015-02-04 20:32:13 | 簿記・財務会計・原価計算・管理会計
財務諸表(第5、6回)の復習を行います。

第5回

問1 リース取引の意義(定義)と分類について述べなさい。

 リース取引とは、リース物件の借手がリース物件を使用収益する権利を与えられ、貸手が対価としてリース料を受け取る取引をいう。リース取引には、リース期間途中で解約が行えず、借手がリース物件からもたられる経済的利益を享受し、リース物件の使用に伴い発生するコストを負担するファイナンス・リース取引と、ファイナンス・リース取引以外の取引であるオペレーティング・リース取引に分類できる。

問2 リース会計の必要性について述べなさい。

 リース取引の内容が複雑になり、単に賃貸借契約のみならず、金融取引としての性格が強くなっている。売買取引に準じたリース取引について、賃貸借に準じた取引として処理すると、財務諸表利用者は企業の状況に対する判断を誤ることとなる。よって、リース資産とリース負債を計上するリース取引が必要となった。


第6回

1問 一般に認められた会計公準には3つあるが、それらをすべて解答欄に記入しなさい。

 企業実体の公準
 継続企業の公準
 貨幣的評価の公準

問2 減価償却計算や創立費等の繰延経理諸原則が派生してくるのは、どの公準か。それを解答欄に記入したうえで、その公準を説明しなさい。

 継続企業の公準

 継続企業の公準とは、企業は半永久的に経営活動するという前提であり、この公準から人為的に区切った会計期間で期間損益計算するべきという考えが派生する。減価償却計算や創立費等の繰延経理諸原則は、期間損益計算から派生するものであり、継続企業の公準を前提とする会計処理である。


基本的な問題とはいえ、なかなか難しかったです。次は、財務諸表(第7、8回)いきます。

では