先日、所属チームの遠征に審判帯同して、他支部傘下のチームとの練習試合の審判をさせて頂きました。
先方チームのご父兄の方が球審をされた試合に三塁審で参加したときのことです。
球審された方は、審判することがお好きなようにお見受けしましたし、練習試合でも数をこなされているようで、審判振りは堂々とされていましたが、残念ながら、我流で、斜に構えてコールは早く、ジェスチャーもプロ野球審判風で、ご自身の審判振りに酔ってらっしゃるような感じでした。内野ゴロでの45フィート前進もないので、メカニクスを学習されないで球審されておられるのかな?と思いました。
それを確信したのは、走者なしでライン際にライトフライが上がり、一塁審がゴーアウトしたときでした。球審は一塁に上がることもなく、また、打者走者の触塁を見ておられないようでした。一塁はがら空きでしたが、幸い、フライアウトになり、事なきを得ました。
練習試合といえども、子供たちは、この猛暑の中、一生懸命プレイしているわけですから、「審判もしっかりしなければ」と思い、インターバルのときに、失礼を承知で、思い切って、球審の方に、「球審の仕事は、ストライク・ボールの判定だけではありません。先ほどのライトフライでは、球審は一塁に上がらなければなりません。」とご説明したのですが、案の定、気分を害されたようで取り合って頂けませんでした。(相手チームの見ず知らずの審判から言われたら無理もないかもしれませんが)
「まあ、しょうがないか」と思いながら三塁審を続けましたが、決定的なシチュエーションが発生しました。
無死走者なしで、打球は、完全に左中間を抜けた大飛球、二塁審がゴーアウトし、私は二塁のカバーに移動しました。打球の行方から、三塁打になると予測し、球審の方が三塁に上がらないことは予想していましたが、敢えて、いったん二塁ベースまで詰めて、三塁をがら空きにしました。そして、打者走者と返球を見ながら、三塁でのプレイになると確信して、三塁に猛ダッシュ。幸い、クロスプレイにはならず、位置と角度はベストではありませんでしたが、正確に判定することができました。
後ろを振り向くと、球審の方は本塁から数メートルぐらい三塁寄りのところにいて、一部始終を見て頂けたようでした。
球審の方のところに行って、「この三塁でのプレイの判定は球審の責任ですよ。審判メカニクスをわかってますか?」
「すみません、わかってません。」 その言葉のトーンで、【審判メカニクスがいかに大切か】をご理解頂けたと思いました。
私が、この記事を投稿したのは、球審されたご父兄の方を責めるためではありません。
1人でも多くのご父兄の方が、審判に興味を持って頂き、BL3一三塁審だけでなく、練習試合などで二塁審・球審を経験されて公式審判員になって頂けたら、と願っています。ただ、そのためには、基本を学び、自己のレベルを上げる努力をしなければなりません。
【練習試合の球審といえども】その試合の進行を司る球審の責任の重さを忘れてはならないと思います。
今度、練習試合でお会いする時を楽しみにしています。きっと、変わられているはずです。
先方チームのご父兄の方が球審をされた試合に三塁審で参加したときのことです。
球審された方は、審判することがお好きなようにお見受けしましたし、練習試合でも数をこなされているようで、審判振りは堂々とされていましたが、残念ながら、我流で、斜に構えてコールは早く、ジェスチャーもプロ野球審判風で、ご自身の審判振りに酔ってらっしゃるような感じでした。内野ゴロでの45フィート前進もないので、メカニクスを学習されないで球審されておられるのかな?と思いました。
それを確信したのは、走者なしでライン際にライトフライが上がり、一塁審がゴーアウトしたときでした。球審は一塁に上がることもなく、また、打者走者の触塁を見ておられないようでした。一塁はがら空きでしたが、幸い、フライアウトになり、事なきを得ました。
練習試合といえども、子供たちは、この猛暑の中、一生懸命プレイしているわけですから、「審判もしっかりしなければ」と思い、インターバルのときに、失礼を承知で、思い切って、球審の方に、「球審の仕事は、ストライク・ボールの判定だけではありません。先ほどのライトフライでは、球審は一塁に上がらなければなりません。」とご説明したのですが、案の定、気分を害されたようで取り合って頂けませんでした。(相手チームの見ず知らずの審判から言われたら無理もないかもしれませんが)
「まあ、しょうがないか」と思いながら三塁審を続けましたが、決定的なシチュエーションが発生しました。
無死走者なしで、打球は、完全に左中間を抜けた大飛球、二塁審がゴーアウトし、私は二塁のカバーに移動しました。打球の行方から、三塁打になると予測し、球審の方が三塁に上がらないことは予想していましたが、敢えて、いったん二塁ベースまで詰めて、三塁をがら空きにしました。そして、打者走者と返球を見ながら、三塁でのプレイになると確信して、三塁に猛ダッシュ。幸い、クロスプレイにはならず、位置と角度はベストではありませんでしたが、正確に判定することができました。
後ろを振り向くと、球審の方は本塁から数メートルぐらい三塁寄りのところにいて、一部始終を見て頂けたようでした。
球審の方のところに行って、「この三塁でのプレイの判定は球審の責任ですよ。審判メカニクスをわかってますか?」
「すみません、わかってません。」 その言葉のトーンで、【審判メカニクスがいかに大切か】をご理解頂けたと思いました。
私が、この記事を投稿したのは、球審されたご父兄の方を責めるためではありません。
1人でも多くのご父兄の方が、審判に興味を持って頂き、BL3一三塁審だけでなく、練習試合などで二塁審・球審を経験されて公式審判員になって頂けたら、と願っています。ただ、そのためには、基本を学び、自己のレベルを上げる努力をしなければなりません。
【練習試合の球審といえども】その試合の進行を司る球審の責任の重さを忘れてはならないと思います。
今度、練習試合でお会いする時を楽しみにしています。きっと、変わられているはずです。
たぶん体が反応しちゃったんでしょね。
猛暑ですが、頑張りましょう。
所属チーム内の紅白戦だったら、そうしたかもしれませんが、子供たちは一生懸命プレイしてますし(シーソーゲームの展開で最後は6対5でした)、私は正装(BLマーク付帽子/袖番号/BL2ワッペン)でしたから、この試合の責任審判員ではなくとも【がら空きの塁】を作って誰も判定せずというのだけは回避しました。
球審のご父兄方には、私の思いは伝わったと信じています。