梅干親爺の戯言

お袋様・妻子の冷たい視線にめげず、遊びに邁進する中年オヤジの悲哀を綴る

TOYOTA iQ

2009年02月05日 | 

トヨタiQに試乗した。全長は3メートルを切り、ホイールベースはなんと2メートル。軽自動車のダイハツムーブでさえ全長3.395メートル、ホイールベース2.49メートルなのにだ。
一体iQの価値とはなんぞや?との思いで試乗したわけだが・・・

まず、そのエンジンの下品さに失望した。試乗車固有の癖だったのかわからないが、ガサツなサウンド、スムーズさに欠ける回り方・・・どうもいただけない。またCVTの躾が悪く、低燃費を狙ったためか、速度が落ち、低回転になってもその領域で頑張ろうとし、エンジンからの振動で車体全体が揺れ、室内からビビリ音がする有様。親爺はそういうのが我慢できない。
次にステアリングフィールは、甘~~い感じで、しっくりとこない、常に修正舵を与えていないと真っ直ぐ走らない。ステアリングギアボックスを高い位置に上げていることが影響しているのか?はたまた短いホイールベースの影響か?よく煮詰まっていないとの印象を受けた。
そして全体的な走行フィールだが、ホイールベースの影響か、ピッチングが顕著に現れる。走ってて、楽しい気持ちにちっともならん。これはう~~~ん。

しかし、驚くことが2つあった。そのひとつはパッケージングだ。よくもまあ、こんな小さな車に大人3人+子供1人が乗れるようにしたものだということ。もうひとつは、回転半径の小ささである。なんとそれは3.9メートルしかない。(ダイハツムーブは4.5メートル)

はてさて、この車は誰が乗るのか。同じトヨタのヴィッツより数10万円高いと聞く。親爺的に考えるとあと100万円以上かけて、内外装の質感アップ、エンジンフィールとCVTをよくしつけて、ステアリングフィールも格段に向上させて、レクサスブランドにしたら面白いのでは?と思った次第である。

だが、保守的と言われるトヨタがチャレンジしている車、今後煮詰められて大化けする可能性もある。また、iQでのパッケージングの妙は、ほかのトヨタ車へ良い影響を与えるであろう。


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