花のごとく風のごとく

定年後の人生を人は「余生」というが,「余った」人生でなく,一つの体で二つの人生を経験する「一身二生」を実践したい。

藤の実を食べると・・・

2012年10月30日 19時17分36秒 | 自然生活

20121029_114929335 テレビの旅番組で,東北地方の雪の山中で藤の実を採って,だるまストーブの上で焼いて食べるシーンがあった。案内の老人が「食べ過ぎると鼻血が出るぞ。」と笑っていた。その時は,「あ,藤の実は食べられるんだ。」と思っただけだったが,ある所で見事な藤の実と出会って,思わず食べてみる気になった。

20121029_114955773 ビロードのような皮はかなり堅く,長さは20センチほどもあった。ウィキペデアによると,「花後に剪定すると実がならない。入手が困難でもちもちした食感は珍味となっている。江戸時代には貴重な糖質として重宝された。」とある。

20121029_115233545 皮を剥いてみると,碁石みたいな豆が現れた。 インターネットで調べると「ほとんどの種類が毒です。 例外がたまたま食用にされたり、人間の絶え間ない努力により,無毒のものが作られてきました。 やたらなマメ科植物には絶対に手を出してはいけません。 昔の覚醒剤もマメ科植物から得られたくらいです。」とあった。

20121029_115147491 光沢のある親指の爪ほどの実は丸々と充実しているが,食欲をそそられる形状ではない。「藤の豆は下剤として利用されます。 まあ,毒ですからね・・・。 食べたって話も聞いたことはありますが・・・」とか「藤の実は炒るなどして食べる事ができます。 僕は毎年,少量ずつですが,フライパンで炒って食べています。 ただし,あまり沢山食べ過ぎると,お腹を下す事があるので 食べる量は少量に留めて下さい。藤の種子はは,煎じて下剤にも使われるので・・・」などの情報がある。

20121029_115503517 とりあえずフライパンで炒ってみるとちょうど銀杏を炒る時と同じようにパンとはじけたりする。皮を剥くと銀杏そっくりの実が出てきた。少し塩をふって食べてみると味も銀杏そっくりだった。毒性もあるとの情報もあるので5個ほどで止めたが,なんのなんの藤の実はかなりの珍味だった。

 

 


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