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花のごとく風のごとく

定年後の人生を人は「余生」というが,「余った」人生でなく,一つの体で二つの人生を経験する「一身二生」を実践したい。

東京ドイツ村のイルミネーション

2017年11月14日 20時29分15秒 | 旅行
 東京ドイツ村のイルミネーションを楽しんできた.日中は鹿野山神野寺の紅葉見物,赤エビとアサリご飯の食べ放題の昼食,酒蔵見学などで時間を潰して,日没時に東京ドイツ村に乗り込んだ.



 駐車場到着と同時に一斉にイルミネーションが点灯された.思わず息をのむ.全長70mの虹のトンネルくぐって入場した.



 光と音のショーは音楽に合わせて光が点滅する.無数のシャボン玉が飛び交う.



 光の城を眺めて,木道を辿っていくとやがて芝生の広場にたどり着く.



 光の地上絵が様様な絵や模様を描いている.



 芝生の広場にに浮き上がる3Dイルミネーションがメルヘンの世界を演出している.

 1時間30分の光のシヨーに満足して,館山自動車道から東関東自動車道を走って,7時30分順調に帰宅,久々の外出だった.

 


牛に引かれて善光寺参り

2015年04月21日 23時10分58秒 | 旅行


 クラブツーリズムの「善光寺ご開帳」のツアーに参加した。善光寺で7年に1度の御開帳が行われるということで,大変混み合っているらしい。「混み合う観光は大手観光業者のツアーが一番」と実感したのは,東京スカイツリーの待って待って並んで並んでの混雑を,裏口からスルーして特別待遇を受けている現場を目撃した経験からである。19000円の料金のツアーが23000円のツアーになれば「待たずに通常参拝では入れない内々陣にて法要」ができるというのである。
 



 善光寺の御本尊は約1400年前に朝鮮半島から日本にに渡ってきた最古の霊仏といわれている。絶対秘仏であるが,7年に1度の御開帳の時期だけ,「前立本尊(まえだちほんぞん)が本堂に迎えられ,特別に参拝者もそのお姿を拝むことがでできる。


 

 回向柱とは卒塔婆の一種で,御開帳期間中に本堂前に立てられる高さ約10メートルの柱である。前立本尊の御手と「善の綱」によって結ばれるため,前立本尊に触るのと同じ御利益あるといわれる。



 話は前に戻るが,東京スカイツリーでも花見山公園でも三春の滝桜ても,特別混雑する観光地は大手のツアー業者を利用するのが一番,個人で行く場合は早朝に出かけて,開場前に並ぶのが秘訣である。



 バスの同乗者の中には,「紙の御札が3000円とは高過ぎる」と文句を言う人とか,「永代供養はあと10万円払えばいいのね」などと信心深い人もいるなど人それぞれの旅であった。  



 また,善光寺のガイドが「私の力で」とか,「通常では入れない内々陣にて法要参拝」とか個人の手柄顔に力説するのが目障りなツアーであり,善光寺滞在3時間,後はドライバー二人がかりでひたすら走ったツアーでもあった。

 

花見山公園と三春の滝桜

2015年04月12日 22時13分27秒 | 旅行


 地元のバス会社のツァーで「福島花見山桜散策の旅」に参加した。2009年4月15日以来「花見山公園」は2回目だ。

http://blog.goo.ne.jp/takahisatt/e/a0173ff552b36d848b8ebe90e8e8fbf9 

 北関東自動車道から磐越道を走り,安達太良サービスエリァで休憩,雪を戴いた安達太良山を眺めた。



 花見山公園の駐車場に着くと,日曜日なので大変な混雑で前回の趣とは大分違っていた。
 写真家の秋山庄太郎氏が「福島に桃源郷あり」と賞賛した花見山公園は今では「三春の滝桜」と並んで福島屈指の観光名所となったようだ。
 この観光名所は個人の所有の山で,阿部一郎氏が父と雑木林を開墾して完成させたということである。




 開墾は1日かけても3坪ほどだったという。耕しては花を植え,きれいな花が咲くことが喜びになり,励みになっていったそうだ。

 今日もよし 明日もまたよし 花見山 
 もろひとの 知恵に咲いたり 花見山 明日の希望の 種を生ませて             
 ひとすじに 花を愛でつつ 50年 世の安らぎを 花に求めて
  一郎氏の作品である。 


 
 花見山周辺は,花木生産農家の集落で,一帯が花の山である。訪れた頃には,ボケ,花桃,サンシュユ,白木蓮,寒緋桜,レンギョウなどが咲き乱れていた。



 昭和34年4月に一般の人にも自由に花を楽しんでもらおうと「花見山公園」が開放された。東日本大震災後に1年間休園したが再び解放されたが,一郎氏は平成25年他界されたそうだ。
 地方創世が叫ばれる今,これほどの村おこしがあろうか。補助金,補助金とばらまいても,人に志しや決意がなければ創世には繋がらないだろう。
 

 
 
 もう一つの「三春の滝桜」は八分咲きだった。こちらも人,人,人の混雑で気ぜわしかった。


花園渓谷の蕎麦と温泉

2014年11月30日 20時59分42秒 | 旅行

 北茨城市の花園渓谷に行ってきました。花園川上流一帯が花園渓谷でもみじの名所です。麓の花園神社にお参りした。
 

 季節にはシャクナゲの花が咲き乱れる神社として有名だが,紅葉と滝が出迎えてくれた。


 神社の側の市営駐車場に車を置いて,「七ツ滝ハイキングコース」を渓谷添いに登っていった。


 もみじは散りかけていたが,渓谷や滝に散る鮮やかな光景は疲れを感じさせない。


 神社から10分ほどの山中に蕎麦屋があった。この辺鄙な場所に店を開くとは味にに自信があると判断して立ち寄ることにした。「一に水,二に土,三に粉,四に打技,五に茹で,六につゆ」がうたい文句だった。私は「一に粉,二に水,三,四がなくて五に打技」と考えているが・・・さらに細かく具体的だ。


 もり蕎麦と山菜の天ぷらのセットを注文した。強力粉の噛みごたえのある蕎麦だったが,味はまずまずだった。


 途中,「中郷温泉通りゃんせ」に寄った。泉質はナシリュウム・カルシュウム硫酸温泉だった。露天風呂でくつろいで,帰路は一般道でのんびり帰った。

山寺に登りました

2014年06月30日 18時29分42秒 | 旅行

20140630_161921619 市のスポーツクラブ主催のハイキングで,これまで「東京タワー」の600段

 http://blog.goo.ne.jp/takahisatt/d/20120528

や霧降高原の「天空回廊」の1445段

 http://blog.goo.ne.jp/takahisatt/d/20130715

に挑戦してきた。

 

20140630_162024534 今回は,登り口から奥の院まで1015段の石段がある「宝珠山立石寺」別名「山寺」に挑戦する。

20140630_162101818 「山門」にある「登山口」の標識は「開山堂」への登山口で,実際には200段ほど登っている。

20140630_162135888 「閑さや岩にしみ入る蝉の声」

の芭蕉翁の句をしたためた短冊をここに埋めて石の塚を建てたので「せみ塚」といわれている。

20140630_162318053 「奥の院」の途中から左にの折れると「納経堂」がある。

20140629_202410621_2 「崖の上のお堂の風景」はこの山寺を代表する風景であまりにも有名なスポットだ。

20140630_162354681 この階段を登り切ると「奥の院」で1015段達成だ。

20140630_162600995 「奥の院」から下って「五大堂」から眼下の風景を楽しんだが,お堂の中に目を転じるとまさにこの光景,外国人の落書きが多い。

20140630_162927663 山寺からは「作並温泉」などが一般的だが,今回はさくらんぼ狩りの都合で「天童温泉」に泊まった。

20140630_163125616 便宜を図ってくれるツテがあって,「さくらんぼ狩り」が食べ放題,詰め放題でした。


筑波山の奇岩を訪ねる

2014年06月02日 20時43分09秒 | 旅行

20140602_172948052 スポーツクラブ主催の「筑波山ハイキング」に参加した。午前6時出発,筑波山ロープウェイの発着所のつつじヶ丘に8時に到着,準備体操後,8時半に出発した。おたつ石コースといわれる登山コースで女体山側を登り,距離1.0キロメートル,標高差約200メートル,所要時間登り約40分のコースだ。 
20140602_172908038 山頂近くでは「弁慶の七戻り」,「高天原」,「国割り石」,「胎内くぐり」,「出船入船」,「裏面大黒」,「北斗岩」,「大仏岩」などの奇岩,巨岩が見られるが急勾配や岩場が多い難コースだ。

 これは天下に名高い「弁慶七戻り」の奇岩だ。
20140602_172424143 神様の世界を意味する「高天原」は岩の上に天照大神を祭る「稲村神社」が祀ってある。

20140602_172455390_5 岩を巡って神社に参詣する。

20140602_172520568 「国割り石」は昔,諸国の神が集い,この石に線を引いて,神々が行くべき地方を割り振ったといわれる。

20140602_172559446 「出船入船」は石の形が出船と入船の姿に似ていることから名付けられた。

20140602_172625030 「裏面大黒」は大黒様の姿を後ろから眺めたという正にその通りの形をしている。

 

20140602_172713499_2 「北斗岩」は天にそびえる姿が北斗星のように雄々しく聳えている様から名付けられた。

20140602_172742765 「大仏岩」は自然石の重なりがまるで大仏の姿そのものである。木が生い茂って下半身が見えにくいが自然の造形の妙に感心させられる。

20140602_172839410 日本百名山の中でも最も標高が低く877メートルだが関東平野を隔てて富士山と対峙してひけをとらない。

 この名山にも今後何度登れるだろうか。

 


吉野千本花盛り

2014年04月24日 15時52分15秒 | 旅行

20140421_215419740 吉野山の桜はほとんどが白山桜(シロヤマザクラ)という品種であり,山下の北から山上の南へと順に下千本・中千本・上千本・奥千本と呼ばれ,その数は約3万本にも及ぶという。

20140421_215827204 桜の時期はマイカーが規制され,観光バスやシャトルバスしか駐車場に入れない。そのバスも大渋滞で山道は延々とバスの列が続く。やっとバスを降りると,人人人の群れが延々と続く。

20140421_215455964 駐車場から金峯山寺まで辿り着くのが一苦労,山の花より人の鼻を見ている思いがする。

 吉野山に桜が多い理由は熊野権現の神木とされたことによる。

  「修験道の開祖とされる役小角は,金峰山(現在の大峰山系)で修行を積み,その結果,金剛蔵王菩薩(こんごうざおうぼさつ)が出現して,これを感得し蔵王権現像を彫ったとされる。その時に用いられた木材が桜樹であった。以降,行者達は桜材を使い権現を彫刻し,これを祀る習わしとなった。これより桜は神木となり,桜の枯れ木といえども薪にさえせず,一枝を折る者は指一本を切るといったような厳しい信仰が厳守されたという。そのため蔵王権現に祈願する際には,神木とされる桜の苗を寄進するのが最善の供養となる風習が起こり,平安時代の頃から多くの桜が植えられるようになった。」「ウィキペディア」

20140421_215553824_4 金峯山寺に参詣していると突然の煙,境内で大がかりな護摩焚きをしていた。

20140421_215627348 写真を撮るにも人並みの背後から背伸びをしてカメラを差し上げてシャツターを切る。何とか撮れたのがこの写真である。

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 み吉野の山べにさける桜花雪かとのみぞあやまたれける       紀友則

 あさぼらけ有明の月とみるまでに吉野の里にふれる白雪         坂上是則

 吉野山桜が枝に雪散りて花遅げなる年にもあるかな            西行法師

   吉野山こぞのしをりの道かへてまだ見ぬかたの花をたづねむ     西行法師

 

    桜前線は,一般的に染井吉野を基準に,南から北へ移っていくように思われがちだが,染井吉野の後にしだれ桜が咲き八重桜が咲く。また,低地から高地への移行もある。従って花の季節は長くなり,人の心が浮き立つ時期も長くなる。在原業平の「世の中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」の心が良くわかる。

 

 


宇治平等院の春

2014年04月21日 21時43分04秒 | 旅行

20140414_2016111 世界遺産の宇治の平等院鳳凰堂が平成の大修理をほぼ終えて,4月3日から1年半ぶりに拝観を再開した。7日遅れて4月10日に,鳳凰堂に入り阿弥陀如来坐像(国宝)を拝んできた。

20140414_2032679 修理は2012年9月から始まり,平安時代の修理で使ったとみられる顔料で柱などを赤く塗装し,屋根も光沢のない「古色仕上げ」に葺き替えられ,修理は最終的には9月末までかかる見通しで,総事業費は約4億円という。内部の拝観が停止された昨年,宇治市を訪れた観光客は394万8000人と,前年より77万5000人減少たというから平等院鳳凰堂の力はたいしたものだ。

20140414_2247588  鳳凰堂と阿字池とその周囲の庭園は,現世の極楽浄土を想定して造られたものだという。 桜の花の遠景に朱色の輝きを取り戻したその風景はまさに極楽浄土の世界である。 

20140414_2109339 屋根の上の鳳凰像も金箔を施し,創建時の輝きを取り戻した。  
20140414_2204422 青竹を結んだものがここかしこに置かれている。これは「結界」を示すものである。

 結界とは一般的には俗な世界と神聖な世界を区切るものとされる。または修業の場を作るもので,山門や鳥居なども結界であり女人結界などという言葉もある。

 川であり,壁であり,堀であり,ドアなども結界であり,道路のセンターラインや進入禁止の立て札,部外者立ち入り禁止のはり紙も結界である。

 盛り塩も結界を示すものである。取替えた塩はすぐに洗面所やトイレや台所の流しで,水で流してしまう。なぜなら塩は基本的には邪気を吸収するものなので料理店などで玄関に盛り塩をしているのはこの吸収力を利用してお客を呼ぶ為のものである。

 青竹をもって,聖域を示し立ち入りを禁止する方法は神社や寺の各所でみられる。神と人,仏と人,人と人の関係においても結界は霊妙な存在としてそこにある。

 

 

 


京の桜の新名所「原谷苑」

2014年04月19日 18時17分31秒 | 旅行

20140414_3436504 「原谷苑」は京都市北区大北山原谷乾町36番地にある。洛北の仁和寺,光悦寺,金閣寺などの近くにあるまさに「花の谷」である。

20140414_3646843 村岩農園という植木屋さんが所有しており,昭和32年から桜や紅葉を植樹したことから始まったそうだ。

20140414_3519748 桜,椿,躅(つつじ),馬酔木(あせび),木瓜(ぼけ),雪柳,連翹(れんぎょう),石楠花(しゃくなげ)などが一斉に咲いた様は見事,見事,カメラをどこに向けても焦点の先は花,花,花の群れだ。

20140414_3407457 当初は親類,身内だけで花見をしていたが,人づてに評判が広がり,一般公開になったそうだ。

20140414_3248052 ここまでの道路は狭く曲がりくねって大型バスなどは入れないので,我々もタクシーを利用した。

20140414_3717419  ヤサカタクシーには屋根に三つ葉のクローバーが付いているのだが,四つ葉のタクシーが4台だけ走っていて,その車に乗ると景品がもらえるとバスガイドが紹介していた。その話を運転手にすると「今は2台だけ,二葉あおいが走っていますよ。」 という。「この車がそうなんですよ。」1200台の2台の確率だそうだ。

 後で調べると「上賀茂神社様と21年に一度行われる「式年遷宮」に向けて,タイアップ「あふひの二葉タクシー」は上賀茂神社の神紋・二葉「葵」は,古語で「あふひ(逢う日)」と表記され「良き出会い」を意味します。「二葉のクローバー」も「素敵な出会い」を花言葉にしていることから「式年遷宮という悠久の歴史との出会い」「人との幸せな出会い」をコンセプトとした特別仕様車を本日より運行いたします。」と紹介されていた。

 なんたる幸運,宝くじを買うと当たりそうな・・・。

 
 


仁和寺の桜

2014年04月18日 00時10分09秒 | 旅行

20140417_231026515 「徒然草」
 仁和寺に,ある法師,年寄るまで,石清水を拝まざりければ,心うく覚えて,ある時思ひ立ちて,ただひとり,徒歩(かち)よりまうでけり。極楽寺・高良などを拝みて,かばかりと心得て帰りにけり。さて,かたへの人にあひて,「年ごろ思ひつること,果し侍りぬ。聞きしにも過ぎて,尊くこそおはしけれ。そも,参りたる人ごとに山へ登りしは,何事かありけん,ゆかしかりしかど,神へ参るこそ本意(ほい)なれと思ひて,山までは見ず」とぞ言ひける。すこしのことにも,先達(せんだち)はあらまほしき事なり。
   
20140417_231658326  「現代語訳 」

仁和寺に暮らしていたある坊さんは,老体になるまで石清水八幡宮を拝んだことがなかったので,気が引けていた。ある日,思い立って,一人で歩いて参拝することにした。八幡宮の付属品である,極楽寺と高良神社だけ拝んで「これで思いは遂げました」と思いこみ「八幡宮はこれだけか」と,山頂の本殿を拝まずに退散した。
 帰ってから,友達に「前から思っていた事を,ついにやり遂げました。これまた,噂以上に感動的なものでした。しかし,お参りしている方々が,みんな登山をなさっていたから,山の上に何かあったのでしょうか。行ってみたかったのですが,今回は参拝が目的だったので,余計な事はやめておこうと,山頂は見てこなかったのです」と語った。
 どんな些細なことでも,案内がほしいという教訓である。    

20140417_231254091 仁和寺の御室桜を見物するツアーに参加した。

 「徒然草」の時代には失態を演じるさまが話題になるほど超エリートの僧侶がいたはずが,一人としてそうした僧侶に出会うことはなかった。

20140417_231140381 仁王門から入って,すぐに「おむろ桜満開」の看板があった。仁和寺には洒落物がいるらしい。

 御室桜は株が分かれていて背が低いために名物の五重塔が花に隠れることなくそびえている。

20140417_231105608 金堂,経堂,水掛不動尊,御影堂,観音堂などを巡り,再び御室桜を見物した。

20140417_231228678 「徒然草」のあの僧侶は山頂の石清水八幡宮には至らなかった。我が人生にも「かくのごとき」失態は多かったとつくづく嘆息する「花見」ではあった。


椿の三千院を訪ねて

2014年04月14日 20時14分49秒 | 旅行

20140413_235620200 「京都大原三千院」は「京都の大原さん全員」と誤解されたり「京都大原三千里恋に破れた女がひとり」と「母を訪ねて三千里」と混同されるほど有名である。

 久しぶりに大原の地を訪ねた。苔むす庭園に散った椿の配置までもが神秘的な雰囲気を醸し出す。

20140413_235518127_2 三千院の心は「一隅を照らす これ則ち国宝なり」にあるという。天台宗の1つで皇族が住職を務めた宮門跡である。

20140413_235547954 童地蔵は見落としがちだが,何度か訪ねるうちに三千院の顔になっている。

20140413_235744627 川を鮮やかに染めて椿の赤が一筋に流れていく。
20140413_235722303 岸辺の崖も椿の鮮やかな緋色の絨毯が敷き詰められている。

20140413_235819306 「呂律(ろれつ)が回らない」との表現は,三千院の横を流れる呂川と律川からきたもので,唐は呂音,日本は単律の音,呂曲を律旋法で唱誦するときうまく呂と律の使い分けを出来ない・・・そこから「呂律が回らない」と言われるようになったとの事である。


沖縄エイサーの旅 その2

2014年02月18日 06時27分16秒 | 旅行

20140214_142129950 熱帯ドリームセンターでの「沖縄国際洋蘭博覧会」は11日が最終日だった。 

20140214_142015476 内閣総理大臣賞のこの作品をはじめとして見事な作品が展示されていた。

 15日から23日まで東京ドームで開催される「世界らん展日本大賞2014」は,世界20か国・地域から約3000種,10万株が集まる一大イベントだが,「沖縄国際洋蘭博覧会」もなかなか見応えがあった。 

20140214_142224800 首里城は14世紀末に創建された中国や日本の文化が融合した琉球独特の城,沖縄戦で消失したが,1992年に現在の姿に復元された。

 守礼門から入り,南殿から正殿北殿と巡り,琉球王国の栄華の証を訪ねた。

20140214_142256452 与儀公園で緋桜を見物した。盛りは過ぎて,名残の桜だったが,雨模様とあって早々に切り上げた。

20140215_155837184 「おきなわワールド」内にある「玉泉洞」は国内最大級と言われ全長5000メートルに及ぶ。内部は整然と整備されていて,しかも,平日とあって,前後に一人も見物客がいないとう静寂の中で見物できた。

20140215_221606571 一転,「スーパーエイサー」の公演は迫力満点の演技で感動した。太鼓を叩く若者の真剣な迫力に,最後には涙が出てきた。

20140214_142428181 「エイサー」は沖縄各地で旧盆に踊られていた「エイサー」をアレンジしたもので,四つ竹,獅子舞,アンガマなどの芸能をたっぷり楽しめる。最後には観客共々踊って盛り上がるのも,旅の思い出として楽しめたことだった。


沖縄エイサーの旅 その1

2014年02月14日 21時08分33秒 | 旅行

20140214_135314880 「茨城空港発着!ひと足先に春を感じる沖縄 美ら海水族館・万座毛・首里城・玉泉洞 早春の桜咲く沖縄3日間」というツァーに出かけた。8日深夜に降った雪も溶けて,茨城空港も通常運行ということを確かめて,10日の午前10時に家を出た。ところが,空港に近づくにつれて,道路脇の雪が深くなってきた。やっと空港に着くと,駐車場はかくの通り,凍った雪に阻まれて駐車スペースに車が入れられない有様。出た車の後にやっと駐車できた。

20140214_135417997 滑走路などは除雪され発着に影響はなかった。神戸乗り継ぎの日に一便の那覇行きのスカイマークに地上を歩いて乗り込んだ。

20140214_200030508 「沖縄ナハナホテル」に5時過ぎに到着。夕食はバイキングで,沖縄では有名な「オリオンビール」を注文した。

 夕食後,国際通りに繰り出して土産物を物色した。目をつけておいた「御菓子御殿」という店で「海葡萄」,「ちんすこう」,「泡盛の古酒」などを購入して,店から宅急便で送った。

20140214_135628897_4 断崖絶壁の景勝地として知られる「万座毛」を見物したが,あいにくの雨で30分ほどで切り上げた。
20140214_135725557 「おきなわフルーツランド」でパイナップルの食べ放題と買い物。お決まりのツァー業者の指定土産物店。パイナップルはそうは食べられない。

20140214_141420670 海洋博公園では世界最大級の水族館「沖縄美ら海水族館」と熱帯ドリームセンターでの「沖縄国際洋蘭博覧会」を見物した。

20140214_140012339 水族館は「沖縄と海との出会い」がテーマだそうだが,ジンベイザメが糞をする光景を目撃した。しかも2発,海水が薄くピンク色に染まったのは餌のオキアミのせいだそうだ。

20140214_205005997 水槽の上から魚の様子を見物できるようになっていた。

20140214_141928536 「オキちゃん劇場」ではバンドウイルカの曲芸を見物した。見物客から抽選で5名が選ばれて,イルカに芸をさせる体験ができた。こうなるとイルカの賢さよりも,芸を教え込む職員の苦労や情熱を感じてしまう。(つづく)


高尾山ハイキング

2013年12月02日 06時27分15秒 | 旅行

20131130_93909501 「黄金色に輝くイチョウ並木道甲州街道をドライブ,ケーブルカーで楽々紅葉の高尾山約180分滞在,地元の食材を使用パレスホテル立川バイキング」のキヤッチフレーズのバスツアーに参加した。日本一の急勾配31度18分のケーブルカーで清滝駅から高尾山駅まで登った。

20131130_93605958_3 たこ杉

 高尾山名物に,樹高37メートル,樹齢450年の「たこ杉」がある。昔,天狗衆が参道を整備していた。ところが,根を四方に張った大杉に至り,思案の末に翌朝,これを引き抜くことを決めた。それを知った杉は一大事とばかりに一夜にして根をくるくると縮めてしまったそうだ。そして,この盤根が「たこの足」に似ていることから命名されたという。
   
20131130_93624453 薬王院の境内は紅葉の真っ盛り,茶店の団子を食べて「花より・・・」の風情。
20131130_93648851_4 高尾山はミシュランの「日本を代表する観光地」に松島,高山,日光,京都,奈良,富士山など共に選ばれている。
20131130_94243670_2 山頂からは富士山も見えて,晴天と紅葉に恵まれた。併せて混雑・人出・騒音にも恵まれた。
20131130_93811392_7 下山は,吊り橋を渡るコースを選んだ。ここも見事な紅葉だった。
 午後8時帰宅,以前は遅くなると気になった「らん」 が亡くなったので,遅い帰宅も気にならなくなったが・・・。

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板谷波山展と笠間の菊祭り

2013年11月19日 20時44分55秒 | 旅行

Pb130006 茨城県陶芸美術館で「没後50年板谷波山展」が開されているので,笠間の菊祭りを兼ねて出かけてきた。

20131119_133242191  板谷波山(いたや はざん)本名板谷嘉七(いたや かしち)。号は,始め「勤川」,のち「波山」。「勤川」は故郷下館(筑西市)を流れる五行川の別名「勤行川(ごんぎょうがわ)」から取り,「波山」は故郷の名山である「筑波山」に因む。

 日本の近代陶芸の開拓者であり,陶芸家の社会的地位を高め,日本近代陶芸の発達を促した先覚者として高く評価されている。陶芸家としては初の文化勲章受章者である。理想の陶磁器づくりのためには一切の妥協を許さなかった波山の生涯は映画化もされている。

20131119_133143925 館内は撮影禁止。音声ガイド機(500円)を借りて初期の作品から制作年代に沿った展示を見て回った。重要文化財に指定されている花瓶はさすがに迫力があった。

 波山といえば,1980年に波山夫妻の骨壷を600万円で売り歩いていた男が古美術関係者の通報により逮捕された。下館市の妙西寺に夫婦とも埋葬されていたが,同年1月犯人は骨壷を盗み,骨を墓地の中に捨て,骨壷を売り歩いていたが売れず,栃木県今市市の川の中に捨てたとされる。なお,波山夫妻の正墓は田端にあり,下館の墓は分骨墓であるそうだ。

20131119_133433435 「笠間稲荷の菊まつり」は日本で最も古い菊の祭典で,今年で第106回となり,今回も笠間稲荷神社をメイン会場に,艶やかな菊の花約1万鉢が境内をはじめ市内を埋めつくす催しだ。

20131119_133415167 会期中には,「流鏑馬」や「舞楽祭」などさまざまな催しがある。

20131119_133336947 帰路,笠間焼きの小さな花瓶を買い求め,芸術と歴史の町「笠間」への思い出とした。