「千歯こき」は江戸時代中期に発明されたそうで,それまで使われていた「こきはし」より能率的でかなり普及した農具で「マンガ」とも呼ばれていたようです。大正時代に「足踏み脱穀機」が発明されるまで脱穀の主力であったようです。
蕎麦会の関係者から「千歯こき」を譲り受けたのでジャガイモ畑の端に景観用に播いた蕎麦を刈り取って「千歯こき」での脱穀を体験してみました。
両手でしっかり掴んでいないと歯の間にひっかかってバラバラになってしまい能率が上がりません。
脱穀した蕎麦を篩い(ふるい)にかけると3キロほどの蕎麦の実がとれました。
さらに「唐箕」でゴミや未熟な実を吹き飛ばすと2キロ少々の玄蕎麦が収穫されました。これを石臼にかけて製粉すると1.5キロほどのそば粉になるはずです。
今年は蕎麦が大凶作ということなので,これっぽちの蕎麦でも貴重な収穫です。
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