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裁判員制度

2009-10-29 09:54:54 | インポート

簡単に説明しますと刑事裁判に我々から選ばれた裁判員が参加する制度です、選ばれた裁判員は 刑事裁判の審理に出席して証拠を見聞きし、裁判官と対等に議論して、被告人が有罪か無罪かを判断します。 有罪の場合には 法律に定められた範囲内で どのような刑罰を宣告するかを決めます。 裁判員制度の対象となるのは、殺人罪・強盗致死傷罪・傷害致死罪・現住建造物等放火罪・身代金目的誘拐罪などの重大な犯罪容疑で起訴された事件です。 まだ数は少ないですが全国で始まっています、これの定着には時間が掛りますが TVでみた範囲内では多分に心配しています、確かに法に言われているように運営はなされておりますが 果たして初期の目的が達成されているでしょうか。 先ず裁判員の選出に間違いはないかどうか、私は不安があります 事後の感想で『やってよかった いい勉強になった』という言葉が多く聞かれました、何か心配です、全然の素人が或る日突然裁判官になるのです、それも死刑を伴う刑事事件です、殺人事件の裁判です、ちょっと初めてではハードルが高過ぎませんか、結審まで持っていかなければなりません、果たしてズブの素人が正確に判断が出来るでしょうか、特に若い経験の少ない人が選出された場合私情を交えず冷静・正確に判断が出来るでしょうか。 無期懲役・死刑を含んでいます、プロから色々指導はあるでしょうが 指導が丁寧になればなる程誘導尋問的なものになり ついそれに引き摺られてしまいはしないかと思ったりします。 賤しくも被告人の人権がかかっています、今迄もプロでさえ誤審があったのです、死刑を宣告するような裁判に 我々素人が私情を交えず冷酷に判断出来るものでしょうか、私は非常に疑問を感じます。 まだ始まったばかりですので何とも言えませんが難しい問題を孕んでいるような気がしてなりません。


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