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終末期医療

2016-06-17 13:16:20 | 日記・エッセイ・コラム
今月来た文春から ここを読んだらと息子に言われた箇所がある、これはある医師が書いた終末期の医療である、もともとわたしはこれには早くから関心があり、罹り付け医師にも言ったことがある。

老衰が進み終末期を迎える、ここで高齢者に必要以上の栄養を与え 死なせない治療を行っている所が多い、全国各所に見受けられる、高齢者介護の最前線だ。

終末期の老人を大勢抱え込み、介護と称して終末治療を行っている、だがここから元気になって又仕事に就いた者は居ない、死なせない治療は 自然の摂理に反している。 

終末医療は医療ではない、高齢になれば誰しも衰えていく、これは避けられない現象である、言っては悪いが老衰患者は避けられない摂理である、医療費の増大に拍車がかかっている。

ある時期が来れば 何方も死は免れない、これはどんな金持ちでも・どんな地位に居る方でも自然死は来る、これを医療の力で生かされているのが 今の終末医療である。

私は今90才にすぐ届く所に居る、従ってあちこち傷んできた、仕方がない現象である、その都度医師に診て貰いに行く、長生きはいいが苦しみはしたくはない、それ故この治療に病院を訪れる。

生きている限りは平穏に過ごしたい、大きな手術や高い治療費が要るのは避けたい、何処かで病と折り合って生きていきたいのだ。 お蔭様でこの年までpoolへ通っている、周りを見ても80才代は居ない。

これが続けられるように考えているだけで、余計には生きても仕方がない、まして癌などはもし見つかっても手術はしない、この年だから やらなくても2・3年は持つだろう、徒に痛い思いはしたくないのだ。

家族の方も考え違いはしないことだ、昔は何処も家族に看取られいったもんだ、最近ではそれが面倒なのか、どこもそういった医療機関に入れてしまう。 一種の手抜きである、余分な治療をしなければ 程々で亡くなっていく。 大往生なのだ、

是非ここは真剣に考えて欲しい、無理やり生かされて何が面白いか、綺麗な花を見れば喜び、美味しい物を食べれば幸福を感じる、それが分からなかったら 生きている事もなかろう。 

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