風極の岬 えりも 法光寺住職の「善き人々に出逢う旅」

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「正法眼蔵」を学ぶ=「家常」に参ずる

2016-07-23 19:42:29 | 日記

平成28年7月23~24日

隣町のお寺様で、「眼蔵会」が開かれました。

僧侶と檀信徒が一体となって、『正法眼蔵』を学びます。

駒沢大学名誉教授の河村先生を、拝招しての二日。

得難い時間が流れます。

今般の学びは「家常」の巻。

『おほよそ仏祖の屋裏には、茶飯これ家常なり』

  総じて、仏祖の奥深い領域においては

  茶を飲んだり、飯を食べたりといった

  日常生活が、家常である

=仏法が日常化し、平常のものとなるなら

 その生活の一時一事に(仏の)働きが現れる。

=その時その働きに、自己がどう気付くか。

 仏法の中に、世法をどうとらえていくか。

ここが肝要と受け止めています。

7月とはいえ気温20度。本堂は涼しいくらいです。

本来は汗をかきかき学んでも良い時節ですが~

冷夏の中、世情を離れての尊い時間が過ぎました。