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和田寺だより 

住職のよもやま話し

総合学習がありました!

2009年10月14日 | 和田寺だより

本日、午前中、今田小学校6年生のみなさんが総合学習の授業で「和田寺の秘密を探る」というテーマで当寺に来寺されました。A組、B組総勢40数名の生徒さんでした。実は小生の長男も生徒の一人でしたので息子はきっと照れ臭かっただろうと思います。1クラスは寺仏堂内で住職から資料やホワイトボードも使用しながら歴史全般のレクチャーがありました。もう1クラスを小生が担当しオリエンテーリングということで本堂を中心に境内地を案内させていただきました。1クラス45分間という限りある時間で説明しながら(少し時間オーバーでしたが)本堂までの上り道500メートルの往復は息が上がってしまいました。休みなしの2クラス分、2往復はなかなかこたえました。説明しながら歩くのはハードです。煙草の復活が原因かもともあれ、案内の内容はというと大化2年(646年)にインドの渡来僧、法道仙人によって開基されたことや先々代の代に本堂横の大きな桜の木が台風で倒れ、その根元から壺(丹波焼)が発見され、その壺の中から法華経の写経が出てきたこと。写経の末に崎山九郎次良時(さきやまくろじよしとき)の名があり母の13回忌追善供養の為に一行三礼し書き上げたことが記されていたこと。また、その近くにある宝キョウ印塔(墓)の傍に今田には生息しないアカガシやウラジロガシの大木が二本植わっているのは誰かが意識的に植えたものでないかという当寺に残る謎の部分についてもお話ししました。また、源平の合戦時に義経軍が平家方を追討し当山を焼き討ちにし、山頂にあった本堂も全焼し、その翌年清水寺の二老職の理円 和尚が再興したこと。その約200年後の1389年(康仁元年)に僧 良海が山頂から現在地に本堂をおろしてきたこと。その折におろしてこられた本尊安置の厨子を見ていただきました。残念ですが本尊は秘仏の為、お開きすることは出来ませんでしたが。また堂内につってある僧侶が往来に使用したとされる駕籠、篠山市内で現存する最古の鰐口の説明、和田寺山山頂の位置確認をし先人たちの苦労も感じていただきました。また境内地に当時、茶畑が沢山あって、時の殿様にお茶を献上していたこと。そして献上時の茶壷代わりに丹波焼が使われていたこと。また、猪の牙研ぎの木(トガの木)までの散策をし、その近辺に「行廣坊」というお堂があり実際にお坊さんが住んでいたこと。実際に当時の石塀、礎石や階段も見ていただきました。ほか頭痛地蔵の説明等随分盛りだくさんの内容でしたが案内を終えてみてこれはきっと大人の方も楽しめるツアーではないかと思いました。(時間がとれたら定期的に出来るかもです。)しかし、小生のつたない説明、小6のみなさんにはちゃんと伝わったのかなあ?当寺の持つ歴史の古さ、深さを少しでも感じていただけたならうれしいですが。小生は結構ワクワクしながら案内させていただきました!第2回目の19日(月)も楽しみにお待ちしております。担任の浅田・中森両先生、大変お世話になりました。私自身、あらためて当寺の勉強をする機会をいただいたと感謝しております。合掌


子ども盆おどり まるいのが来たよ!!

2009年08月25日 | 和田寺だより

お盆の締め括りの行事として、毎年8月の24日「地蔵盆法要とこども盆おどり」を行なっております。今年は盆踊り(しょじょ寺のたぬきばやし、デカンショ)の最中にさるやたぬきの登場の後に篠山築城400年祭http://tanba.sasayama.jp/マスコットキャラクターの「まるいの」にサプライズで登場いただきました。http://maruino.jugem.jp/?eid=423まるいのの生みの親、橋元あみちゃんにも参加いただきみなさんに紹介とインタビューもさせていただきました。そしてまるいのとじゃんけん大会を行いましたが、まるいのくんはなぜ?あんなにじゃんけんが弱いのだろう!?でもイベントで忙しいなか今田までわざわざありがとうございました。

今年の目玉はYFくんによるフーセン太郎のバルーンアート教室!!メイクもバッチリ最高でした。

このところ地元PTAのお父さん会等で親交させていただいている檀家の方々から企画などのアイデアをいただき年々充実したものになっております。子ども達だけでなく地域のみなさんに楽しんでいただける行事にしたいと思っております。だんだん大掛かりになってきておりますので来年も行事がこなせるか心配に思う面もありますが、準備するものもワクワクしながら楽しみながらやっていけば大丈夫と先のスタッフに励まされながらやってます。

殊に準備段階から関わっていただいた下小野原の藤田さん、藤原さん、本当にありがとうございました。藤田さんにはバルーンアートの講習会にも一緒に参加いただきありがとうございました。藤原さんには仕事を押して朝から設営、景品の仕分け、おさるになりながらまるいののエスコート役も同時におこなっていただきました。さらに当日、かぶりもので奮闘いただいた森田さん、吉村さんありがとうございました。たぬきさんとおさるのぬいぐるみ最高でした。丹波新聞の記事にもなりましたが「パパがおさるになって出てきたので驚いた」とサプライズでした。子ども達には「絶対内緒にしておこう。」とわくわくしながらみんなを楽しませていただきました。そんなちょっとしたみんなの気持ちがたまらなくうれしいです。また音響でお世話になった吉村さん。遅れて参加のもう一人の藤原さん。(カッパのかぶりもの拒絶でしたが、毎年すみません。)もちろん総代さんにも朝から設営の方等でいろいろとお手伝いいただきありがとうございました。合掌


施餓鬼法要

2009年08月15日 | 和田寺だより

本日、当山の施餓鬼法要がありました。今年、初盆をおむかえになる檀信徒様が対象の法要です。昨年から今年にかけて当山檀信徒様のご葬儀が殊に多く、一つ葬儀を終えるとまた違う施主家様から連絡があり次の葬儀の準備に追われてしまうような状態が一時続きました。しかしながら、檀家様に「ここ暫く葬儀が続きましたので暫く間をおいて」等とは当然申せません。粛々と法務をこなしておりましたが葬儀当日の朝、過労から住職から「声が出ない」と身振りでの申出がありました。住職には休んでいただき小生が代わって導師をすべきだったのですが突然のことでこちらの準備も出来ておらず、とにかくお導師として列席いただくようお願いし、その日の葬儀は出仕のご寺院様にお経の声出しのフォローを相当していただきながら何とか式を終えました。住職にも申し訳ないし突然のことに対処出来ない未熟さを実感した瞬間でした。とにかく今年の初盆霊位数33霊は小生、入山以来、一番多い霊位数の寺施餓鬼法要となりました。ご参詣のみなさま、ご法助いただいたご寺院様、誠にありがとうございました。総代さんのみならず駐車場係りで暑い中お世話なった地元の小我野さん、吉村さん本当に有難うございました。合掌


雨中の棚経

2009年08月10日 | 和田寺だより

毎年、8月8日~14日日まで正副住職がわかれて、町内お檀家各家を棚経でまわらせていただいております。今年は休場、上立杭、下立杭、釜屋、四斗谷、辰巳、上小野原、下小野原の順で参らせていただきます。昨日、上立杭、本日は下立杭で軒数も多く、毎年のように足も痛くなり、毎年のこととはいえ疲れもピークになってきました。しかし、今年はいつもと違うのは雨の中を傘をさしてのお参りという点です。案外涼しく、暑さにバテルことがなかったので助かっております。カンカン照りより身体にはやさしいです。棚経、残り4日間今年も無事にお参りが出来ますよう。南無千手観世音菩薩、南無阿弥陀仏!!


奉仕作業

2009年08月07日 | 和田寺だより

昨日は福聚教会(ご詠歌と舞踊の会)和田寺支部会員のみなさん約40名と一緒に本堂、寺仏堂、周辺の掃除、草引き等行いました。

本日は総代さん約20名と参道沿いの草刈等行いました。

毎年、この時期、ご奉仕いただいております。暑い中、本当にありがとうございます。無事に盆行事をむかえることが出来きるのもみなさま方のお陰です。


44回天台青少年夏の集い!

2009年08月03日 | 和田寺だより

今日から2泊3日に亘り、本山で天台青少年夏の集いがはじまります。44回目をむかえ伝統ある行事となっています。近年、中学生のみならず小学6年生も受け入れることになり小生の長男も小6ということで参加させていただいております。近隣寺院西方寺さんのご長女、長男の友達、数名と共に比叡山へ今朝向かいました。掃除、お勤め、止観(座禅)、比叡山平和の祈りの参加、営火(キャンプファイアー)等盛りだくさんの日程ですがみんなひと回り大きくなって帰ってきてほしいなと思います。


霊園施餓鬼法要

2009年08月01日 | 和田寺だより

8月の第一日曜日に毎年霊園契約者様の施餓鬼法要を行なっております。http://www.wadenji.com/segaki2008-02.pdf

今年も無事、執行することが出来ました。258軒、354霊分のお申込みをいただきました。法要に参列されていない方は盆期間中、寺仏堂でお預りしておりますので墓参時にお立ち寄りいただきますようお願い致します。合掌


町外棚経

2009年07月22日 | 和田寺だより

今年もいよいよ夏のお盆行事がはじまります。明日から町外の棚経に参らせて頂きます。遠く、西は姫路市から東は奈良の学園前まで三田、阪神間を中心に正副住職分かれて約1週間をかけて市外100軒を超えるお檀家様を参らせて頂きます。軽自動車で何処でも参上致しま~す。このところナビがたよりになってますが。(今田町内は例年通り8月8日から14日です。)合掌


市戦死者祥月法要

2009年07月08日 | 和田寺だより

毎月、8日に篠山遺族会館にて祥月法要が執り行われております。本日は小生が導師の当番日でした。法要後、遺族の方々を前にご法話の時間もいただいておりましていつもながらどんなことをお伝えしようかと考えながらのご法話です。本日は「正しさ」について考えてみました。お釈迦様はこの世におけるすべての事象は、「空」であると。つまり「実体がない。」と仰っておられます。とすると個人の正しさのものさしも実体がないということになります。考えてみると正しさや常識は時代によったり、国の文化の違いなどにより違いが出てきます。戦時中の教育と敗戦後、民主化した教育は180度違ってますね。家族を守る、国を守るってことを強調しすぎ、諸外国の言い分を無視して自国の利益のみを強調した結果、先の大戦へとつきすすんでいってしまったように思います。全く違う喩えをするとボランテイアをされる方がそのボランテイアにたまたま参加しない方に「なぜあなたは協力しないの」ってもし言われた時、言われた方としては何か不本意に思いますね。そして意識のずれから軋轢が生じてきます。つまり正しさを押し付けた時に喧嘩や戦争に発展する恐れがあるように思います。Aさんの思う正しい事、Bさんの思う正しい事は少し違って当たり前ですよね。そんな時、私の方が正しい、いや僕の方が正しいと意見の押し付けあいをする時、喧嘩になってしまいます。夫婦喧嘩がいい例です。そして我が家も・・・ありますねこの事を仏の教えにあてはめた時「中道」の言葉が浮かんでまいります。「極端に走らない」「かたよらない」「こだわらない」・・・・・・「へえーそんな考えもあるんかあ。でも僕自身はこう思うんやけどA君はどう思う?」国対国も同じですね。そしてそこに相手への思いやりがあるかどうかで大きく違ってくるように思います。・・・・・あらためて戦没者のみなさまのご冥福をお祈りいたします。合掌


竣工式がありました。

2009年07月01日 | 和田寺だより

昨日朝から寺仏堂にて竣工式を執り行わせていただきました。お世話になった業者の方々をお招きし住職、建築委員会から感謝状の授与もさせていただきました。法要終了後、総代長のお店(陶の郷「獅子銀」)に移動し祝賀会を行いました。業者のみなさんよりも小生、ついついよばれてしまいました。みなさま有難うございました。