和田寺だより 

住職のよもやま話し

総代会開催(2)

2005年03月29日 | 和田寺だより
本日、午前9時より檀徒総代会を開催しました。いつも会合の前に総代さん20名と監事さん2名と共に簡単なお勤め(般若心経、大師宝号等)をさせていただいています。気持ちを調えて会に臨みます。

本日の議題は第1号議案「平成16年度宗教法人和田寺一般会計予算補正」、「平成16年度宗教法人和田寺霊園部会計予算補正」について、第2号議案「平成17年度宗教法人和田寺一般会計予算」、「平成17年度宗教法人和田寺霊園部会計予算」平成17年度行事・事業計画について、第3号議案「寺墓地改修事業」について、第4号議案「本堂屋根改修事業」について種々のご意見も頂きましたが、全ての議案の承認をいただきました。

本堂屋根改修工事については追加工事費の審議を頂きました。また、みなさまから賜った銅板祈願申込(3月25日時点)状況の報告をさせていただきました。また工期の延長に伴い銅板申込締切日を4月20日頃に延期させていただくことを確認しました。

その他、実施済み、実施予定の行事等の報告を行いました。

合掌



ゴミの処理について!!

2005年03月28日 | 和田寺だより
霊園使用者、一般参詣の方々へ
先週でお彼岸も終わりましたが枯れ花等霊園内のゴミ処理に関してお願いしたいのですが、当山では霊園内を中心にゴミ箱を随所に設置しております。「燃えるゴミ用」と「ビン、かん用」との分別配置をしており極力お持ち帰りいただくこともお願いしておりますが殊に「正月」「彼岸」「盆」のゴミ分別状況に関して大半の霊園使用者の方々にはルールをお守りいただいていることと思いますが一部の方のゴミ処理に関して正直、閉口せざるを得ない状況があります。現在「ビン、かん、ペットボトル」を中心に分別回収をし市内清掃センターへ直接搬入しておりますが買い物用ビニール袋に枯れ花、お供物、スチロ-ル、プラスチック包装類等とビン、かん、ペットボトルを一緒に入れて投棄される一部の方がございます。これによりゴミ回収時にビニール袋のゴミについて全て再度開封し、分別を行わざるを得なくなっており相当な労力となっております。中には一般家庭ゴミ(生ゴミ)、紙オムツ、雑巾等燃えにくいゴミの投棄をされる方もございます。霊園使用者、参詣者の便宜を図るためゴミ箱等設置しておりますが一部使用者のマナーの改善が見られない場合、一部、ゴミ箱の撤去という手だての必要性も生じてきます。マナー向上に関して今後看板等の設置を行ってまいりますがどうぞ皆様何卒、ご協力お願いしたく思います。もし一部の心ない方をお見うけされた時には霊園事務所、又は寺仏堂寺務所までご一報下さい。

とにかくゴミの減量と分別、特にビン、かん、ペットボトルと燃えるゴミの区別をお願いしたく思います。ルールをお守りいただいてこそお墓参りも意味を成すものと思います。

※寺仏堂下、屋外便所広場設置のゴミ箱にも「びん、かん、ペットボトルは所定の場所に」等の貼りだしをしておりますが残念ながら守られていない状態です。こちらも改善が見れない時は撤去等を考慮しなければなりません。何卒よろしくお願い致します。

尚、当HP「霊園」内「墓参の心得(平成16年6月PDF版)」にゴミ捨てに関して詳細を記載しておりますの再確認ください。
http://www.wadenji.com/kokoroe.pdf
合掌



デイキャンプ開催!!

2005年03月27日 | 和田寺だより
昨日は篠山市内天台宗の組織「多紀叡山講」青年部主催の恒例行事デイキャンプ(第14回)が実施されました。青少年を中心に年配の方々も一緒に例年、総本山、比叡山にて登山、座禅、写仏等日帰り(一日)の研修を実施していますが、本年は「観音さまと天台ゆかりのお寺をたずねて!」と題して京都市内の宗門の門跡寺院である三十三間堂(妙法院)、妙法院本坊、青蓮院にお参りさせていただきました。およそ130名の参加者と共に肌寒い一日でしたが普段公開されていない建物内を特別に見せていただくことも出来大変有意義な研修となりました。門跡寺院とは皇族や貴族の方が仏門に入られ護持されている寺院のことで全国に20ヶ寺ほどしか存在しません。三十三間堂内に安置されている1001体の千手千眼観世音菩薩は本当に壮観です。三十三間堂(正式名称を蓮華王院)の造営は大河ドラマ「義経」にも出てきますが後白河法皇の院宣により平清盛がスポンサーとなり完成されたことで有名です。お花見シーズンに一度お参りされてはいかがでしょうか。

さて、3月25日(金)が銅板祈願申込の締切り日としておりましたが(締切り後も申込が可能かとの問い合わせをされる方が数名ありました。)当初の工期より2ヶ月延長した関係で(7月末頃予定)銅板の葺き替え作業が延期、4月20日頃まで受付が可能になりました。(3月29日総代会にて申込締切り日の延期について報告致します。)

尚、3月25日(金)締切り時点で祈願申込枚数が1942枚になりました。これほどまでに大勢の方々からお申し込みいただけるとは予想もつきませんでした。本当にありがたいことと思います。このご厚志に報いる為にもみなさまに喜んでいただけるよう護持運営に努めてまいりたく思います。改めて身の引き締まる思いが致します。

合掌








涅槃図公開中!!

2005年03月19日 | 和田寺だより
WODK0003お彼岸になりました。日が差し込むと本当に春らしさを肌で感じることができます。霊園ではお彼岸参りということで朝早くから沢山の方がお参りになっておられます。例年通り、JR相野駅より大型バスが送迎しております。(3月19日(土)、3月20(日)、3月21日(月)の3日間、ほぼ1時間おき。運行ダイヤは当ホームページ、「霊園」内特別期間バス運行表(PDF)をご覧ください。その日以外も管理事務所まで連絡下さい。通常のミニバンが迎えに参ります。)また、ご先祖供養にお彼岸の墓前回向(ぼぜんえこう)、読経(どきょう)も受付けております。お気軽にお申し出ください。

彼岸といえばあの般若心経の波羅密多(パーラミータ)のことです。到彼岸を意味します。迷いの此岸(しがん)から悟りの彼岸を指していいます。そして年2回(春、秋)のお中日は昼夜の長さがほぼ同じになるといわれています。つまり東から日が昇り西に日が沈みますが私たちがいる此岸からみれば最短の距離に日が沈むことになります。真西に日が沈むということは来世の西方浄土にも最短の距離になるのです。お墓参りやお寺参りを通して来世におわす阿弥陀さま、ご先祖さまに思いをはせると同時に私たちも日頃の生活を省みる絶好の機会になります。それは昼夜の長さが同じということからお釈迦さまの説かれた中道(ちゅうどう)を考えるのによい機会だからです。中道とは中途半端とか、ほどよさを表す意味ではなく偏りやとらわれの心を離れ、きびしく公平に現実をみきわめ、正しい判断・行動を説き示すものです。かたよらないこころ。とらわれないこころ。こだわらないこころ。・・・・・この時期、ようやく春であれば寒さが、秋であれば暑さが少しましになっていき過ごしやすくなっていきます。暑さ寒さも彼岸までとはよくいったものです。・・・・しかし、春彼岸の頃はスギ花粉の最盛期なので人によってはつらい時期でもありますね。(笑)

さて、このところのお寺の様子ですが先週の14日(月)、西国25番札所、播州清水寺の貫主(住職)様のご母堂様がお亡くなりになり(行年94歳で天命を全うされました。)正副住職共に葬儀に出仕させていただきました。沢山の方々が参列され地元寺院のみならず西国札所寺院のご住職様方も列席されていました。

16日(水)には1ヶ月と一日遅れの涅槃会法要を営みました。(当山では毎年旧暦ということで実施していますが、一般には2月15日がお釈迦さま入滅の日であるお涅槃会が営まれます。)毎年、福聚教会(詠歌、舞踊の会)の会員と総代さんに参っていただいております。法要後、小生、浅学でありますがお釈迦さまのご法話をさせていただきました。みなさんご清聴ありがとうございました。実践(実生活)を通しながらもっと勉強をし、よりわかりやすいご法話(布教)が出来るようにしたいと痛感いたしました。その時のご法話でも少し触れましたが仏陀(お釈迦さま)とは目覚めるという意味なので私たち凡夫だって一日を一生に見立てて布団から起き上がる瞬間に今日も一日、こころさわやか、ありがとうと思うことが出来たなら小仏陀になることが出来るのではないかと思います。せつにその日その日を大事に生かせていただきもし不本意な一日であっても又、次の日やり直すことができると考えれば実に大らかな気持ちになれる気がします。また次の日の朝、目覚めて布団から出る瞬間,さわやかな気持ちで迎えることができるなら、また小仏陀になれるのではないかと思います。嫌なことや失敗があってもこのように何度もやり直すことが出来るんだという大らかな気持ちで日々過ごすことが出来ればと思います。

※写真は和田寺所蔵の涅槃図(江戸中期の作)です。3月いっぱい寺仏堂で公開、おまつりしております。是非お参りください。


委員会開催(1)

2005年03月08日 | 和田寺だより
三月になりました。今日は暖かい一日になりました。本格的な春はそこまで来ているのでしょうか。さて、私的な記述で、はばかりますが一昨日、地元は篠山、ABCマラソンに今年も出走致しました。(法務休ませて頂き申し訳ありません。)何の因果か一昨年、ある事がきっかけで出走して以来止めるに止められなくなってしまい三度目の出走です。今年から大幅にコースが変わり少し楽になったようですが二月にひいた風邪と練習不足の為、私にとっては寒く、つらく、険しい道のりとなりました。何度も歩きながらくじけそうになりながらも数箇所の関門閉鎖をかろうじてクリアーしながら何とか5時間5分で二回目の完走が出来ました。(涙!?)あと5分遅れていれば最終関門閉鎖で記録が出ないところでした。(昨年は十分に練習が出来ていたせいか4時間12分でしたがこれはまぐれ!?)・・・・正直、もうやめてリタイア用のバスに乗ろうと何度も思いましたが友人、知人に今年もまた出ると公言してしまっていた意地もありますがつらいのにやめられない理由は何なんでしょうか?意地?自分(自己)との戦い(挑戦)?不思議ですね。・・・・・考えてみれば人生も楽しいことより明らかにつらいことが多いというのに大半の人はなぜ投げ出さずに困難を乗り越えようとするのでしょうか?その原動力とはなんだろうか?そんなことをふと思いました。しかし、いろいろあるけれどそれでも生きていこうとする。そこが人間の素晴らしいところではないかと私は思います。

さて、三月に入り年度末も近づき、宗教法人和田寺としての会計のまとめの時期になりました。

3月7日(金)ー霊園委員会を開催し「平成16年度霊園部会計の補正」、「平成17年度霊園部会計予算(案)」について協議いただきました。また、報告事項として平成16年度霊園墓地契約者状況の報告を行いました。(平成16年4月~平成17年3月7日現在、36軒)また、今後の課題事項を確認しました。

本日、3月8日ー総務委員会を開催し「平成16年度宗教法人和田寺一般会計の補正」、「平成17年度宗教法人和田寺一般会計の予算(案)」、「平成16年度霊園部会計の補正」、「平成17年度霊園部会計予算(案)」について協議いただきました。その他今後の課題について協議いただきました。

今後の予定としては総代会(全体会)を3月末に開催予定ですが上記内容等を審議いただきます。

※銅板祈願申込枚数が1436枚になりました。本当にありがとうございます。

合掌